山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

芸能人の母親の生活保護費不正受給について思うこと

2012-05-26 | 活動日誌

先ほど、芸能人の方がご自身の母親が生活保護費を不正受給しているとのことで、

記者会見をしていました。ご自分の考えの甘さを謝罪していました。

 

また、生活保護受給者が増える一方、

仕事の内容を選び、特定の職業ではいつも求人をしている状態であると、

ある人が嘆いていました。

 

生活保護という制度は命を守るための最終的な方法として必要と考えますが、

額に汗して働いている人たちの税金から捻出されている大切なお金であることは

国民みなが踏まえるべきことでしょう。

 

不正を見逃さず、本当に困っているのか、そうでないのかを

見定めるシステムを自治体は構築しなくてはなりません。

 

税金の公平公正な使い方を守る立場の仕事を預かっている身としては

聞き捨てならない大変残念な出来事でした。


節電の夏

2012-05-25 | 活動日誌

今夏は近年はじめて日本人が体験する原発ゼロの夏です。

 

我が家は毎年今頃になると夏の日差しを避けるため、

日よけ取り付けの工事にかかります。

 

一番暑い時間帯には半分シャッターを閉め、隙間から風を通しながら、

家の中でも涼しいところを探して過ごします。

そんな生活で真夏でもエアコンを使わないで済んでいます。

 

そして、初の挑戦!50アンペアの契約を先日30アンペアに変更しました。

まだ慣れないからか1回ブレカーは落ちましたが、今後は使い方を学んでいくことでしょう。

 

私の父は電気メーカーの技術者で、池袋のサンシャインシティーのエレベーターなどを設計していましたが、

家庭では電気を浪費することを嫌い、

通常サイズの我が家では15アンペアの契約のまま長いこと暮らしていました。

 

電子レンジとテレビ、炊飯器、ドライヤーを使うとドカンとブレーカーが落ちる、

そんな生活でしたが、不思議と不便さは感じませんでした。

待機電力をほとんど使っていなかったからか、

体感する電磁波が少なかったように思います。(あくまで個人的な意見ですが。)

 

「今年からは自分サイズの使い方を考えていく」という決意、

なんだかウキウキさえしてきます


富士見丘児童遊園での不審者情報

2012-05-23 | 活動日誌

先日、杉並区の携帯メール配信で富士見丘駅から2分ほどのところにある、

久我山2-22の富士見ヶ丘児童遊園における不審者情報がありました。

内容は

5月21日 14時15分ごろ 近隣小学校女子児童に声をかけ、顔を触る

5月22日  8時ごろ    近隣中学校女子生徒に声をかける

というものでした。同じ場所ということからすると同一人物と想像します。

今のところ犯罪被害にあったといったものではないのがせめてもの救いです。

声をかけた内容は「かわいいね」といったものから、中学生には卑猥な表現をしていたそうです。

連日の不審者情報で不安になる保護者の方もいらっしゃると思います。

昨日、杉並区には安全パトロールを重点的にしてもらうよう依頼をしました。

不審者対策には人の目が一番重要と考え、もし見かけたら警察に連絡をする

といった対応を大人が取ることが必要と考えています。


放5号と住宅街への通過交通の流入防止について

2012-05-23 | 放射第5号線道路のこと

東京都による放射第5号道路の沿道地権者への説明会が6月2,3日に予定をされています。

この説明会で放5に面した道路を接続させて通過させるのか、

私道だからと通過させないかの方向性が決定していきます。

 

東京都の説明によると、区道は接続、私道は地権者の意向で決定するということですが、

地域住民が心配しているのは放5道路が渋滞したときに抜け道として狭い道路に通過交通車両が流入して

近隣の生活が脅かされるのではないかということです。

 

この重大な決定をするためのヒアリングは沿道地権者のみにされ、

その影響を受けるその他の住人へは東京都によるアンケートという形で既に行われています。

このアンケートの結果は公表されておりませんので、どのようなご意見が集まったのか知るすべがありません。

 

東京都と杉並区との連携で住民の安全を守ってもらわなくてはならないのに、

ひととおりの手順を踏んで進めているはずが、

肝心の住民の意見を反映させていないのではないか、と考えています。

 

東京都と杉並区の担当者と個別に意見を交わしながら、

抜け道となりそうな道路の沿道に住んでいる沿道の住民のご意見が反映されているのか、

この1点を守りたいと考え、ここのところずっと行動をしています。


「杉並区社会教育委員会」の会議を傍聴して

2012-05-10 | 活動日誌

昨夕区役所で開かれた、「平成23年度杉並区社会教育委員会の会議」を傍聴させていただきました。委員の方が7名と教育長をはじめ、教育委員会の担当部署の方々15名くらいの会議でした。


教育というと公立の小中学校の義務教育がすぐに浮かびますが、杉並区では社会人教育の分野でも区として積極的に関わっていく姿勢と、もともと区民の方々の日常的な活動が活発という背景があり広範囲にわたります。

 

昨日の論点は以下のとおりです。

1、学習・スポーツ振興が愛好者のみにとどまったり学びの成果を個々人の内に納まったままにすることなく、自分づくり、仲間づくり、地域づくりにつなげるうえで、社会教育(スポーツを含む)の現場や協働の相手をどこに求め、どのような仕掛けをはかっていくのか。また、「知の循環」を生み出していくにあたって社会教育行政にできることは何か。

2、学校教育・社会教育に分けずに教育を捉えた場合(教育ビジョンはその趣旨だが)、教育のコーディネーションシステムは、どう構築できるか。その場合、前提として「学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力」に努めることになるが、社会教育行政や職員、社会教育主事が果たす役割は何か。

3、区民とともに新基本構想の実現を図るため、「新しい公共」による協働の取組みと行財政改革について検討しているが、社会教育行政は、どのような位置づけのもと、区民との協働を展開していけばよいか。

 

いずれも行政という器を使っていかによりよい区民の活動を支える仕組みを作ることは出来るのか?ということだと思いました。

論点を細分化したり集約したりピンポイントで紐解いたり、そういったプロセスを通して見えてくるそれぞれの思いの集積がこの議論の成果なのだろうと思い発言もしたかったのですが、直前の会議が延びたため遅刻をしたのと、また、傍聴という身であったためかなわなかったのが残念でした。

会議を傍聴している間じゅう考えていたことがあるのですが、それは、大変抽象的だけれども、「ランドマーク的」なというか「象徴」というか、そういうものが区民の方々に共通してあれば、ずいぶん違うのではないかとということです。

 

具体的には「人」なのか「物」なのか「言葉」なのかは判らないのですが、

たとえば「人」であるならば美しく崇高な精神を持った女優さんの活動への参加による求心力であるとか、

「物」なら杉並区役所内に地域活動の総本山をイメージできるような壁掛けのオブジェなどの仕掛けをしてそれを日常的に見ることで参加してみようかと思わせるとか、

「言葉」は難しすぎてすぐには浮かばないけれど、その言葉を聞くことで地域活動をしている人たちの参加意識を鼓舞というかくすぐるようなことが出来るものなど。

 

改めて地域活動を推進する力は何かと考えると、単純なことに「喜び」「楽しみ」「生きがい」という前向きな気持ちにさせるものなのだと思います。

(私も長く市民活動を手弁当でしていましたが、楽しいからこそ続けているのです。)

それを感じるための仕掛けを作っていくことで活動の裾野を広げ、定着できるのではと考えています。

 

杉並区役所の組織は全て区民のより良い生活のためにあるのですから、どんどん活用をしていく意気込みで区民の方には参加をしてもらいたいと感じました。

 

 

 

 

 

 

 


エネシフジャパン 一周年 第20回勉強会に参加をいたしました。その2

2012-05-09 | 活動日誌
先日の勉強会では、
 
「大阪府市のエネルギー戦略」植田和弘京都大学教授
「原発廃止の判断」村上達也茨城県東海村村長
「関電大飯原発再稼動に対する滋賀県・関西広域連合の対応」嘉田由紀子滋賀県知事(関西広域連合)3人のお話がありました。(①は聞くことが出来ませんでしたが。)

いずれも最近のニュースでの主役となっている、脱原発への動きを具体的に行動している方々でいずれも示唆にとんだ内容でした。残念ながら原発の立地自治体で「原発廃止の判断」を表明しているのは、東海村だけではないでしょうか?村上達也村長には立地自治体として、また、福島原発事故のときにもし自分のところの原発が事故を起こしたときの被害の甚大さへの恐怖を味わった首長として、これからも脱原発、そして自然エネルギー転換への担い手として活動をしていって欲しいと考え、講話のあとそのような質問をさせていただきましたが、残念ながら少数派なので難しいというお答えでした。
嘉田由紀子滋賀県知事のお話は地元滋賀県が擁する琵琶湖保全の観点からも大飯原発再稼動は容認できないとの考えを柔らかい口調でお話くださいました。さすがに琵琶湖の研究者であったという知事の視点は鋭く、納得させるものがあり、この知事がいてくれたお陰でよい方向に向かうのでは?という期待を持ちました。

さて、シフトをする先の自然エネルギー技術の普及の現実は?という観点からはお話がなかったのが残念でした。ドイツのように政策的に脱原発を推進し、自然エネルギーへと時間をかけて移行したのとは違い、日本の脱原発は代替案が不安定なままで舵を切ってもよいものなのか、不安なままの状態が続いてます。

原発立地自治体に新たな自然エネルギーの施設建設を促進し、経済界も建設業界も同じ思いでその方向に動けば、一気にとはいかないまでも緩やかに脱原発が国民の納得の基に現実のものになるのではないでしょうか。

エネシフジャパン 一周年 第20回勉強会に参加をいたしました。

2012-05-08 | 活動日誌

先日、衆議院議員会館で行われた、エネシフジャパンの勉強会に参加をしてきました。

エネシフジャパンとは

「500年後も1000年後も、安心な国づくり。 東日本大震災で事故をおこした福島原発は、
今も大爆発の恐れを抱え 放射性物質を出し続け、大気、農産物、魚、飲料水、海水を汚染 
震災復興の大きな妨げとなっています。
 ゆきすぎた安全神話が、安心し切ったエアポケットのような情報過疎を生み
 混乱を増幅しています。 活性期の地震国にある日本がエネルギーを原子力に頼るのは
大きなリスクです。 石油も100ドルを突破し、温暖化問題もあり、火力もまたリスクです。
 いまこそ日本は、日本自身の未来のため、 自然エネルギーへシフトしなければなりません。
 「エネシフジャパン」は日本を自然エネルギーにシフトする 
国民と議員の恊働イニシアティブです。」
と銘打ち、勉強会を重ねている超党派の会です。
 
今回は一周年ということもあり、120名くらいの参加者10名強の国会議員と地方議員、
そして数社のマスコミの取材クルーが来ていました。
表題は「新しい酒は新しい革袋に」―原発再稼動と地方自治体の役割―
といういつまでも古臭い様式に頼ってはいけないよ、とのこと。
 
私は住宅の設計を20年ほどしていていましたが、
その間、住宅でのエネルギーの使い方の行き過ぎと
住宅自体の性能を義務づける法整備がされていないことへの疑問を持っていました。
必要の無いエネルギーをジャブジャブと使うシステムを作ってしまっているという罪悪感。
例えば、昔のトイレは頭の上にタンクがあって、重力を利用して便器内の汚物を流していたのですが、現在は背中にあるタンク内水を電力を使って水流を作り出し流しているという電力と水の無駄遣い。また、夏にワンレバーの蛇口で水道をひねると左に向いたままの蛇口はお湯を作るために建物の外についている給湯器が電気を使って人知れず動いている。。。等々。
疑問を持ち始めたのは折りしも地球温暖化への脅威が叫ばれ始めた頃でした。
 
3.11を契機に脱原発の機運が高まり、自然エネルギーへのシフトが始まったことには
大変な期待を感じつつ、その山の高さも感じています。
 
先日、フランスのサルコジ大統領が破れ、原発大国のこれからが大変気になります。
脱原発の動きが加速すればフランスのみならず、電力を購入していた周辺各国も変化を迫られるでしょう。
 
その次点で日本において自然エネルギー技術の集積があることを願い、
また、杉並区という一地方自治体レベルでも生活の中に自然エネルギーの使い方が
浸透していることを祈っています。
 
 
 
 

新人区議、2年目を迎えます。

2012-05-06 | 活動日誌

GWを迎えて改めて昨年の選挙戦を終え、

杉並区議会議員として仕事を始めてから

1年を過ぎたのだと感慨にふけっています。


議会のいろはを覚えながら、日々刻々と変わる社会情勢をにらみ、

自分は杉並区議会で何ができるのか?自問自答の毎日です。


夜、ふと起きるとすぐに頭の中には懸案事項がぱっと浮かび、

緊張すると寝付けなくなったりも。


人の親となってから、

次世代に向けて仕事をして行きたいという想いが募り、

区議会議員としての道を選んだのですが、

思うように行かないことが続くことも。。。


それでも私を選んで下さった方々の想いを区議会に届けるべく、

日夜策を練っています!

 

「これからも頑張って参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます!」

 

 


原発ゼロ、このまま火を点さずにすむように。

2012-05-05 | 活動日誌

本日北海道の泊原発が定期点検に入り、国内全ての原発が停止をしました。

各地で記念&祈念の脱原発デモがあり、東日本大震災発生前から再生可能エネルギーの

推進に取り組んでいた飯田哲也氏はツイッターで

「明けましておめでとうございます、といいたいくらいに」とその喜びを表しています。

 

再生可能エネルギー普及はこれから、でも世界に目を向ければ既に実現している国が

たくさんあるのです。

 

東日本大震災により露呈したこれまでの原発依存からの脱却の必要性を

足元から見直すことを、今、はじめなくては。

 

今夏の電力需給バランスが大きなターニングポイントになることは必至です。

単純に豊かな生活を縮めるような省エネを強いるのではなく、

経済成長の足かせとなるような電気代の値上げをせずに

原発に頼らない電力需給バランスの構築を国と都と地方自治体で作り上げていかなくては。

 

と、意気込みばかりがまだから回りしています。

でもこの日を迎えられたことをただ単純に嬉しいと思います。