「Over the rainbow」は、とても好きな曲です。
とりわけ、18年前に38歳の若さで虹の向こうへと旅立ってしまったハワイの天才的歌手「IZ」の歌う「Over the rainbow」はとてもとても好きです。
お葬式にはこの歌を流してほしいと、実は早々と遺書にも書きました。
ほかにはまだ何にも書いていませんが(笑)。
今回のハワイでも毎日のようにこの歌を聞いていました。
どこからともなく流れてくるのは「IZ」のCDでしたし
プールサイドテーブルのステージの上では、生演奏で「IZ」のコピーが流れてきました。
虹は、ハワイ州のシンボルでもあります。
車のナンバープレートには虹がかかっています。
もともとは、1939年の映画「オズの魔法使い」の中で、主演のドロシーを演じた美少女「ジュディ―・ガーランド」が歌った歌でした。
それが幾多のアーティストによって歌い継がれてきました。
23日の火曜日から昨日28日の日曜日まで、ここシアトルは「プライド・ウィーク」と呼ばれる特別な週でした。今年で41年目になります。最終日の昨日、ダウンタウンでは「A Lifetime of Pride」と言うテーマのもとにパレードが行われました。
私は生憎とお客様をお迎えする準備で忙しく、パレードを見に行くことができませんでしたが、レズビアンの人たちがハーレーに乗って先陣を切り、その後に200ものグルーブが続いたそうです。
「プライド」とは、ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーの人たちを支援するイベントなのです。そうしたイベントが長い間シアトルで開催されて来たというのは、いかにもシアトルらしい「自由」を感じます。そして、ますますこの町が好きになります。誇りに思います。私たちのゲイの友人も、シカゴからこのイベントに参加するためにやってきました。
そんな「プライド・ウィーク」に先立って、この町が実に面白いことをし始めました。
キャピトル・ヒル一帯、11か所の横断歩道に虹をかけてしまったのです。「Over the rainbow」(虹の向こう)には自由な世界があることを伝えたかったのでしょうか。
キャピトル・ヒルは私たちの家からもすぐの所です。
今日も私は虹の上を歩いて向こう側に行きました。
11の横断歩道を虹にするのにかかった総額は6万6千ドル(約800万円)だということです。
無駄づかいと非難する人たちもいることでしょうが、多くの人たちに「虹の向こう」へ渡らせる勇気を与えようとするシアトルの町は、やっぱり素晴らしいと思うのです。
虹の横断歩道を渡りながらこう呟いた25歳の青年の言葉が6月24日の「The SeattleTimes」で紹介されています。
「You can’t spread hate-----spread love instead.」
(憎しみを広げることはできないけれど、愛を広げることはできる。)
心深くしみいる言葉です。
けれども、メイおばさんには、何度渡っても腑に落ちないことがひとつだけあります。
この虹の横断歩道、どう数えても6色しかないのです(笑)。
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
6月30日:大人気の手巻き寿司ディナーは手間いらず
6月28日:ゲストディナーのコツ
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan
読んでくださってありがとうございました!
どうぞ今日も良い日でありますように。
ライフスタイル ブログランキングへ
海外旅行 ブログランキングへ