杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ディノ・キング 恐竜王国と炎の山の冒険

2021年07月03日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2018年12月25日公開 韓国=中国 94分

恐竜王国で最強のタルボサウルス(パパ)と、弱虫な息子の(ジュニア)
炎の山へ連れ去られたジュニアを捜すために旅に出たパパは次々と凶悪な恐竜や巨大生物に襲われる!
一方、弱虫だったジュニアはパパからいつも聞かされていた知恵と勇気をしぼり、仲良くなった仲間の恐竜たちとサバイバルを繰り広げる!!
しかし、そんな恐竜たちの知らないところで、大地の下ではマグマが活発になり、火山大噴火を起そうとしていた―!(内容紹介より)

 

キッズ向け恐竜アドベンチャー作品です。近年、アジア系のCGアニメーション制作が目覚ましい、特に中国が絡むとやたら画は綺麗なんだけど、ストーリーはどうしてもどこかで観たような内容になってしまうという

今作で登場するのは以下のような恐竜やモンスターたちですが、「ジュラシックパーク」でお馴染みの恐竜が登場していないのは、アジアで生息していた種族を主人公に据えているアジアの映画だからですかね

●タルボサウルス:アジア最大&最強の肉食恐竜
●サイカニア:全身トゲのある固い鎧を持つ
●モノクロニウス:鼻に1本の角があるのが特徴で一角竜とも呼ばれる
●パキケファロサウルス:頭頂部が丸く硬い石頭恐竜
●デイノニクス:知能が高く大きな鋭い鉤爪がある小型肉食恐竜
●ズンガリプテルス:中国で初めて発見された翼竜
●オヴィラプトル:2足歩行で頭部には円形のトサカを持つ、通称「卵泥棒」
●カルノタウルス:牛のような2本の角がある
●テリジノサウルス:史上最長の爪を持つ恐竜
●ブロントスコルピオ:最凶巨大サソリ

母を亡くしたジュニアは臆病な性格で、厳しく教育するパパに反発しながらも頼り切っています。ところが、独りで狩りをしているところを5匹の恐竜に襲われ連れ去られてしまいます。助けに来たパパは追跡の途中で川に転落して見失ってしまうの。

気付くと数十匹の子供の恐竜たちが囚われている「収容所」にジュニアはいました。そこで同じタルボのブルーやカルノタウルスのブレード、パキケファロサウルスのダスティと友達になります。ここでは数日おきに何匹かが連れていかれて戻って来ません。とうとうある日、ダスティが連れていかれ、心配したジュニアは翼竜のズンガリプテルスに餌と交換に外の情報を貰います。(この翼竜、愛嬌があってどこか憎めないキャラです)連れていかれた恐竜の子は、山の奥に住むモンスターの3匹の子供の遊び相手として、飽きたら食べられてしまうと聞いたジュニアは皆で逃げ出そうと呼びかけますが誰も同意しません。それでもジュニアとブルーとブレードは脱出を試みますが失敗してジュニアとブルーは捕まってしまいます。

一方、パパのスペックルズは、親友を殺され復讐したいというサイカニアのサイと仲間になります。目は悪いけど鼻の利くサイとジュニアの臭いを辿る途中、ブロントスコルピオに刺されたスペックルズを攫われた娘を探すファングに助けられます。オアシスでは、ブラキオサウルスの卵を奪おうとしているオヴィラプトルを追い払います。スペックルズは息子を助けることしか眼中にないちょっと自己中なキャラ(キングなのでそれも当然?)でしたが、サイやファングと出会ってその性格が少し矯正されるのね 後に崖崩れで塞がれた道をブラキオサウルスたちが恩返しで開けてくれる展開でした。

収容所に辿り着いたスペックルズたちは、見張りを蹴散らし、子供たちは一斉に逃げ出します。ジュニアとブルーもブレードの助けで逃げ出し、途中でダスティと再会します。モンスターの子供たちに襲われたところをスペックルズたちに助けられ、感動の再会!なのですが、友達を助けようと逃げている姿を目撃したパパに「お前は臆病者だ、変わっていない」と非難されるんですね。ブルーたちにそれは違うと指摘されるのですが、そこへモンスターが襲い掛かります。追い詰められた皆を、ジュニアが囮となってモンスターを誘い出し、生き埋めにすることに成功しますが、最後の攻撃を受けたジュニアが投げ飛ばされ倒れて動かなくなります。息を吹き返したジュニアに、パパは今まで辛く当たっていたことを謝ります。そこへ火山の噴火で燃え盛る溶岩とモンスターが迫ってきます。出口が岩で閉ざされ逃げ場を失ったジュニアたちでしたが、ここはスペックルズがモンスターを誘導して壁に穴をあけ、全員脱出することができました。

眼前に広がる豊かな草原の風景はまさに新天地。家に帰るというサイと別れ、ジュニアたちはそこで暮らすことにしたのでしたとさ。

恐竜の王としての強さを息子に求め厳しく接していたパパですが、臆病だった息子への信頼は低かった。 一方、ジュニアもパパに頼ってばかり。ところが、攫われたことでジュニアは自ら考え行動する知恵と勇気を養っていきます。そしてパパの方も自分の一方的な思いで息子を縛っていて、息子を認めていなかったことに気付くのです。

父も子もそれぞれ仲間=友と助け合って生きることを学ぶお話でした。

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