SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

日曜画材研究『アクリルとガッシュの違いを知る』

2017年08月20日 | 一日教室

みなさまこんにちは

本日は日曜画材研究の開催日でした。

 

『画材の特性をまなぶ アクリルとガッシュの違いを知る

講師は渡辺聡先生です。


渡辺聡先生

本日は〈画材の特性をまなぶ〉シリーズアクリルとガッシュの違いを制作を通して体験します。

 

はじめの講義では、まずはアクリルとガッシュの性質の違いの説明がありました。

両者の大きな違いは、アクリルエマルジョンの分量の差です。

アクリルは分量が多く、ガッシュは少ない。それによって、様々な違いが現れます。


アクリル


ガッシュ

 

本日の制作は、同じモチーフをそれぞれアクリルガッシュだけを使って別々に二枚描いていきます。

モチーフ資料は「紙風船」の写真です。


制作開始です。

下描きを二枚完成させ、まずはアクリルで着彩していきます。


先生のデモンストレーションでは、絵の具の混ぜ方や筆の使い方まで、丁寧に解説があります。


ひとまず色の塗り分けができました。

 

アクリルを乾かしている間に、 続いてガッシュによる着彩です。

 アクリルエマルジョンの少ないガッシュは、グラデーションは難しいですが、塗り易さはあります。


二枚の一層目の塗りができました。

ここからの作業が、アクリルとガッシュで大きく異なる部分になってきます

透明感のあるアクリルは、色を塗り重ねると下の色が透けて層になり、その層で色をつくっていきます。

一方不透明のガッシュは、色を重ねると下の色が隠れるため、あらかじめ混色した色を乗せていきます。

紙風船の陰影や、質感も表現していきます。


塗り重ねで表現するアクリル。


塗り分けで表現するガッシュ。


実演指導も交えつつ、一人ずつ丁寧に指導する渡辺先生。

紙風船のフワッとした雰囲気が出てきました

完成です

生徒さんの作品です⇓

上:アクリル、下:ガッシュ


上:ガッシュ、下:ガッシュ

 

絵具の性質によって、絵の表情にも差が出るのが感じられます。

アクリルとガッシュの違い、体感していただけたのではないでしょうか

参加された皆さん、お疲れさまでした

 

 

 

次回の日曜画材研究は・・

9月3日開催

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皆さまのご参加、心よりお待ちしております!

(まりも)

 



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