バラ科のカンヒザクラです。
台湾と中国南部に分布する早咲きのサクラです。
日本では品種改良のために栽培されて、「カワヅザクラ」の片親として知られています。
台湾などの暖かい地方の木ですが、開花は早く、花色が濃い紅紫色です。
樹高も高木ですが、本州の気候では4から5メートルにしか育たないそうです。
葉は互生する卵形でまわりには細かい鋸歯があります。
花は、紅紫色の花弁5枚が半開きの筒型で、下向きにさきます。
まだ寒い時期にさき、色が濃いので「寒緋桜」と名前がついたようです。
バラ科のカンヒザクラです。
台湾と中国南部に分布する早咲きのサクラです。
日本では品種改良のために栽培されて、「カワヅザクラ」の片親として知られています。
台湾などの暖かい地方の木ですが、開花は早く、花色が濃い紅紫色です。
樹高も高木ですが、本州の気候では4から5メートルにしか育たないそうです。
葉は互生する卵形でまわりには細かい鋸歯があります。
花は、紅紫色の花弁5枚が半開きの筒型で、下向きにさきます。
まだ寒い時期にさき、色が濃いので「寒緋桜」と名前がついたようです。
アブラナ科のミチタネツケバナです。
ヨーロッパから東アジア原産の越年草、近年日本へ侵入して全国に広がっているそうです。
葉は根出し葉がロゼット状にでます、小葉が円形に近い羽状複葉です。
立ち上った茎にも数枚の複葉が出ます。
茎の先には花弁が白色で4枚の小さな花がさきます、雄しべは4本です。
花のあとは莢に入った種子ができ、茎の先端がのびて花がさきます。
2月18日は「タネツケバナ」をご紹介しています。
「タネツケバナ」は日本の在来種です。
写真を比べると分かりますが、ミチタネツケバナの莢は斜め上を向いていますが、タネツケバナは横を向いています。
また、茎全体に毛が少ないのがミチタネツケバナです。
水田の畔に近い湿った場所に「タネツケバナ」があるのに比べて道の方の乾いた場所に多いので「ミチタネツケバナ」と名前がついたそうです。
ツツジ科のアセビです。
本州から四国、九州に分布する常緑の低木です。
高さは1メートルから3メートル、常緑樹で花が長くさくので庭木にされます。
葉は互生する卵形で枝先に集まります。葉は先がとがり厚く光沢があり、縁はなめらかですが葉先側に細かなきょすがあります。
枝先に花枝をのばし枝分かれします、枝に連なって花がさきます。
花は白色下向きに、壺のように口が開き、花弁の先が浅く5枚に分かれます。
花の上部には細長い萼が5本、内部には雄しべが5本あります。
秋に果実が熟すと上を向き5枚に割れて種子を落とします。
葉や花に毒性があり、馬が食べると酔ったようにふらつくことから「馬酔木」とよばれます。
トクサ科のスギナです。
北海道から本州、四国、九州に分布するシダ植物です、畑や空き地、住宅の庭などどこにでも出てきます。
スギナは緑色の茎を立ち上げ、段々に棒状の茎を輪生させます。葉はありません。
春から秋に地上で光合成をおこない、地下茎に養分をためて地上部は枯れます。
春先にスギナとともにのびる胞子茎が「ツクシ」とよばれます。
高さは10センチから30センチ、先端に胞子嚢をもち、節に葉鞘が段々についています。
ツクシの先端で胞子嚢が開くと胞子を放出します。胞子には弾糸とよばれる手をヒトデのように広げて風に乗ります。
胞子は水分がある場所につくとと発芽して、前葉体という葉になります。
前葉体にはオスメスがあり、オスの精子が水分の中を泳いでゆきメスの卵子に受精します。
これが大きくなったのがスギナです。杉の木の葉ににている菜なのでスギナとよばれるそうです。
ツクシは見るからに土の筆ですね。
キク科のオニタビラコです。
北海道から本州、四国、九州に分布する越年草、日当たりの良い土手や空き地で見られます。
高さは20センチから50センチ、ロゼット状の根出し葉の中から花茎が立ち上がります。
根出し葉は細長い卵形、ふちは羽状に裂けます。
花茎は立ち上がり、枝分かれした先に花がさきます。
花の蕾は円柱状の萼に包まれて先は丸くなっています、黄色の舌状花が10個前後集まった花が開きます。
花が終わると花弁は紅黄色になり落下します。
萼は三角錐状になり、種子が熟すと顎が開いてタンポポのような綿毛の着いた種が飛んでゆきます。