Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

あれから何とン10年 まさかのワシントン暮らし

2019-06-27 04:29:10 | ライフスタイル
ここ、アメリカの首都ワシントンDCには
「モール」と呼ばれる一角があります。

東は国会議事堂、西はポトマック川の緑豊かな公園地帯には
たくさんのミュージアムがあります。
東西の距離は4キロメートル。

ガイドブックによれば

「DCの心臓部であり、いつも多くの観光客で賑わっている所でもある。」

メイおばさんの家の窓からもモール一帯が
そしてその左端には
空に向かってそびえ立つオベリスク(石柱)が見えます。

これを見るたびに、ちょっと大げさですが
「人生の不思議」を思います。

その昔、メイおばさんがまだまだ若かった時のこと
大学を卒業して就職した職場で、まだ一年もたたないと言うのに
突然、こんなことを言われたのです。

「これを急いでワシントンに持って行くように。
 とにかく着いたら『May Flower』と言うホテルに行くこと。
 予約はすでにしてある。

 着いた日の翌朝に●●と言う人が君を訪ねるからこの書類を
 渡すように。」

まあまあ、まるでスパイ映画のようですけれど
実はこれ、結構大変な任務だったのです。

時は、オイルショックの時代。
航空会社は、飛行機を飛ばすための燃料を確保するのに大変でした。
航空会社勤務のメイおばさんが本社から託されて持って行ったのは
燃油調達のためのアメリカ政府への陳情書でした。



いっくら書類を渡すだけと言ったって
そんな大役、23歳になったばかりの新入社員のメイおばさん
緊張して当たり前。

結局、着いた日は
枕を抱えて、あちこちをウロウロ。
最後には大きなバスタブの中でまで
寝ようと試みたりもしたのですけれど
結局、一睡もできずに朝を迎えてしまいました。

昨日、メイおじさんとワシントンのダウンタウンを歩いていたら
突然メイおじさんが言いました。

「メイ、ここだよ、このホテルだよ。


 
昔、君が一人でワシントンにやって来て
 枕を抱えて一晩中ウロウロしたのは。」

そう言えば、メイおじさんと出会ってすぐに
そんなことも笑い話の一つとして話したのでした。

偶然にもそんな思い出のホテルの前を通って

「ああ、あれから何十年がたったのだろう。
 ああ、あの頃はまさか自分がアメリカ人の夫とワシントンに暮らすことに
 なるなんて思ってもみなかった、、、」

そんな思いが渦巻いて、ちょっとばかりか
かなり感傷的になったのでした。

人生、いろいろあったけれど
あり過ぎるぐらいあったけれど
そして気づけばこんな年齢になってしまったけれど
歩き続けて来てよかったなあ、、、

晩年も悪くはないよ、などと呟きながら
さ、まだもう少し歩くかな、、、

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いいなあ、こんな日!

2019-06-23 03:47:59 | ライフスタイル
明るい日差しにあふれ
顔を上げれば、空色のキャンバスの所々に
真っ白い雲が浮かんでいます。

暑くもなく寒くもなく
よい季節になりました。

ロンドンから帰り
シカゴから帰り
日常生活が始まりました。

早速メイおじさんが言いました。

「メイ、デイビッド夫妻をディナーに招待しようと思うのだけれど
 どう思う?」

なんて聞かれたって「どう思う?」と言うのは
もうすでに決めたってこと。

メイおばさん
「いいんじゃない?」と言うしかありませんよ(笑)。
デイビット夫妻だったら私も会いたいし。

かくして本日のメイおばさん
まずはメニューを考えて
次に買い物リストを作って
その次にリストを持って
またその次にショッピングカートを引きずって
「Whole Foods」まで行きましたよ。

まあ、ゆっくり歩いたって10分かからないし。
日焼けはちょっと気になるけれど
歩くだけだって楽しそうな日和だし。

買い出しを終えての帰り道
素敵な風景に出会いました。
行きは別の道を通ったので気がつかなかったの。


いつもの芝生の上に人がたくさんいて
あちこちにパラソルが広げられていて
どこからか音楽が流れてきて
目を向ければテントの中で演奏している人たちがいて、、、、

みんながニコニコしていて、、、、


メイおばさんもニコニコになって
ガラガラカートを引きずって帰りました。


引きずりながら離れて暮らす家族たちに始まって
日本の友、アメリカの友
イギリスの友、ギリシャの友、ニュージーランドの友、、、、
たくさんの顔を浮かべてみたら
みんながみんなニコニコと笑っていて、、、、

いいなあ、こんな日って、、、

さあて、メイおばさん、キッチンに戻って
お料理の続きをいたします。


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圧倒的な美しさ@リズ・テイラー

2019-06-20 21:21:13 | びっくり!

大西洋を渡ってイギリスでしばらく過ごした後
今度は国内線の飛行機でシカゴに飛んで
またまたワシントン暮らしに戻りました。

大したこともしていないのに
ああ、、、、と溜息をつきたくなるぐらいに
日めくりカレンダーが変わって行きます。

なんて言って、「日めくりカレンダー」なんて便利なもの
持ってないけれど(笑)。

イギリスでの日々のことも
シカゴでの日々のことも
なぞりたい思い出、書きたい思い出、忘れたくない感動
そんなことがたくさんありすぎて
どこから始めてよいやらボーッとしているうちに
次から次へとやって来る新しい日々に
そして「日常」に追われています。

今朝もまた
いつものように
早起きメイおじさんが淹れてくれたコーヒーを飲みながら
日本の友とのLINEチャットを終えました。
チャットと言っても、音声ではなく文字のやりとりです。
便利な世の中になったものです。

友: 「話は変わって
    クイーンの二人と、アダム・ランパートなどが
    11月に日本で公演するみたいですね。」

私: 「そうなんですか!
    11月の公演に合わせて帰ろうかしら(笑)。」

友  「もし帰って来られるのでしたらご一緒できるといいですね。
    しばらく英語を喋ってないので、2〜3週間ぐらい海外に行きたい。」

私: 「私は気づけば何日も日本語で話していないことがあります。
    一人であれこれ考えている時は日本語で考えていますが
    英語のやり取りの中では、一切日本語を経由しません。

友: 「私も話す時にはそうなるのですが、この頃は挨拶程度でもちょっとドモリ気味。
    英語の思考回路が空っぽになりかけていることに気が付きます。
    変換するのではなく英語で話せなくなってきている。
    使わないからでしょうね。」

私:  そうかもしれませんね。
    ただ●●さんの場合には、貯蔵庫のような所に英語が入っていますから
    必要な場面になったらごく自然に出てくると思います。
    大丈夫ですよ〜!」

、、、、、、、、、、、、、、

書きたいことが盛りだくさんで
「腹ふくるる」のメイおばさんです。
こんな時に便利な言葉がギリシャ語にありましたよ(笑)。

シガシガ (慌てない、慌てない、ゆっくり、ゆっくり)
エナケナ (一つずつ、一つずつ)

そして、、、

ミピラージ (気にしない、気にしない)
クセロゴ  (知るもんか)

今日の写真、まるで内容と関係ありませんけれど
旅の途中で立ち寄ったドラッグストアで買い物をしたら
化粧品の小さな見本と一緒についてきた
圧倒的美しさのリズことエリザベス・テイラーでした。

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美しい窓の外、そして美しい人

2019-06-16 08:41:29 | 日記
「旅の空」です。
どこにいるかと言えばシカゴの郊外です。
たくさん、たくさん、書きたいことがあるのに
「旅の空」ではなかなかそうも行きませんので
そのうちドカ〜ンと溜まった花火を打ち上げますね(笑)。

とりあえずは
滞在しているホテルの部屋の窓から見える
外の景色をお届けしますね。

今日の空はどんよりしていて
時として小雨がパラパラですけれど
それでもこんなに美しい。

美しいついでに言えば
こちらのお方も息をのむほどの美しさ。

ファンデーションが切れてしまったので
通りがかりに見つけたドラッグストアで
イギリスの「No7」と言うブランドのファンデを買ったのですが
驚き桃の木、何とやら
たくさんおまけが付いてきましたよ〜。

いいんでしょうかねえ、こんな太っ腹で(笑)。

しかもこんなにお美しい方の写真付き。
おかしな言い方ですが
やはりこの方はとてつもなくお美しい。
女のメイおばさんでも息を呑むほどに。

お生まれは1932年。
晩年のお写真は拝見したことがありませんが
お亡くなりになったのは2011年の春だったはずですから
2011マイナス1932=79!

79歳のリズなんて想像もつきませんけれど
やっぱりとてもお美しかったことでしょう。

?????

ご、ごめんなさい。
どうしても写真をアップロードできません。
とびっきり美しいリズの写真があると言うのに、、、、

なぜかしら、なぜかしら、、、、と、落ち込み中。
田舎ホテルのインターネット環境のせい?
いずれにしても、今晩はひとまず諦めます。
明日は早朝に空港に向かわなければならないんですもの(涙)。

人と人を繋ぐだけではなく

2019-06-13 10:32:03 | 旅の知恵
つい何日か前に空にして
クローゼットの隅っこにしっかりしまい込んだ
大きなスーツケースや
ガラガラ引きずる中ぐらいのバッグや
小ぶりの肩掛けバッグなどを
またもや取り出して
出したり入れたりしているメイおばさん。


明日、早朝の便で
ここワシントンからシカゴに飛ぶことになりました。
いつもは家の近くのメトロの駅から空港まで行くのですが
なんと現在、メトロが動いていません。
仕方なく、先ほど電話をしてタクシーの予約をしましたよ。

思えばつい先日、ロンドンから帰ってきたばかり。
また飛行機?とちょっとうんざりしていたら
片付けていた雑誌の山の中から
こんなページを見つけました。

「人と人を繋ぐだけではなく
 人と人はさほど離れていないことを伝えるために
 デルタ航空は今日も空へ飛び立って行く。」

明日のフライトはデルタではなくユナイテッドですけれど
まあ、同じようなもんです(笑)。
シカゴでも友人たちがたくさん待っていてくれます。

ワシントンとシカゴ
飛行時間はたった2時間の同じ国の町ですが
時差が1時間あります。
しばらくはそんなシカゴから
お便りをさせていただきますね。

さあて、明日の支度に戻らなきゃ。
1週間とは言え、冷蔵庫の中も整理しなければいけないし。

一足先にすでにシカゴにいるメイおじさん。
後発のメイおばさんにこんなメモを手渡して
飛んでいきました。


「STOVE OFF
 LIGHTS OFF」

暖房と電気を消すこと。
はい、そのくらい言われなくたって
わかっていますって。

ところで
話はガラリと変わりますけれど
季節は初夏、9日後には夏至を迎えます。
今日だってこの時間だと言うのに
まだこんなに明るい窓の向こうでしたよ。


眩しくてシャッターを閉めたぐらい。


昼間が長くなるのはやっぱり嬉しいね。


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一人映画の贅沢@Aladdin

2019-06-12 08:20:07 | 映画
早朝の飛行機で、メイおじさんがシカゴに発ちました。
お仕事が終わった頃を見計らって
メイおばさんも合流します。

つかの間の一人暮らしも悪くはないどころか
なかなか快適です(笑)。

一人になって早速したことは
歩いてすぐのシネコンで映画を見ること。

何かと言えばフフフ、「Aladdin」です。


ここ、アメリカでは日本に先駆けて5月24日に公開されたのですが
ほら、メイおじさんには興味はないだろうし
ほら、メイおばさん、実は一人で見る映画が好きなものですし、、、、(笑)

なぜ一人映画が好きかと言えば
気を使わずに映画の世界に入り込めるから。
そして、終わったすぐ後に感想を語らずに済むから。
だってほら、いい映画こそ
しばし余韻に浸っていたいじゃないですか。

映画館で見る映画が大好きです。
と言うか、メイおばさんにとっては
映画とは映画館の暗闇の中で集中して見るもので
家のテレビ画面で見るのは映画ではないのです。

それにしても、今日は午前中の回だったので
税金をふくめてもたったの6ドル59セント。
日本円にしたら700円ちょっとで
こんなに楽しんじゃっていいのかしら。

この映画、「Aladdin」(邦題は「アラジン」)ですが
気楽に見るには最適です。
単純に楽しむことができます。


日一日と昼間が長くなってきました。
もう8時を回ったと言うのに、外はまだ明るくて
眼下のプールにはまだ人影も見られます。
嬉しい季節がやってきました。


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メイ首相の無念

2019-06-09 22:52:47 | イギリス
しばしのイギリス滞在から
大西洋を渡ってここアメリカのワシントンへと帰って
もう何日か経つというのに
今頃になってこんなメモ、もっと正直に言えばなぐり書きが
ひょっこり出て来ましたよ。

、、、、、、、、、

「この今にも泣き出しそうな
 なんとも哀しみに溢れたご婦人


 いったい何があったというのでしょう。
 いったい何に心を痛めているのでしょう。
 その「悲しみの迫力」に見ているメイおばさんまで心が重くなりそうです。

 今いるここ、イギリスで手にした新聞
 5月25日、土曜日の「The Daily Telegraph」紙です。


 その方の目の周りにも、口の周りにも
 幾重にもシワが刻まれています。
 視線を下に落としたお顔に
 いつ涙が溢れたっておかしくありません。


 写真の左肩の上には
 黒地に白く6行の言葉が大きな文字で書かれています。

「It is, and will
 always remain,
a matter of deep
regret to me that
I have not been able
to deliver Brexit’」

 政治に疎いメイおばさんが下手な解説をつけるまでもなく
 イギリスという国の行く末を前に
 世界中に名の知れたこの偉大な女性が面している
「deep regret」(深い後悔、深い無念、、、)が伝わってきます。

 世界中にその名を知られたと言ったって大げさではないくらいの方
 イギリスのメイ首相です。

 ページをめくってみれば
 そこにもまた同じ赤いスーツの後ろ姿
 その次の紙面も
 またその次の紙面も
 この偉大な国が面している不安と変動に覆われています。

 ブレグジットと呼ばれる
 イギリスの欧州連合(EU) 離脱案は
 この先いったいどう展開していくのでしょうか。

 今、ここイギリスの町を、そして村を歩きながらも
 いつもの心地良さの隅っこの方で
 一抹の不安が首をもたげます。」
、、、、、、、、、

 
 私たちが年月と共に変わって行くのと同じように
 私たちの世界もまた変わって行きます。
 それが「成長」ならばいいのですが
 時としてまるで「後退」や「老化」のように思えて
 心配になることもあります。

 居住者用のプールに水が張られ
 威勢の良い御仁の泳ぐ姿が窓越しに見えるようになりました。


 もう少し水温が上がった頃を見計らって
 メイ首相ならぬメイおばさんもまたお魚に戻ります。
 

ただいまあ!〜イギリスからアメリカへ

2019-06-07 20:50:20 | ライフスタイル
ご無沙汰いたしました。
メイおじさんと一緒に大西洋を越えてグランパとグランマになり
ヨーロッパ家族と一緒に
ロンドンから長距離列車で湖水地方などにも行きながら
賑やかで心温まる幸せな日々を過ごしておりました。

そして、
後ろ髪を引かれながらも
また、ここアメリカに戻ってきました
というか戻ってきてしまいましたよ(涙)。

いまだに余韻の中にたゆたっていて
なかなか現実生活に戻れません。
いえ、戻りたくもありませんが
メイおじさんときたら帰国した翌日の早朝から
本棚に取り囲まれた大きな書斎で
机に向かって仕事をしています。

旅も好きなら、仕事も好きという
ある意味、全く世話のかからない御仁です(笑)。

今日もまた夕刻には窓の向こうが染まり始め
5時半にはこんなに美しくなりました。


写真ではほとんどわかりませんけれど
モール、正式には「National Mall 」と呼ばれる一帯の
左端にはワシントン記念塔
右端には国会議事堂がよく見えます。


いいかげん飽きたっていいものを
「ああ、ワシントンだなあ。」とばかりに
いまだに感動しているメイおばさんて
全くもって「特な性分」ですよね(笑)。

さて、積もりに積もったロンドン
そして湖水地方での「よもよも」については
また次回からでも、、、

いい日々でした。
幸せな日々でした。

深夜1時に叩き起こされて
宿泊客全員がそれこそ「着の身着のまま」で避難した思い出なども含め
全てが「メイおばさんの宝物」です。


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