昨日は杉並区高井戸西にある、社会福祉法人 浴風会さんの見学に行ってまいりました。
実は我が家から、自転車で5分の距離、いつも窓から建物を見ることが出来る距離です。
これまで、プロップKさんの文化祭や区民検診で何度か行ったことはあるのですが、
ご説明を受けながら園内を歩くのははじめてでした。
正面入り口を入ってまず目に入るのが、大正15年落成の本館です。
東京帝国大学の学長も勤めた建築家 内田祥三氏の設計による本館は
東大の安田講堂にも通じるゴシック建築です。歴史の重みに圧倒されます。
敷地内には老人福祉事業と介護保険事業、地域サービス事業、病院事業、認知症介護研究・研修東京センター、法人本部と
数々の事業の建物が並んでいますが、敷地が20haもあるので建て込んだ様子も無く、緑に囲まれゆったりとしていました。
専務理事の露口様にお話を伺うことが出来たのですが、関東大震災の被災者救援のために設立された
浴風会さんの歴史をうかがうと、その歴史の後を追うように
老人福祉法や介護保険法が制定されていて、
この分野では比類ないイノベーターであり続けた様子が伺えます。
今年の4月からは高井戸駅からシャトルバスの運行が始まり便利になりました。
そして、浴風会病院が平成26年10月に病院の建て替えが完了し、
高齢者医療の高いレベルの医療体制がよりいっそう充実することでしょう。
園内では植木の手入れや高齢者の方の傾聴などのボランティアの方々が活躍されていて、
地域とのつながりを感じました。
近隣にありながらも、改めてその素晴らしさを実感することが出来、
大変有意義な見学会となりました。
なんだか、大いにリフレッシュさせていただきました。