咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

再び・・・映画「夕陽のガンマン」

2015-09-09 21:25:21 | レビュー
 
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 ここのところ、秋雨前線の活発化のためか連日の雨続き。
 時おり、強い雨が降る。
 ちょっとの止み間をぬって、いろいろと用事をしている。
 本日から明日にかけて、小型の台風18号が日本列島を横断するとの予報。
 大きな被害がなければいいけど。
 それ以上に竜巻が多くなっており、こればかりは想定外の被害をもたらしている。
 人間のエゴによる地球温暖化のならしめる業(わざ)であろう。

 ところで、11日(金)は池波狂の当方にとって、嬉しくなるニュースがある。
 最新版の剣客商売スペシャルが放送されるとのこと。
 北大路欣也版の秋山小兵衛
 テレビ画面をところ狭しと無外流の剣が悪を懲らしめる。

 さて、映画の話。
 NHKBSプレミアムシネマ「夕陽のガンマン」を再び見入った。
 1965年製作であるから、50年も前の作品であるが、上手くできており実に面白い。
 いまさら、映画の内容について語ることもないであろう。

 映画界の大御所クリント・イーストウッドの若き日の勇者が見られる。
 マカロニウエスタン主演で一気に名声を高め、勇躍ハリウッドに帰艦し大スターへの道を歩みはじめた。
 
 当時のマカロニウエスタンでは、西武の漢(おとこ)がこれほど似合う人は居ないと思われる共演者も出演している。
 その役者さんの名は・・・“リー・ヴァン・クリーフ”。
 最高に渋い演技と西部劇スタイル。
 男から見ても惚れ惚れする。

 セルジオ・レオーネの演出とエンニオ・モリコーネの音楽に魅了された青春を思い出す・・・。
 日本で公開された頃、大学生であったと思われる。
 マカロニウエスタンに没頭していた頃。

 悪を演じていたジャン・マリア・ヴォロンテもいいね。
 「群盗荒野を裂く」では主演を張っていた。
 この映画も面白い。

 活動的な若き日のクリント・イーストウッドに魅了され、リー・ヴァン・クリーフの渋さに圧倒され・・・。
 最後まで、じっくりと観賞。
 ナイス(夫)





[追 記]~解説~
 セルジオ・レオーネとフルヴィオ・モルセッラのストーリーをルチアーノ・ヴィンセンツォーニとセルジオ・レオーネが脚色、レオーネが「荒野の用心棒」(この時はボブ・ロバートソンというアメリカ名前を使った)についで発表した製作・監督担当の西部アクション。
 撮影はマッシモ・ダラマーノ、音楽はエンニオ・モリコーネが担当した。
 出演クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテほか。
(出典:映画com 抜粋)

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春先から読み始めて・・・「真田太平記」

2015-09-09 19:33:05 | レビュー
 
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 何度目になろうか、春先から読み始めている「真田太平記」(池波正太郎著)の全12巻。
 読書一本に集中できないことから、やっと11巻の“大坂夏の陣”に到達。
 この本を読み終えると、娘が送ってくれた「鎌倉河岸捕物控(全17巻)」(佐伯泰秀著)が待っている。
 時代小説は、池波正太郎先生が最高峰と思っている。
 佐伯泰秀氏の小説は初体験。

 NHK大河ドラマ「真田丸」(原作浅田次郎)の撮影も、真田家発祥の地を中心にスタートしたらしい。
 ただ、ロケの準備段階で、NHKロケハンの協力会社のスタッフの方の思いもよらない事故もあったとか。
 2016年大河ドラマのこともあり、「真田太平記」は念入りに読み込んでいる。

 この小説の中、書き留めたくなるような文体が、あちらこちらにちりばめられている。
 そのうちの一つ、池波小説の神髄であるが、「人間(ひと)は、生まれたときから、死ぬる日に向かって生きている」。
 このことは、いろいろな池波小説群のなかに書き込まれている。
 第11巻の「大坂夏の陣」の章にも書き込まれていた。
 
 真田家に仕える「忍びの者」は、この小説では“草の者”と書き記(しる)されている。
 真田左衛門佐(さえもんのすけ)幸村に付き従う向井佐平次の子が、“草の者”の向井佐助。
 佐平次の妻の叔父・横沢与七は、草の者つまり忍びの者である。
 佐助が幼児のころから、忍びの術を教え込んできた。
 今では押しも押されもしない草の者の若者(31歳)に育っている。
 その佐助が、あることから自らの使命を思いつつ、述懐するシーンの下りが次のように描かれている。

 「幼年のころから草の者として生きてきた向井佐助は、死を怖(おそ)れない。
 『よいか。このことを片時も忘るなよ。忘れてはならぬぞ』
 と、大叔父の横沢与七から、
 『人間(ひと)は、必ず死ぬるものじゃ。死ぬる日に向かって生きているのじゃ』
 何度も、頭の中へ叩き込まれてきた佐助なのだ。
 人間という生きものは、他の動物と同じように、それだけがはっきりとわかっている。
 『その他のことは、何一つ、わからぬものよ』
 横沢与七は、そういった。
 なればこそ、真田家の草の者として、その命を燃えつくしてしまわねばならぬ。
 『迷うな』
 与七老人は、いった。
 『迷えば迷うほどに・・・』
 草の者の[生]は、充実をせぬ」
 (真田太平記・大坂夏の陣 [池波正太郎著] より)

 大詰めとなる大坂夏の陣。
 真田左衛門佐(さえもんのすけ)幸村も、向井佐平次も、その子佐助も徳川軍を相手に最後まで熾烈(しれつ)に戦い。
 壮絶な最期を迎える。

 第11巻から第12巻(霧の峰)、佐助の死が描かれた部分に思わず涙する。(夫)



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