SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

日曜アートセミナー「捉える力」

2015年07月12日 | アートサロン大阪

みなさま こんにちは(^^)

本日、アートサロンでは、「日曜アートセミナー 捉える力」が開講されております。

ご指導いただきますのは、高橋雅史先生。

この講習会は、定員を15名と少なめに設定し、「本気で上達したい」という方のための講習会です。

「形」「色」「構図」「空間」などすべての表現は、ものの見方、捉え方になります。

 

今日は、極めてシンプルな木炭で 人物モデルを2日間かけて描いていきます。

まずは、木炭デッサンについてのお話からです。

 

「鉛筆デッサンは、タッチを重ねてトーンを作っていきますが、木炭デッサンは、タッチを重ねても

トーンは作れません」

先生ご指定の木炭デッサンには欠かせないアイテム・・・

 スポンジ、ねり消しゴム、サッピツ、クロス、モノゼロなどの説明からです。

 木炭で描いたところをこのように広げていく道具です。

「サッピツを扱う時に 先ではなく

必ずハラの部分で・・・サッピツは、このように塗り広げたり、グラデーションを作るためのものです」 

「スポンジで押さえることで 木炭が紙の中に入り込んでトーンがなめらかになります。

紙やすりで木炭を削ってできた粉を広げたり・・・」

「クロスは、最強の消しゴムのような役目があります」

 

みなさん、メモを取られたり、「なるほど」、と頷きながら聞かれていました。 

 それでは、モデルさんにご登場いただきましょう 

体のラインが見えやすい着衣のモデルさんです。

「今日は、全体、フォルムを捉えることをやっていきましょう」

 

「頭、胴体、腕 足など、最初は、丸で大まかなバランスをみていきましょう」

 

「注意点としては、最初から髪の毛など細かいところから描かないということです

あまり力を入れて描かないことも大切ですね」

 

大まかな形を取っていきます。 

 

先生も皆さんと一緒に描かれています。

 

先生の工程を見ながら描けるのでわかりやすいですね。

 

 形がとれたら、影をつけていきます。

                                     協力:(株)ケイ・エム・ケイ大阪絵画モデルエージェンシー

ここくらいから、サッピツや、スポンジ、クロスを使いながら進めていきます。

高橋先生による、実技参考です。

サッピツ、スポンジ、クロスの、それぞれの効果がよく分かります。

今回は、はっきりと陰影がわかるように、部屋を暗めにして、どの角度からも

背景に黒幕が来る状態になるようにセッティングしました。

 

背景を暗く塗ることで、人物との奥行が出るようになります。

 

みなさん、黙々と集中して進められています。 

 

 「肌の色との差をしっかりつけてください」 

 

 「この部分にも影をしっかりと・・・髪の毛の部分はこんな風に最後重ねていきます」

 

 など、ひとりづつ、一点ごとに、
「その時にするべき事、注意するべき事」を具体的に指導されて行きます。
 

さて。今日は、ここまで。

続きは、7月26日の日曜アートセミナーで、
背景や、人物の中部~細部に着目しつつ、全体の調整。仕上げに入っていきます。

当日もブログにて様子をお伝えしていきますので、お楽しみに・・・☆

尚、このような一日教室は、会員様以外の一般の方でもご参加いただけます!

みなさまのお越しをお待ちしております。
 

(歌姫)