Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

海の名前~アンタルヤにて

2016-10-04 22:04:44 | トルコ
土曜日に修理に出したパソコンが明日の夕方戻って来ます、いえ来るはず。
いえいえ来なければ困ります。
最小限の事はiPadでしのいでいますが、やはりメイおばさんはキーボードなしで書くのは
苦手です。写真も全部PCの中。

あまり間が空くのも寂しくて、昔書いたものを載せます。
どうぞよろしくお願い致します。
ーーーーーーーーーーー



エーゲ海、イオニア海、アドリア海
黒海、紅海、ソロモン海
アラフラ海、マルマラ海、カリブ海
南太平洋に地中海

海の名前というのは
どうしてこんなにも蠱惑的なのでしょうか。

行ったことがある海も
まだ行ったことのない未知の海も
その名を祈りのように口にすれば
心がフワリと飛行して
日常から離れます。

そして
なによりも素晴らしいことは
あるいは 何よりも驚くべきことは
たとえ無数の海があったって
それらがみな繋がっていることです。

エーゲ海もカリブ海も
カリブ海も南太平洋も
大きな括り 小さな括りはあったって
みんなひとつの海です。

長距離バスで8時間
アンカラのオトガル(バスターミナル)を朝の10時に出発したバスは
定刻通り18時に 地中海の町アンタルヤに着きました。

太陽も 空も 花も 空気も
季節だって ちがいます。
目の前に 地中海という
大きな海の一部が広がって
私の心を ときはなちます。

ここが一番長い滞在になります。


ご訪問をありがとうございました。
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テロ非難声明とアンタルヤの不釣合い

2015-11-17 23:18:38 | トルコ


「主要20カ国・地域(G20)首脳会議が15日、トルコ南西部アンタルヤで開幕した。パリで起きた同時多発テロを受けて、テロ対策が主要議題に浮上。」

「午後の会議の冒頭、参加首脳らはトルコのエルドアン大統領の呼びかけで、パリのテロやトルコの首都アンカラで先月起きた連続自爆テロなどの犠牲者を悼んで黙祷した。」

「アンタルヤは、地中海に面したトルコ最大のリゾート地。G20会場や首脳の宿舎となる高級ホテルが並ぶ一帯は、フェンスやバリケードで封鎖された。1万2千人の警察官が動員され、厳戒態勢が敷かれている。」

これは、昨日の朝日新聞の記事です。

そして、こちらが一昨年、私がこのブログに書いたことです。

「長距離バスで8時間
アンカラのオトガル(バスターミナル)を朝の10時に出発したバスは
定刻通り18時に地中海の町アンタルヤに着きました。

太陽も空も花も空気も、季節だってちがいます。
目の前に地中海という大きな海の一部が広がって
私の心をときはなちます。


この美しい南トルコの町が一番長い滞在になります。
アンタルヤに来た目的は、地中海で泳ぐことでもなく
買い物でもなければ、ましてや海風の吹き抜けるテラスで
昼日中からエフェスビールを飲むためでもありません(笑)。


アンカラを拠点にしてヒッタイトの歴史をたどったように
古代リキアの興亡をたどるには、アンタルヤから始めなければならなかったからです。

早起きをしては毎日
30度を越す猛暑の中、一日中走り回り、歩き回っています。

ペルゲ、アスペントス、スィデ、
トゥロス、レトゥーン、サントス、パタラ、
ミラ、オリンポス、ファカリス、、、、、、、

訪ねた先々の名前を呪文のように唱えれば
静けさの中に眠る遺跡がよみがえります。

私たちに「今」があるように
3千年も前に生きていた人たちにも「今」がありました。
「今」を連綿と引き継いで私たちの「今」があり
「命」を連綿と引き継いで私たちの「命」があります。

眩しく光る地中海を臨むアンタルヤの町でそんなことを思っています。 
2013年5月 アンタルヤにて」

団結してテロに立ち向かうことを宣言する特別声明を採択するには
およそふさわしくない町です。
いえ、世界中のどこの町だって、そんな声明にはふさわしくありません。
私たちの世界はどこへと向かっているのでしょう。

読んでくださってありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますように。
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「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
11月16日:延々とエンドレス
11月15日:白洲家の食卓~武相荘の海老カレー
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan

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底知れぬ深い悲しみを湛えた英雄ヘラクレス

2013-07-25 05:21:38 | トルコ


昨日お話した「アンタルヤ考古学博物館」で
もうひとつ
しばし立ち止まってしまったものがありました。

ヘラクレスの大きな彫像です。
だって、思ってもみてください。
人っ子一人いない薄暗い部屋の壁際に
こんな御仁がライトを浴びて
苦悶の表情を浮かべて立っていらしゃるのですよ。
立ち止まらずにはいられましょうか。

ヘラクレスと言えば
大神ゼウスを父に持ち、人間であるアルケメーネーを母に持つ
ギリシャ神話の悲劇の英雄です。

いい女と見れば神々だろうが人間だろうが
ちょっかいを出さずにはいられないゼウスの正妻ヘラの
嫉妬と憎しみを買って
すさまじいいじめに遭います。

なんたってまだ赤ん坊の時から
揺り籠に蛇を入れられたり
青年になればなったで呪いの狂気を吹き込まれ
突然自分をコントロールできない発作を起こすようになってしまうのですから。
あげく我が子を炎に投げ込んで殺してしまい
それを悲しんだ妻は自殺という不幸を背負います。

正気に戻れば
その後悔は大海のような苦しみとなって
ヘラクレスをさいなみます。
ヘラの呪いを解くためには
12の難行をくぐりぬける旅に出るしかありません。
手に持つのはオリーブの棍棒です。

まあまあ、立ち向かう敵たるや名だたる怪物ばかりです。
分厚い皮の獅子や9つの頭を持った水蛇
人食いの大猪もいれば、地獄の番犬もいます。

みごと12の難行を通り抜けたヘラクレスは
押しも押されもせぬ英雄となりますが
愛する妻との行き違いから
自らの身体に火をつけて死に至り
それを知った妻も自殺するという
悲しい結末を迎えます。

アンタルヤ博物館のヘラクレスは紀元300年から320年頃の
ローマ時代に作られた
「Herakles Farnese」と呼ばれる
ヘラクレス像のコピーです。
元はブロンズで作られていたと言います。

左の腕に
12の難行のひとつ
自らが射止めたネメアの獅子の毛皮と
それを殴り殺した時に使った棍棒を持って
底知れぬほどの深い悲しみを湛えた顔で
英雄は立っています。

小さなものまで含めたら
およそ60ものコピー(レプリカ)が世界中にあるそうですけれど
「この像が全てのレプリカの中で最も優れている。」
とは、この道の学者の言葉。

全てのレプリカを見ることなどできるわけもない私たちには
ただただ信じるしかありませんけれど
信じたくもなるほどに迫力を放つヘラクレスでした。


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お一人様? お二人様?~アンタルヤ博物館の棺たち

2013-07-24 03:45:29 | トルコ


トルコの首都アンカラからバスで南へ8時間
私たちがゆっくりと時間をかけて滞在したのは
地中海に面した町、アンタルヤでした。

この町については
これまでもポチポチと書いていますので省略しますけれど
地中海沿岸の風光明媚なリゾート地というだけでなく
数々の古代ギリシャ・ローマ時代の遺跡を周辺に擁する
歴史をたどる上でも重要な町なのです。

ここにあるのが「アンタルヤ考古学博物館」です。
旧市街から海岸沿いに走るバスにしばし揺られれば
海に面した道路に向かって
博物館の入り口があります。

近郊の遺跡群から発掘された貴重な品々が
数多く展示されているというのに
いつ行っても人の影もなく閑散としています。

博物館というのは本来
こうした静けさを伴うべきで
何千年もの昔の品々などというのは本来
こうした静けさの中でこそ見るべきだ、などと
妙に納得させられてしまうほどの
静寂です。

ここに
見事なレリーフを施した石棺の並ぶ一角があります。
そしてそこに
たぶんあまり気に留める人もいないと思いますが
不思議な石棺があるのです。

それをご紹介する前に
まずはこちらをご覧いただかなくてはなりません。


この棺は、夫と妻が一緒に入るように作られたものです。
棺の蓋の上に仲睦まじき夫婦の像があります。
当然、いくら仲が良くても共に亡くなるわけでもありませんから
どちらか先に逝った方が先に納められ
連れ合いが入って来るのを待つのでしょう。

ところが
ひっそりと、こんな棺もあるのです。
写真の出来栄えが悪いのですが
ほら、わかります?
並んで作られたはずの顔のひとつが壊されています。
(どうやら夫のようですが)


いったい何があったと言うのでしょう。
二人で棺を作ってから
「死んでからまで一緒になんているもんか!」と思わせるほどの
どんなことが起きたというのでしょう。

かくかくしかじか
古今東西、男と女の仲というものは
わからないものでございます。


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愛乱 愛蘭 いえ アイラン

2013-06-22 22:00:24 | トルコ
 

初めて「アイラン」という音を聞いた時、
メイの頭の中にふわふわ浮かび上がってきたのは
こんな漢字たち

愛乱
愛蘭
愛に乱れたり、蘭を愛でたり
はたまた「パンダの名前?」

何度も聞いているうちに
だんだん音と形が結びついて
「アイラン」と聞けば、すぐにこれが浮かぶようになって
条件反射のワンちゃんみたいに
「アイラン」と聞けば、飲みたくなるまでになりました。

「アイラン(Ayran)」とは、トルコの塩ヨーグルトドリンクです。
手作りのアイランは、見ている前でぐるぐると撹拌されて
それはそれは美しい白い泡が盛り上がります。

馴染むまでにはちょっとかかりましたが、
いったん慣れてしまうと
「塩ヨーグルトドリンク」は
この暑い時期には恰好の清涼飲料にすら思えます。

ふと気づいてみれば
なあんだ、ヨーグルトを使ったお料理って
けっこう作ってきたではありませんか。

ヨーグルトスープとか
キュウリとニンニクとヨーグルトのディップとか
アイランもその延長?

アイランは、ドライブインや、レストランで
泡たっぷりの自家製を出してくれる所も多いのですが
朝早くから夜遅くまで開いてる小さなコンビニのような店の棚にも
こんな形で見られます。


イスタンブール空港のトルコ航空のラウンジにも
保冷庫の中にたくさん並んでいました。

と、ここまで来たら
えっ、本当ですか?
今年の3月19日に、雪印メグミルクが「アイラン」の全国販売を始めたって、、、
知りませんでした。気づきませんでしたよ。

「食事によく合うトルコの定番
 世界三大料理にあげられるトルコ料理
 そのトルコでよく飲まれているのが『アイラン』。
 ヨーグルトと塩の味わいは飲み口も軽く
 毎日の乳酸菌も手軽に。
 甘くないのでお肉料理などの食事におすすめです。」

限られた日本暮しに加えて
ほとんどテレビも見ませんから
時々、スコーンと浦島太郎になってしまうメイです(笑)。



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ヒッタイトへの旅 締めくくり~アラファとハシムのまさかの500リラ

2013-06-21 22:56:39 | トルコ

けっこう長く続いてしまった「ヒッタイトへの旅 実用編」ですが、そろそろ締め括ることと致しましょうか。

私たちの旅のガイドはアラファ、ドライバーはハシムです。
上の写真でもわかるように、二人とも本当に好青年。
右がアラファ、左がハシムです。

この二人と旅をすることになった経緯は
「ヒッタイトへの旅 実用編 その1~車をチャーターする」
を読んでくださいね。
http://blog.goo.ne.jp/aniwania/e/3dea7f3a6d30405a21cee5925e021901

大きなからだのハシムは
ネクタイをきちんと締めて
靴をピカピカに磨いて緊張した面持ちでやってきました。
でもよく見ると、背広とズボンの模様が微妙に違います。

英語ができない分、いつもはにかんだ笑みを浮かべて
ただそこに居るだけで、なんだかとても頼もしいのです。
滑る遺跡の石段では、どこからか飛んできて
「マダム!」と、右腕を差し出してくれたりもします。

ガイド役を買って出てくれたアラファは
ひとたびホテルの制服を脱げば
ハシムとは正反対にラフな服装です。

インターネットで調べてプリントアウトしてきた資料を頭に詰め込んで
時にチラチラと見ながら
車の中でも、下りてからも
一生けんめい説明してくれます。
私たちの質問にも、一生けんめい答えます。

二人の良いところは、決して急かさないこと。
恐ろしく長い時間、立ち止まって遺跡の説明板を読んでいたって
嫌な顔もせず、黙ってじっと待っていてくれます。

歩き始めれば,付かず離れずそそばにいて
助けが必要な時には
ぴたりと寄り添ってくれます。

決してプロフェッショナルではありませんけれど
真面目で、朴訥で、誠実で、とにかく一生けんめいで
最高の二人組だったと思います。

朝から晩まで終日お付き合いしてくれて
ティータイムも、ランチタイムも
車もガソリンも、すべてひっくるめて
500リラ(日本円で約2万5千円)という安さ。
申し訳ないくらいです。

最後にもう一度。
ヒッタイトの遺跡群を回るには、路線バスでは効率が悪過ぎます。
絶対に車をチャーターなさることをお勧めします。

お昼は、博物館のあるチョルムのこんなレストランで

みんな一緒に、こんなサンドイッチをいただきました。
3種類のケバブ(焼肉)が隠れるほどに、たっぷりのお野菜が入っています。


さてさて、このグラスの中の白い液体って何?


相棒はいつも3杯くらいお代わりします。
いえいえ、牛乳ではありません。
これがトルコ名物のアレです、アレ。
その「アレ」についてはまた明日!


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黄泉の国の12神~ヤズルカヤの遺跡

2013-06-20 23:08:41 | トルコ


行きつ戻りつまたトルコです。

ヒッタイト王国の遺跡レポは終わったかのように見えて
実はまだ終わったわけではないのです。
終わったのは、首都があったハットゥシャシュの部分だけ。

ハットゥシャシュに比べらたら小さなものですけれど
ここを忘れたらかなり片手落ちになるでしょう。
それが、「ヤズルカヤ遺跡」です。
場所は、ハットゥシャシュから北東へ約2キロ。

ヒッタイト王国の神々が一堂に会した聖地「ヤズルカヤ」とは
「彫られた岩」という意味だそうですけれど
なるほど、そこは、浮彫りが続く天然の画廊のようです。
なんと83もの神々の姿が見られると言います。

山の神も、戦いの神も、鹿の神も、太陽の神も、月の神も、水の神も、知恵の神も、嵐の神も、農業の神も、収穫の神も、運命の女神も、出産の神も、、、、、、、、、

一見ただの岩のように見えたって
よくよく見れば、ほうら、何かがうっすら見えるでしょう?


こんなにはっきりと見てとれる神様もいます。
嵐の神様の息子、とんがり帽子のサルマが、左手で王様の肩を抱いています。


圧巻はやはりこれでしょうか。
12人の神様たちの行進です。
しかも、ただの神様じゃないんですよ。
冥土の神様たちです。
みそぎの儀式の際に、呪いを避けるために黄泉の国から呼ばれます。
この神々もとんがり帽子をかぶっています。

まるで小人の行進のように可愛らしくて
メイにはそんな怖い神様方には見えませんでしたが。

モノトーンの遺跡を彩るのは
ここでもまた、こんな可憐な野の花たちです。



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遺跡に咲く花

2013-06-12 23:45:47 | トルコ
初めて人が住みついたのは
今から4000年以上前だという
それからいくつもの戦いがあり
何人もの王が君臨し
神々は神殿に祀られて
たくさんの祈りが捧げられ
人は死に
人は生まれ

いくつもの悲しみと
いくつもの喜びが
たがいちがいにやってきて
人は命を次の者に託すために
短い時間を走り抜けた

ひっそりとした遺跡に咲く 野の花たちは
いったいいくつの人生を見てきたのだろうか
季節の移ろいと共に
枯れたり 芽吹いたり 花開いたりしながら
どんなに長い時を過ごしてきたのだろうか

目の前をふーっと
風に乗って 綿毛が飛んでいく
その何と言う軽やかさ

★★★★★

以下は、遺跡の中で出会った数々の野の草花の中から「自己流メイ流ランキング ベスト5」です。

第一位:よく見てください、クマンバチが一生懸命蜜を吸っています。


第二位:まるでアザミの蕾のような


第三位:緑と赤の美しさ


第四位:ひっそりと咲く可憐な白です。


第五位:時にはこんな華やかさも


特別賞:花ではありませんが、立派に遺跡の住人です。


番外賞:



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ヒッタイトへの旅 実用編 その6~王の門?戦士の門?サルマ神の門?

2013-06-11 23:25:27 | トルコ
こんにちは、メイです。
梅雨入り宣言から早2週間がたちますのに、なかなか雨らしい雨も降らない東京です。
でも、今日は少しばかりお湿りがありました。本当は雨上がりのクチナシの香りについて書きたいところなのですが、、、、

ヒッタイト王国の首都、ハットゥシャシュの遺跡群への旅を終わらせてしまわねば。
と、いうわけで、最後の今日は「王の門」です。


「ライオンの門」「スフィンクスの門」と逆時計回りに歩いてきましたけれど、次に控えるのは「王の門」です。「王の門」などと言うと、さぞかし立派なものに思えますけれど、見どころとしては「ライオンの門」「スフィンクスの門」には劣ります。だって、くっきり鮮やかなレリーフはダミーなんですもの。紀元前の本物と比べれば、やはり風格負けですね。本物はアンカラのミュージアムに安置されています。加えて言えば、これは王様ではなく、戦士であることが後になって判明したそうですから、「王の門」は、実は「戦士の門」なのです(笑)。

とは言いながら、、、、、

別の文献には、裸足で門の内側を向いたこの男性は、嵐の神テスプと太陽の女神ヘパトの息子、サルマ神ではないかと書かれています。
となれば、、、、、

この門は「王の門」でもなく、「戦士の門」でもなく、「サルマ神の門」?

いずれにしても、この門もまた、漆喰は使わずに、石をきっちりと積み上げるだけで作られています。都の周辺には、建設に必要な良質の石材が豊富にあったそうですから、腕の良い石工たちもたくさんいたのでしょう。

もう一か所、ヒッタイト文明をたどるには忘れてならぬ聖域「ヤズルカヤの遺跡」があります。ハットゥシャシュのように大きく広がってはいませんので、それほど時間はかかりませんが、それでも1時間はほしいところです。83もの神々のレリーフが並ぶ一角は、まるで小人たちが行進する別世界に入り込んでしまったようです。この遺跡についてもまた近いうちに、、、、、

「ヒッタイトの旅~ハットゥシャシュの遺跡」に、長らくお付き合いくださいましてありがとうございました。
明日は、遺跡に咲く花々の写真を載せます。
ぜひ見てくださいね。


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ヒッタイトへの旅 実用編 その5~スフィンクスの門と地中の門

2013-06-10 23:33:18 | トルコ


早く周りりきりたいハットゥシャシュの遺跡ですが、困ったことにまだいくつかお話ししたい場所があるのです。短めに切り上げますので、もう少しだけお付き合いいただけますでしょうか。

ライオンの門を過ぎて、さらに時計と逆回りに歩いて行けば、次の見所はスフィンクスの門と地中の門(イエルカプ)と言う長い地下道です。

城壁の最高地点に立つ小さな門には、かつて二組のスフィンクスが置かれていたといいますが、ギリシャのパルテンノン神殿の大理石がなぜかロンドンの大英博物館にあるように、ここにあったはずのスフィンクスは、イスタンブールとベルリンの博物館に展示されているとのこと。けれども、一体はちゃんと、元の場所に残っています。

博物館や美術館で守られているのと違い、何千年もの日々を自然の中で送ってきたスフィンクスは、破損もだいぶ進んでいます。けれども、ライオンと同じように優しい顔をしているのがわかります。羽の模様はかなりはっきりと見て取れます。

このふんわりした和み系の姿もまた、ライオンの門のライオンたちと同じく、魔除けの役割を担っていたというのですから、当時の「魔」というのはいったいどんな弱気な奴だったのかしら、と思ってしまいます(笑)。

スフィンクスの門の下の土手には、ずっと先に小さな光が見えるトンネルのような地下道があります。その長さは71メートル、一番高い所で天井は3メートルに達しますが、いったん足を踏み入れてしまえば、2メートルだろうが3メートルだろうがほとんどわかりません。だって、本当に暗いのですもの。途中で怖じ気づいて戻りたくなるぐらいに。

でも、どうぞ頑張って出口まで進んでくださいね。抜けた所に待っているのはため息が出るほどに素晴らしい景色ですから。

ほうら、ね。



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