咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

親子で演じた・・「忍者狩り」

2013-02-26 20:57:15 | レビュー
 昨日、時代劇専門チャンネルにて、単純明快な時代劇を何気なくアタマから見ていたら、どこかで見た内容である。いろいろ考えてみると、同名の映画を以前見ていた記憶が蘇った。

 その時の主人公・和田倉五郎左衛門役は、近衛十四郎さんであったことを思い出した。と、なると今回の主役は、その息子の松方弘樹さん。原作者と脚本も同じだから、いわゆるリメイク版を親子で演じた・・・と、いうことか。

 一通り、見終わっていろいろと調べてみると、近衛十四郎さんの主演作は、1964年とのこと。昨日の「忍者狩り」は、その18年後の1982年版となるらしい。

 近衛十四郎さんといえば、一世を風靡した剣豪俳優。その剣さばきが見事なほどであり、いわゆる殺陣は超一流であったように覚えている。もっとも、その当時の役者さんたちは、時代劇がとてもうまく・・・あ、あ、日本人だね。

 その頃の時代劇俳優さん、重心が低く腰が据わっていたからだろう。裏を返せば、最近の時代劇に出てくる若手の俳優さん、背が高く足が長いから腰がうまく据わらないので、見ていてちょっと違和感があるのかも・・・。

 ところで、松方弘樹さんが主人公のこの作品、いつもながら殺陣も立ち居振る舞いも素晴らしいので見ていて安心感がある。でも、若い頃の作品であるから、父の近衛十四郎さんのような渋みのあるところでは・・・一歩譲らざるを得ない。

 なぁ~んて、勝手なことを思いながら最後まで見た。

 筋立ての方は、

 「徳川三代将軍家光の時代、不動の幕藩体制確立のため豊臣恩顧の外様藩取潰しが各地で図られていた。外様である伊予松山二十万石、蒲生家の城主病死により、幼い嫡子の種丸に家督相続を願い出て、将軍家のお墨付が下され、種丸の将軍家初御目見得の儀は六月十日に決った。
 ところが、六月十日までに、幕府は密かに蒲生家取り潰すよう公儀隠密を使って画策。それを阻止しようとする蒲生家の城代家老は、和田倉五郎左衛門などの浪人を雇い上げて対抗・・・」

 と、いたって単純明快な時代劇

 敵方の公儀隠密の頭目・闇の蔵人を成田三樹夫さんが演じていたが、1964年版では、天津敏さんが演じていた。脇を固める役者さんの両名の演技も見ていて楽しい。

 特に天津敏さんの忍者ものとなると、当方が高校時代であったと思うが、大瀬康一さん主演の「隠密剣士」に敵方の忍者役で出演。般若の如き(あっ、失礼ないい方)インパクトのあるすごい役者さん・・・との印象であったことを思い出す。 

 その忍者の頭目であったと思うが、いかにも屈強な忍者であると思って見ていた。

 忍者ブームの起爆剤的なドラマとなった「隠密剣士」、主演・大瀬康一さんのハマリ役であったが、その脇を固めた「牧冬吉さん、小林重四郎さん」などの顔も浮かんできた・・・。

 当方も、このような昔の時代劇を語る古い人間でございます。(夫)





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コメント
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