本日は日曜画材研究の開催日でした
『水彩 色を自在にあやつる-名画の模写「広重」-』
講師は渡辺聡先生です。
名画の模写シリーズ、今回は歌川広重の「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」を描きます!
浮世絵の模写は北斎に続き第2弾となりました。
ゴッホも模写したことで知られる広重の名画、水彩技法でどんな模写作品ができあがるのでしょうか
まずは広重や浮世絵についての講義です。
北斎との比較では、大胆な構図が特徴でもある広重の絵は、北斎に比べてドラマティックであること。
また、この時代の浮世絵が欧米に与えた影響などの歴史的背景の解説がありました
制作開始 まずは先生のデモンストレーションから。
今回の模写では下絵はすでに水彩紙に印刷してあります。
塗り絵の感覚で着彩に集中していただきます
空の青から塗っていきます。
続いて海、橋の背景にあたる青の部分を順に塗っていきます。
初受講の方や初心者の方にも先生が丁寧に指導していきながら、皆さん同時に進めていきます。
モチーフ画像を見ながら細部を確認して塗っていきます。
午前中はここまで進みました
・ ・ ・ ・ ・ お昼休み ・ ・ ・ ・ ・
歌川広重 「京都名所之内 淀川」(部分)
午後からの制作は、まずメインモチーフの橋を塗っていきます。
橋の欄干部分の隙間など、細かい描写が多くなっています。
混色して作った茶系の色で丁寧に塗っていきます。
続いて橋の上の人物も塗っていきます。
こちらも非常に繊細な作業になっています
制作時間もあっという間に過ぎ、仕上げに入ってきました。
ドライブラシで空の雨雲を表現していきます。
線で描かれた雨とドライブラシで描かれた雲がいいバランスで交じり合っています
文字の部分もなぞっていきます。
いい味が出てますね。浮世絵の雰囲気がより感じられます・・
最後に先生が一人ずつ作品を見て回り、終了となりました。
皆さまお疲れさまでした!
生徒さんの完成作品です。
次回の画材研究は9月4日です。
『ゼロからの透明水彩-人物を描く-(肌色をつくる)』
お申し込みはコチラ
※尚、こちらの講習会は只今満席につき、キャンセル待ちでの受付となっております。
当日の様子はこちらのブログレポートをお楽しみに~
(まりも)