マツブサ科のサネカズラです。
関東地方異性の本州から四国、九州に分布する常緑の広葉樹、つる性で近くの樹木に絡まって登ります。
林の縁などで見られます、冬に紅色の実がつくので庭や鉢植えで栽培されます。
葉は互生、先のとがった卵形で縁は波打ち、まばらに鋸歯があり、厚めで光沢があります。
夏に黄色から白色の花がさきます、花弁は8枚から16枚ほどで変化があります。
今の時期は紅色の果実になっています。
花はめしべが多数集まった集合花なので、果実も中心にある球形の花床の周りに球形の果実が多数ついた集合果になります。
名前は実のつく葛なので「実葛(さねかずら)」とよばれます。
茎や葉から取れる粘液は整髪料に持つかわれ、髪を結って美男になるところから「美男葛(びなんかずら)」ともよばれます。