始まりました!本日の1日講習会「日曜アートセミナー」は大人気のクレパス技法です♪
指導は田伏勉先生!クレパス画の第一人者でいらっしゃいます
それでは先生、本日もよろしくお願いいたします!!
本日のテーマは~古典的なムードで描く~です。
古典的とはどのような表現でしょうか。。。
今日は特殊な溶液を使います、、コツとタイミングが重要だそうでいつもとは違う緊張感??です
「溶液を塗る順番を覚えて帰ってください」と田伏先生・・
参加者の方のほとんどが熱心にメモを取られていましたよ!
作業はいつものように水張りからスタート!本日は小さめのサムホールサイズです
水張りができた方からモチーフ資料の「ザクロ」を転写
画面の上部にザクロを配置し、、ザクロが接しているテーブルの面(余白)を広めにとっています、、
この余白の部分が、本日の“見せ場”となるようですね。。
クレパスで気持ちよく描かれています!
ここまでの作業はいつもと同じ作業ですね~~
微妙な調子はメディウムでクレパスを溶かして筆で乗せていきます。
作品へのクレパスによる着色が出来たら、数種類のメディウムを順番に上塗りし、ドライヤーで乾燥させます。
(※本来は一日おいて、ゆっくり乾かします。)
すると、ガラスが割れたような「ひび割れ」が画面上層に現れて来ます。
完全に乾燥後、さらに油絵具の黒を画面全体に乗せ、
布で拭き取ります!
すると ひび割れの凹部分だけに黒が残り、ノスタルジックな風合いのひび割れマチエルがキレイに出現します!!
メディウムをどれだけ乗せるか、厚くか薄くか、
十分に乾燥しているかどうか、などで ひびの細かさ、割れの深さにそれぞれ違いが生じてきます。
最後にグロスメディウムで全体の調子を合わせつつ、艶出しです。
今回の制作では「描く」以上にメディウムを塗って乾かす作業、「工程」が重視される一日講座となりました。
思い通りのひび割れを作るには、メディウムの扱いを「手で憶える」熟練度も必要なのですが、
偶然に現れるひび割れに、参加したみなさんからは驚きと喜びの声が聞こえる一日教室となりました
(WA)