ふつうに海を泳いでいた男性が鮫に襲われて亡くなったのは、2月最後の水曜日、ニュージーランドで一番大きな町、オークランドの中心部からたった25キロしか離れていないビーチでのことでした。
なにも特別な場所で特別なことをしていたわけではありません。ただいつものようにサーフィンをして、ただいつものように沖合200メートルのところを泳いでいただけ。ところが、4メートルもの大きな鮫が噛みついてきたのです。
その昔、ソロモン諸島では、鮫は人間の良き友でした。
浅瀬に呼び寄せられて、少年の手から豚肉を与えられ、
食事がすめば少年を背中に乗せて、大海原を泳ぎまわりました。
遊泳のあとには、少年を元居た場所にきちんと送り届けてくれました。
ニューアイルランドとトンガでは、鮫は、人々の食用となるために、椰子の実のガラガラで呼び寄せられ、人の手で殺されて、食べられました。それは熟練した男たちだけに許された、深海での誇りある仕事でした。
ところで、これは3月14日の「The New Zealand Herald」紙 の記事です。
ここにこんなことが書かれています。
「フカヒレスープは、環境保護のためフカヒレの収集が禁止されたにもかかわらず、オークランドの高級中華料理レストラン『Jade Dragon』でも、『Grand Harbour』や『Crystal Harbour』でもメニューからは消えたものの、お客の要望があればテーブルに運ばれる。」
「国連によれば、世界の鮫の9割はこの100年の間に消滅した。」
~冒頭の写真は映画「The Piano」(ピアノ・レッスン)の舞台となったカレカレビーチです。~
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