杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ルパン三世

2014年09月03日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2014年8月30日公開 133分

所有する者は世界を統べると言われる秘宝「クリムゾンハート・オブ・クレオパトラ」は光の首飾りと真紅のルビーに別れて二人の人物の手にあった。アジアの闇社会のボスMrプラムック(ニルット・シリチャンヤー)とかつてアルセーヌ・ルパンの相棒だった老盗賊ドーソン(ニック・テイト)。インターポールの銭形警部(浅野忠信)は、彼の集めた泥棒集団ザ・ワークスがドーソン邸に集まるという情報を入手して張り込むが、ワークスの一員であるマイケル・リー(ジェリー・イェン)の裏切りによりドーソンが暗殺され首飾りが盗まれてしまう。実はマイケルはプラムックに騙され操られていたのだ。ドーソンの遺志を継いだルパン(小栗旬)は一つになった秘宝を盗み出すため、次元大介(玉山鉄二)、石川五ェ門(綾野剛)や峰不二子(黒木メイサ)らと鉄壁のセキュリティを誇る要塞「ナヴァロンの箱舟」に挑む・・。


モンキー・パンチ原作「ルパン三世」の実写映画です。アニメはよく見ていたし好きだったのですが実写となるとどうかな?と一抹の不安。でも「るろうに剣心」は配役が合ってたしと期待して鑑賞しました。

キャストの年齢はルパンたち登場人物を20代だとみれば違和感はありません。アニメの銭形警部のイメージと浅野さんでは共通点がないような気がしていたのですが、これが意外とはまり役!というより役者としての資質が素晴らしいのでしょう

逆に小栗君は声優さん(山田康雄、栗田貫一 )の作り上げたルパンのイメージを踏襲するあまり物真似っぽく見えてしまったのが残念どうせなら役を咀嚼したうえで小栗版ルパンを魅せて欲しかったな

玉山=次元のニヒルさと、みたらし団子に食いつく姿や車の上にどっかと座るお馴染みシーンもお茶目で可愛い綾野=五エ門のおとぼけ感はです。

メイサ=不二子は・・・ま、あんなもんでしょ
どうもルパン&不二子はアニメのイメージから自分自身が抜け出せなくて辛口になってしまいます

文句ついでに、山田優のあの出演シーンって必要なの?何サービスですか?
小栗君の微妙な表情は何を物語るのか・・・野次馬的可笑しさはあるけど
それから出演者に外人さん(韓国・タイ・台湾・オーストラリアの俳優)を多用しているのに日本語吹替えってちょっと情けないような。国際色を出すなら主要人物には英語で会話させてその部分は字幕でいいじゃん!と心の中で突っ込んでみました

お話としては楽しめたので、気軽な娯楽作としてはいいんじゃないかと思います
不二子があの人の妹???と驚かされますが、最後はいかにも彼女ならやりそうというオチでした
日本、タイ、香港、シンガポール、フィリピンと五か国でのロケーションも楽しめます。

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