山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

杉並区のみどりの実態調査結果がまとまりました。」

2013-07-03 | 活動日誌

都市化によりみどりが少なくなり始めた杉並区では昭和48年、「みどりの条例」を制定し、これまで着実にみどりを守り、創り、育てる事業を進めてきました。5年ごとに実施してきた調査は今回で5回目です。

前回調査(平成19年度)では21.84%だった緑被率は22.17%へと増加をしました。23区の中では練馬区25.4%、世田谷区22.9%に次ぐ高さとなっています。

区民一人当たりの公園面積は2.00㎡で、都市公園法で定めている市街地における都市公園の整備標準の5㎡/人に対しては低く、23区の中20位ですが、その分、区内において第一種低層住居専用地域の面積割合が64.14%であり、各住居の敷地内に植栽スペースがとりやすい環境によって接道緑化などのみどりが大きく緑被率向上に貢献していると言えます。

地域別にみると、最も高いのは成田の28.73%、2位に高井戸西の27.17%、3位が上井草の27.08%となり、最も低いのは高円寺の12.49%ですが、高円寺においても前回調査よりも0.68%増加していています。

町別では成田東36.53%、善福寺35.16%、高井戸西32.27%、久我山30.42%となり、その中でも成田西3丁目は50.21%、久我山2丁目は43.48%、善福寺2丁目は41.04%、高井戸西2丁目は40.26%となっており、それぞれ和田掘り公園、善福寺公園、都市計画高井戸公園予定地、浴風会が杉並区内のまとまったみどりを形成している様子が数字となって現れています。

さて、今年度策定予定の久我山1~3丁目の地区計画において、低炭素まちづくりを目指して活動を続けていますが、この実態調査の結果を踏まえ、次の手はどの様に進めていったらよいものか?各方面の知見を結集しより良い方向性を盛り込んでいってもらいたいと考えています。

今後とも「緑ゆたかで 安全・安心なまち 杉並」を目指し、今後とも推進あるのみ!と意気盛んに活動をしております!