SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

日曜アートセミナー「箔焼き」の効果で表現する『美しく輝く水面』レポート

2017年05月28日 | アートサロン大阪


本日は日曜アートセミナー
「箔焼き」の効果で表現する『美しく輝く水面』
を開催しております。


講師 岡部隆志 先生


今回は、箔焼きによる模様+アクリル着色で作る「水面」です。


まず、砂入りモデリングペーストの下地を施したパネルに
青系のアクリル絵具を濃い目に塗り



アクリル絵具が乾いたら、にかわ で箔を貼っていきます(岡部先生によるお手本)


弱すぎず


強すぎず


微妙な力加減で、やさしく貼っていきます。


多少の失敗をしても岡部先生がリカバー。


全面に箔を貼って乾燥させます。


にかわ が乾いたら、水面の模様を転写。


光の部分にドーサ液を塗って、また乾かし


乾いたら、硫黄を含ませた新聞を挟んで、箔を貼った面をアイロンで熱します。


すると硫黄と銀箔の銀が反応して「焼き色」がつきます。



十分に焼き色がついたら、光の部分にアクリルの白を着色。



だんだんと、水面らしさ が出てきました。


続いて水面の色をアクリル絵具で着色。(箔が透けて見えるぐらいで)


大きく明中暗の三段階の暗さに分けて塗っていきます。


大きく三段階に分けて塗ってから、微妙に明るさが違う所を塗っていきます。


例えば光の白。ところによっては少し青をかけて、明るい水色にしていきます。


全体のバランス優先で、それを壊さないように微妙な調子を更に着色。


ほぼ完成・・・

最後に岡部先生による講評です。


岡部先生
「最初に一番明るい部分(光の白)を入れて、
それ以外の部分を大まかな3段階の明暗で塗り分ける。
水面としての一体感、平面の感じが出ない場合はココを意識してみましょう」

箔焼きの面白さ、下地としての効果、
最後の着色は「観察力」で水面らしさを出す、
その事がよくわかる、充実した内容の一日教室となりました~


サクラアートサロンでは、このような一日教室をほぼ毎週開催しております。
どなたでも参加できますので、お電話かメールで資料請求くださ~い。

(WA)