SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

『物の描き方 初めてのアスファルトと車』

2016年10月02日 | 一日教室

本日は日曜画材研究の開催日でした!

物の描き方 初めてのアスファルトと車』

講師は渡辺聡先生です。


渡辺聡先生

 

風景画を描いたりスケッチをする際に、おそらく誰もが一度は描いたことがあるであろうモチーフ、

「アスファルトと車」が今回のテーマです。

描き方を知ることで普段の制作に活かせる、そんなテクニックを透明水彩技法を通して学びます

 

まずは講義です。車、そして道路を表現するうえで重要なポイントなどを解説


車と道路が描かれた絵が3タイプ並んでいます。

 


午前中は練習として、こちらのモチーフを描いていきます。


まずはアスファルトの表現から。

上下2つの下絵がありますが、上の下絵にはパレット上で混色した色を塗ります。

そして下の下絵には上で使った色と同じ絵具を単色で重ね塗りして表現します。

混色した色と重ねた色ではどう違って見えてくるのでしょう


パレット上で混ぜた色は、狙った色が作りやすいです。

逆に、紙の上で重ねた色は予想がつきにくいですが、単色がところどころに表れて、

その様子が綺麗に感じられます

続いて車の部分を塗っていきます。

先生のデモンストレーションです。

 

車は明暗の差が重要です。

明・中・暗、そして、明暗の段階の境目がはっきりしているところ、またはぼんやり

しているところなど、明暗を描き分けることで立体感が表現されます

 

最後に道路に落ちる影の部分など、最も暗い部分を塗っていきます。

午前中の制作はここまでとなりました。午後はこの練習を活かした小作品制作に移ります。


いつも詳細に解説が書かれた渡辺先生の板書も見逃せません。

 

             昼休憩               

 


午後から制作するモチーフ写真はこちらです。

車の遠近感や光の表現など、午前中のモチーフ写真より難易度が高いように感じます


下描きから始めます。

この制作では写真を平面的に捉え、明暗の変化を塗リ分けていくようなイメージで進めていきます。

写真の細部に捕らわれず、明・中・暗の3段階を意識しながら描いていきます。

複雑な風景写真をそぎ落としながらシンプルな水彩画に仕上げていきます。


先生が一人ずつ丁寧に指導していきます。


構図を自分なりにトリミングして描かれている方も。

鮮やかに街の風景が浮かび上がってきました

最後に先生が一人ずつ講評して回ります。


生徒さんの完成作品

皆さまおつかれさまでした

 

次回は10月16日、『絵の具ハウツー わかりやすい混色・中間色』です。

現在、キャンセルが出たため空席一席あります!

 

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人気講座の日曜画材研究、ぜひご体験下さい!

お待ちしております~

(まりも)

 

 



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