咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

咲の部屋・・・・中国障害者芸術団『千手観音 ~My夢Dream~』

2010-04-07 22:46:46 | レビュー
 先日、私が住んでいる地元で、中国障害者芸術団「千手観音~My夢Dream~」の公演が行われた。
 以前、千手観音がTVで放映され、あまりにも素晴らしい夢のような舞台に驚き、さらにこの芸術団のメンバーすべてが、障害のある方々とのことで二度驚いた。
 その時、是非ともこの公演を生で観劇したいと思った。

 いつかチャンスがあればと願っていたところ、3年前、娘の方から関西公演の日程が届き、夫と娘の3人でNHK大阪ホールでの公演を堪能。
 この時の感動と感涙は、忘れることのできない素晴らしいものであった。

 今年、こちらの方でも初公演が開催されるとTVで流れ、再びあの感動を味わいたくすぐにチケットを予約。



「2007年“ユネスコ平和芸術家”指定」(出典:中国障害者芸術団 日本公式HP)


 楽しみにしていた公演、主人はとても残念なことに体調をくずした為、大事をとって姉を誘い観劇に出かけた。姉はあまり内容が分かっていなかった様子。でも公演がスタートし次々と演目が披露されると胸が高鳴る感動を味わったよう

 千手観音の演目の素晴らしさは、筆舌に尽くしがたい美しいもので、皆さんに一度は見てほしい公演だと思う。

 幕間(まくあい)には、世界各国での公演のシーン、そして各国の首相、大統領をはじめとした多くの要人の感動の場面、そして多くの障害者の方々に手を差し延べるような取り組みが沢山映し出されていた。

 ところが、なぜか日本の首相などの要人の映像は全くない。
 先進国日本の政府をはじめとした各県の自治体など、これらの人たちへの支援の遅れを垣間見たようである。また、翌日の地方紙などにもこの公演の素晴らしさが取り上げられてなく、1行の記事もなかったことは誠に残念・・・・・花見などの記事ばかり。

 日本は障害者の方に対し優しい国・人ではないのでしょうか・・・


 『この中国障害者芸術団は、団長及び団員104名、芸術監督、舞踏・音楽監督の全員が身体に障害のある人である。

 演目は、独唱、合唱やミュージカル、民族楽器、西洋楽器、電子楽器の演奏、民族舞踊、バレエ、ラテンダンス、モダンダンスや創作舞踊、舞踏劇、京劇など。本当に多数の演目は、芸術性の高いもので観るものに大きな感動を与えた。

 本場中国はもとより、50もの国で公演し高い評価を得ている。そして、2007年「ユネスコ平和芸術家」に指定されている。

 「すべての人の人生は、さまざまである。これはあなたには選ぶことができない。しかし、あなたの人生を違う角度から見ることはできる。人生の素晴らしさに多く目をむけ、そして喜びと感謝のこころをもって、人生の逆境と向き合おう」』(出典:中国障害者芸術団 日本公式HP抜粋)

 まだ、観ていらっしゃらない方があれば、是非ともお勧めの公演ですよ

 私達は一人の日本人として、せめて精一杯の拍手と手を振ることで出演者の皆さんに感動を伝えたかった。

 素晴らしい公演、沢山の感動と、元気を一杯もらいました。ありがとう(咲)
コメント (4)
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