本日は
土曜アートベース「風景画 見せ方を本気で考える~sign~」
の、2回目を開催しております。
岡部隆志先生による、日常にありながら 不思議な情景を感じさせる風景画。
今回は岡部先生の制作工程も体験しつつ、
街中にある標識やサインを主役に据えた風景作品の完成を目指します。
岡部先生
「まずは作品全体の色調や明暗バランスを、大きく塗りながら決めていきましょう。」
アクリル絵の具を少し かすらせ気味に塗っていくと、
下地の凹凸と相まって暖かさを感じる質感が生まれます。
岡部先生「大きく塗れたら、中ぐらいの部分で複雑な色味の表現も…」
筆だけではなく、紙やビニールで単色を重ねると、
少し大きな点描のような複雑な色味が出現。
そのように大きな部分から中ぐらいの部分、
中ぐらいの部分から小さな部分へとどんどん描き進めていきます。
最後に標識やサインの部分を描いていきます。
バックとの重なりごとに色味や明るさに微妙な変化をつけていきます。
まだまだ描きたいところですがここでタイムアップ、終了です。
今回は黄金分割を用いた画面構成から、
ざらつきのある下地に かすれた着色でうまれるテクスチャー、
筆以外の物を使った着色などを習いました。
特に下地の効果とビニール袋での着色は、
思いもよらぬ効果を画面にもたらし、
ご参加いただいた皆様にも ご好評をいただきました~
(WA)