Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

虹を渡って向こうへと

2015-06-30 11:50:48 | シアトル


「Over the rainbow」は、とても好きな曲です。
とりわけ、18年前に38歳の若さで虹の向こうへと旅立ってしまったハワイの天才的歌手「IZ」の歌う「Over the rainbow」はとてもとても好きです。

お葬式にはこの歌を流してほしいと、実は早々と遺書にも書きました。
ほかにはまだ何にも書いていませんが(笑)。

今回のハワイでも毎日のようにこの歌を聞いていました。
どこからともなく流れてくるのは「IZ」のCDでしたし

プールサイドテーブルのステージの上では、生演奏で「IZ」のコピーが流れてきました。

虹は、ハワイ州のシンボルでもあります。
車のナンバープレートには虹がかかっています。


もともとは、1939年の映画「オズの魔法使い」の中で、主演のドロシーを演じた美少女「ジュディ―・ガーランド」が歌った歌でした。
それが幾多のアーティストによって歌い継がれてきました。

23日の火曜日から昨日28日の日曜日まで、ここシアトルは「プライド・ウィーク」と呼ばれる特別な週でした。今年で41年目になります。最終日の昨日、ダウンタウンでは「A Lifetime of Pride」と言うテーマのもとにパレードが行われました。

私は生憎とお客様をお迎えする準備で忙しく、パレードを見に行くことができませんでしたが、レズビアンの人たちがハーレーに乗って先陣を切り、その後に200ものグルーブが続いたそうです。

「プライド」とは、ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーの人たちを支援するイベントなのです。そうしたイベントが長い間シアトルで開催されて来たというのは、いかにもシアトルらしい「自由」を感じます。そして、ますますこの町が好きになります。誇りに思います。私たちのゲイの友人も、シカゴからこのイベントに参加するためにやってきました。

そんな「プライド・ウィーク」に先立って、この町が実に面白いことをし始めました。
キャピトル・ヒル一帯、11か所の横断歩道に虹をかけてしまったのです。「Over the rainbow」(虹の向こう)には自由な世界があることを伝えたかったのでしょうか。

キャピトル・ヒルは私たちの家からもすぐの所です。
今日も私は虹の上を歩いて向こう側に行きました。

11の横断歩道を虹にするのにかかった総額は6万6千ドル(約800万円)だということです。

無駄づかいと非難する人たちもいることでしょうが、多くの人たちに「虹の向こう」へ渡らせる勇気を与えようとするシアトルの町は、やっぱり素晴らしいと思うのです。

虹の横断歩道を渡りながらこう呟いた25歳の青年の言葉が6月24日の「The SeattleTimes」で紹介されています。

「You can’t spread hate-----spread love instead.」
(憎しみを広げることはできないけれど、愛を広げることはできる。)

心深くしみいる言葉です。
けれども、メイおばさんには、何度渡っても腑に落ちないことがひとつだけあります。
この虹の横断歩道、どう数えても6色しかないのです(笑)。


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6月30日:大人気の手巻き寿司ディナーは手間いらず
6月28日:ゲストディナーのコツ
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コケコッコーとクックアドゥールドゥ

2015-06-28 22:06:30 | 言葉
カウアイ島ではあちこちにニワトリがいました。
もうまるで人と共生しているかのように
ごくあたり前にいるのです。


あんまり当たり前すぎて誰も気にも留めません。
ニワトリの方も人を気にも留めません。


ホテルの敷地内にも
ビーチにも
標高1253メートルの渓谷にも
ごく当たり前にいるのです。


一匹オオカミ、いえ一匹ニワトリだったり
夫婦だったり
子連れだったり。


夜の闇がだんだん解けて行って
朝がやってきそうになると
あちこちでみんなが騒ぎ始めます。

コケッコーコー
コケッコーコー

一昨年行っていた南太平洋ポリネシアの
ラロトンガ島でもそうでした。


いつだって薄明りの中のコケコッコーで
新しい一日が始まりました。

でもこれ
一緒に聞く夫には「クックアドゥールドゥ」と聞こえるそうです。
「コケコッコー」などとは逆立ちしても聞こえないそうです。

でもこれ
私にはどうやったって「コケコッコー」としか聞こえません。
「クックアドゥールドゥ」などとは逆立ちしても聞こえません。
(もっともメイおばさん、逆立ちなどできやしませんが。)

スペイン人の友だちは「コッコロコー」だと言いますし
ギリシャ人の友だちは「ココリコ ココリコ」だと言いますし
イタリア人の友だちは「キッキリキー」だと言います。

おんなじニワトリさんなのにどうしてでしょう。
どうして私たちの耳には「コケッコーコー」なのでしょう。

言葉を覚え始める頃に
当たり前のように刷り込まれた音に
私たちの耳は、「思い込み」とも言いたいほどに
とことん忠実なようです。

どれだけ長くアメリカで暮らしたら
私のニワトリは「クックアドゥールドゥ」と鳴いてくれるのでしょうか。

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マウスがひとつ マウスが二つ

2015-06-27 10:10:31 | 言葉

今日のシアトルの天気はピカピカの晴れマーク。
ついでに言えば、明日の土曜日も日曜日も月曜日も火曜日も晴れマーク。
今日の最高気温は86度(摂氏30度)
最低気温は63度(摂氏17度)です。

東京のように湿度が高くないせいでしょうか。
歩いても汗をかくことはありません。
ただ、日に焼けるのが気になります。

部屋の中にいたってこんな具合。
もう6時半ですが、あまりに眩しくて薄い方のシャッターを下ろしました。


町を歩く時には日傘でもさせればいいのですが
なぜかさしている人はひとりも見当たらないものですから
変なところで気弱なメイおばさんたらついためらって、、、、、

それでもワシントンDCで勇気を出して日傘を広げていたら
何人もの人に声をかけられました。

「Excuse me.
 その傘、どこでお買いになったの?
 いいわねえ。」

その時、マジに思いましたよ。

「ここで日傘売ったら売れるかも!」と。

けれども、根っから「商売っ気のない」メイおばさん
思っただけでやりませんでしたけれど(笑)。

その代わり、義妹やら親しい友人やらに
折り畳みの日傘を日本から持ってきてプレゼントしたのです。
みんなとても喜んでくれましたが
なぜでしょうかねえ、日傘をさして歩くには今一勇気が足りないようなのです。

これをお読みになった「商売っ気のある」皆さま
紫外線が肌に与えるダメージは
一頃に比べればだいぶ浸透してきましたから
日傘のお店、アメリカで開いたら大成功するかもしれませんよ。
たいして場所もとりませんしね。

メイおばさん、お手伝いぐらいはできるかもしれませんから
その節にはどうぞご連絡くださいね(笑)。

最後にまるで関係のないことを。

昨日、ダウンタウンの「TARGET」にPC周りの備品を買いに行きました。
マウスパッドと予備のマウスとメモリースティックとマルチコネクター。

東京にもDCにもたくさんあるマウスパッドが
なぜかこのシアトルの家にはなかったのです。

ところで、つい「マウスパッド」と呼んでしまいますが、

「Where can I find a mouse pad?」とお店のお兄さんに聞いたら
「Ah, mouse mat is ……..」と言われました。

そうでした、マウスパッドはマウスマットなのでした。
もうひとつ面白いことはこれ!

マウスパッドいえマウスマットの台紙にこんなことが!



BASIC MOUSE MAT
●Works with ALL mice

たしかにネズミはマウスでも、ネズミたち=ネズミの複数形はマイスでしたね!!

今日はちょっと忙しい日でした。
この週末はもっと忙しくなります。
けれども、時によっては「忙しさ」から元気をもらったりもしています。
ありがたいことです。

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6月26日:マカダミアナッツベスト5フレーバーは?
6月25日:マカダミアナッツ14種類の味
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私のアイランドリビング~忘れねばこそ

2015-06-26 03:48:55 | ライフスタイル
「忘れねばこそ思ひ出さず候」

これは江戸の芸者さんの言葉。
そんなことを日本にいる時の新聞記事で知りました。

今も心の中に留まった思いは過去へと流れ去ることもない。
だから思い出すこともない。

たとえ意識はせずとも通奏低音のように流れ
それがあるから自分がある
と思えるようなもの。
誰からも見えないそんなもの。

それが私にとっての「アイランドリビング」です。
それは昨日ご紹介したような
美しい家の守られた暮らしではなく
むしろ不便で、時に危なく、貧しい生活です。

ある時代、そうした場所でそうした暮らしをしていたことがあります。
一年が雨季と乾季だけの季節
雨季の雨は島をまるごと豊かに包み
雨上がりの光を神々しいほどに輝かせ
木々を育て、滝を育て、川を育て、海を育て
島中を花の香りでいっぱいにして
私たちの心を育てました。

洗濯機もテレビも冷蔵庫もない暮らしは
だからと言って何の不便もなく

当然ながらパソコンもなく、電話もなく
繋がりは足といつ届くかわからない手紙と電報。

けれども私たちの心はしっかりと結ばれ
分け与え、分かち合い
あきらめることは潔くあきらめて
良き思いに感謝をしながらつつましく生きていました。

だから今だって
私はこんな緑の中の

こんな家で

パパイヤの苗木を育て

椰子の実と

タロイモと

パンの実と

バナナの実りを仰ぎ見て

雨上がりのジンジャーの香りに包まれ

イランイランが黄緑色の地味な花を咲かせれば
それを少しだけいただいて愛しい人の頭にのせる花輪を作る


そんな暮らしに再び戻れたら
と、もう決して叶わぬ想いの中で
数多の便利さに甘やかされながら
思い出す必要もない私の「アイランドリビング」と共に生きています。

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6月24日:ロコモコ登場!
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アイランドリビングはお好き?

2015-06-25 01:53:39 | ハワイ
「アイランドリビング」(島暮らし)へのお誘いがありました。
場所はハワイのビッグアイランドこと「ハワイ島」。
東のコナ側です。

具体的に言えば、開発中のエリアのモデルハウスを見ることです。
そして率直な感想を伝えること。
夫の旧友がここの開発に当たっています。

フォトツアーでご一緒くださいますか?

玄関です。


猫ちゃんがお出迎え。


リビングルームに入ります。


「ラナイ」と呼ばれる外テラスが付いています。


外からの光が眩しすぎるので、木のブラインドを下ろしました。


寝室は3つ。
それぞれにデザインもインテリアも違います。
そしてそれぞれにラナイが付いています。


もちろんそれぞれにトイレとバスと
大きなクローゼットも付いています。

一番大きなマスターベッドルームはこちら。


みんなで使うプールが二つ。


敷地内のセキュリティーは完璧に保たれています。
ゲートの中に入るには暗証番号を押さなければなりません。

一見どころか、二見も三見も憧れの「アイランドリビング」に見えますが
それは単なる外側の話。

さてこの心地よい気候の、美しい場所の、広く美しく快適で安全が守られた家で
いったいどう暮らし、何を考え、何をする?
それがしっかりしていなければ、どんな所に住もうと同じです。

「何にもしないでいい幸せ」には賞味期限があります。
いつかは「退屈」と同義語になる日も来るでしょう。

それに私にとっての「アイランドリビング」とは
こんな風に守られて、こんな風に美しく、こんな風に快適そうな家に住むことではありません。

メイおばさんの「アイランドリビング」への回帰と憧れについてはまた明日。

そうそうご報告をしなければ。
一昨日、「First day of summer」(夏の最初の日)と呼ばれる夏至(Summer Solstice)の夜にシアトルに帰ってきました。
この心躍る町でもまた、名実ともに夏が始まりました。
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6月24日:ロコモコ登場!
6月23日:「ジャンボシュリンプのビール煮」のレシピです。
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あこがれのハワイ航路

2015-06-23 11:04:39 | ハワイ

は~れた空~ そ~よぐ風~
この文字についメロディーがついてしまう貴方

ひとりデッキでウクレレ弾けば
歌も懐かしあのアロハオエ
ああ あこがれのハワイ航路

のあたりで、なんとなくノスタルジックになってしまう貴方
ハワイは憧れでしたか?

昭和23年の歌だと言いますから
リアルタイムで知っているわけではありませんが
はい、メイおばさんもすぐにメロディーがついてしまう組です(笑)。
そして憧れていた組です。

一昨日のハワイの新聞によれば
州知事が日本の関係者との折衝から帰ってきて
日本からハワイへの航空便が
近い将来、6都市からの
合計一日19便になるだろうことを発表したそうです。

日本はハワイにとってトップ市場であり
もし19便が叶えば、日本からハワイ諸島への訪問客は年間1500万人にも上り
彼らがハワイで消費する額は年に約25億ドルになるだろうとのこと。

25億ドルと言えば3100億円近く。
計算違いかと思っちゃいましたよ。

とらぬ狸の何とやら、かもしれませんけれど
おたがいにとって良い関係が生まれるといいですね。

日本からの旅行者には
単なる「憧れのハワイ」ではなくて
長い歴史も文化も知った上での
あるいはそうしたことを学ぶための
良い旅ができるといいですね。

その気になれば
ここは様々な意味で
良くも悪くもなかなか面白い島だということが
旅を重ねるごとにわかってきました。

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6月22日:ハワイのココナッツシュリンプと南部のビールシュリンプ
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今やみんな英語です!それにしても、、、、

2015-06-22 08:33:23 | 言葉

アロハ!
メイおばさんです。

こちらの時間で昨日の金曜日
「Honolulu Star-Advertiser」という地元の新聞で
ちょっと面白い間違いを見つけちゃいました。


読んでくださっている皆様に
まずはこんな「English from Japan」という
日本についてのクイズをお出し致しますので
ちょっとやってみてくださいな。

大学一年生レベル、大学院レベル、博士課程レベルと3段階
全部で9問あります。

「English from Japan」というタイトルが示すように
答えはみんな、今や英語として定着している日本語です。
問題自体が???なものもありますが、できるかな(笑)。

一年生レベル
1. 伝統的な長い丈のローブのような衣装は何?
2. お米から醸造するアルコール飲料は何?
3. 数字を書き込んでいくパズルは何?

大学院レベル
4. 外側が布で、中に綿やウールがつまっている平たいマットレスは何?
5. 小さくて持ち運びができる炭のグリル(焼き網)は何?
6. 芸術的な紙折りは何?

博士課程レベル
7. 5つ、7つ、5つの文節でできている詩は何?
8. 花を飾る技(わざ)は何?
9. 毒のあるふくらんだ魚の肉は何?

言わずとしれた答えは次の通りですが
ねえ、明らかにひとつ間違っていやしません(笑)?

1. Kimono
2. Saki
3. Sudoku
4. Futon
5. Hibachi
6. Origami
7. Haiku
8. Ikebana
9. Fugu

それにしても、今やこれらがみんな英語として使われているなんて!!!
それにしても、なぜハワイで「Hibachi」を覚える必要があるのかしら???
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「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
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6月22日:ハワイのココナッツシュリンプと南部のビールシュリンプ
6月21日:アメリカ国内線の機内食
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同じ方向を見ていたいね

2015-06-21 02:23:49 | メイの教訓

朝でも
昼でも
夜でも

飲むものは違ったって
すわる椅子は違ったって

見つめ合うよりも
同じ方向を見ていたいね
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「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞこちらも覗いてみてください。
6月20日:スエオカのぷりぷり海老バーガー
6月19日:懐かしの味の素に再会
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アホウドリが旋回する場所~キラウエア灯台

2015-06-20 03:51:04 | ハワイ


「To the lighthouse」というヴァージニア・ウルフの難解な小説がありました。
「ありました」などと過去形で言うのは
どうにも読み解くことができなくて苦労をした苦い思い出があるからです(笑)。

この小説の邦訳名は「灯台へ」。
そしてこれを日本語に翻訳した方は
私が大学に入って意気揚々と臨んだ最初の英文学の授業の先生でした。

あの時もかなり苦労をしました。
先生がテキストにしたのは「To the lighthouse」ではなく
同じくイギリスの作家、イーヴリン・ウォーの
「The loved one」という遺体を扱う不思議な小説でした。

けれども、どちらの小説にしろ
題名を唱えるだけで、なんと言ったらいいのでしょう
たとえ辞書を引き引き苦労はしようとも
英語の小説を英語で読むことで
一生懸命背伸びをして大人になったように感じた
青春時代のあの心のときめきと
あの高揚感がよみがえるような気がします。

以来、灯台があると聞けば
どこにいても「To the lighthouse」、「灯台へ」と足を向けたくなります。

そんな理由は脇に置いても、灯台は大好きです。
世界のいろいろな所で灯台を見てきました。
観光名所になっている灯台もあれば
いまだに暗闇に灯をともして船を導いている灯台もありました。

らせん階段を上まで登れる灯台もあれば
ただ下から仰ぎ見るだけの灯台もありました。

昨日私たちが訪れた灯台は
ここカウアイ島、北の海が広がる小高い丘に立つ
美しい灯台でした。
その名を「Kilauea Lighthouse」(キラウエア灯台)と言います。

とにかく島の海岸線、56号を逆時計まわりに走ってください。
この島は道がぐるりと繋がってはいませんから
時計回りに走ったら突き当りになってしまいます。

逆時計回りに走ってもそれはそれは美しい終点に行き当たるのですが
灯台はその手前にあります。
56号から海へと繋がる細い道を曲がります。

私たちは最初は標識を見逃してしまい
どこまで行っても姿を見せない灯台にあきらめかけましたが
もしやと思って戻ったところに、標識を見つけました。

それでも灯台は最後の最後まで姿を現しません。
本当にこの道でよかったのだろうかと
人の姿も車の姿もない緑一色の道で不安になります。

それだけに、いきなり目の前に現れた時の圧倒的な美しさは必見の価値があります。

この灯台は1976年に任務を終えましたが
今でもたくさんの篤志家たちの志で
昔の誇りある姿を私たちに見せてくれています。
今年で102歳を迎えました。

この灯台のさらに素晴らしい所は
この一帯が海鳥たちの自然保護区になっていることです。
毎日、何百羽もの鳥たちが崖の斜面で羽を休めては
飛び立ち、また戻ります。

真っ青な海と白い雲、眩しい太陽を背に
灯台の周りをほとんど羽も動かさずに大きく大きく旋回する鳥たちの姿は
いつまで見ていても見飽きることがありません。


とりわけここは「Albatross」(アホウドリ)の繁殖地として知られています。

特にこの時期は、遠目にはまるで白い花が斜面に咲いているかのように
たくさんの「アホウドリ」たちが見られます。


灯台へと歩く道の途中の何か所かにこんな標識を見つけました。


BIRDS ONLY
Beyond This Sign
(この先、鳥以外は入るべからず)


空港からなら車で1時間半ぐらいでしょうか。
ぜひ海を右手に逆時計回りに走ってみてください。
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よろしかったらどうぞこちらも覗いてみてください。
6月18日:懐かしの味の素に再会
6月17日:ファーストフード店のサイミンですが、、、、、
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居住用と休暇用~暮らしの形

2015-06-19 03:26:35 | ライフスタイル


ハワイ島ではコンドミニアム暮らしでしたから
キッチンで料理をすることもあれば
洗濯機をまわすことも、掃除をすることもありましたが
ここ、カウアイ島ではホテル暮らしです。

ビジネスホテルではなくバケーションホテルですから
当然ながら毎日いろいろなプログラムがあって
それらに参加をしていれば外に出かけずとも
退屈をすることもないかもしれません。
今だって早朝のビーチヨガが行われています。


ここで出会う人のほとんどはアメリカ人で
私たち日本人と違うのは
「2週間で○カ国を周る」型の旅ではなく
「2週間一か所にいてのんびりと、時には退屈をする」旅を
楽しんでいることです。

夫のいつもながらの放浪型将来計画に
内心は「またですか」とあきれながらも夫唱婦随で付き合って
ハワイ島でも、ここカウアイ島でも
建築中の家やモデルルームを見ています。

まずどこでも最初にされる、とてもハワイらしい質問は

「Residential homeですか?
 Vacation homeですか?」

つまり、居住用か休暇用か、というライフスタイルについてです。

昨日訪れた南のリゾート地「Poipu(ポイプ)」では
まだ整備もされていない土地に骨組みしかない家々
ここに庭園ができて、こことあそこにプール、そして、、、、
どう説明されてもイメージが浮かんでこない場所
しかも、「全部が完成するのは5年後の予定です。」という場所が
すでにして良い区画から売れ始めています。

一番小さなユニットでも65万ドル(8千万円)ですから
楽園ハワイの不動産事情が垣間見えるというものです。

聞けば、1割が土地の人で、残る9割は主にアメリカ本土の人たち。
2割が「Residential(居住用)」で、8割が「Vacation(休暇用)」。

案内役のショーンが自信ありげに言いました。

「でもね、住み始めればきっと気に入って、休暇用が居住用に変わってこの割合も変わると思いますよ。」

ホテルに戻って感想を訪ねる夫に、「問題外」という新しい日本語を教えました(笑)。

メイおばさんは思っています。
所有できるかどうかは別の問題として、「所有」をすればするほど人はだんだん縛られて、心配ごとも多くなって、不自由になっていく、と。若い時ならまだいいけれど、これだけ年を重ねたならば、そして今後ますます重ねていくのだから、身も心も身軽に自由でいるほうがずっと快適ではないかしら、、、、、と。

同時にメイおばさんはこうも思っています。
「ここに住んで、こんな暮らしをしたらどうだろう」と考えるのは
きっといくら年を取ろうが変わらない夫の趣味のようなもの。
もしかしたらひとつの「先へ向かう力」なのではないかしら、、、、、と。

ま、あまり水をささずに、一緒に想像を楽しんで、最後に一言いいましょう。
「問題外!」(Out of the question!)と。
これってもしかしたら婦唱夫随?

さて、だいぶ明るくなりました。
ニワトリが鳴き続けています。
今日は島の北端まで車を走らせます。
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6月17日:ファーストフード店のサイミンですが、、、、、
6月16日:ふらりの出会い~三色フリッター
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