赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

SDGsに逆行する太陽光発電と水素発電

2023-03-24 00:00:00 | 政治見解



SDGsに逆行する太陽光発電と水素発電:230324情報

昨日は、再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)の固定価格買取制度の買取に要した費用を再エネ賦課金として電力会社経由で政府に徴収され、それが世帯当たり、年間15000円にもなり国全体では3兆円規模になると推定していますが、その8割は中国に流れていると思った方がいいようです。

なぜなら、「再エネ業者」のほとんどが中国系だからで、再エネ賦課金に太陽光パネル設置を含めると、日本の国防予算に匹敵する金が中国を潤すことになっているようです。

問題はそれだけではありません。SDGsの目標の一つである「エネルギーをクリーンに」との目標を掲げて、国は私たちの税金を補助金にして太陽光パネル設置を推進。2018年以降日本各地で設置は右肩上がりに増加し、ついに太陽光発電の導入量で日本は世界ランキング3位まで上がりました。(一般社団法人太陽光発電協会調べ)

太陽光発電の問題性を改めて識者に伺いました。


素晴らしい!日本はなんてエコ大国なんだ!と思われるかもしれませんが、実は“ヤバい産業廃棄物”を押し付けられていただけだというのです。

太陽光パネルの寿命は20〜30年。寿命が来たパネルは発電効率が悪く、新しいパネルへの入れ替えが必要になります。太陽光パネルには鉛、カドミウム、セレンなど有害物質が含まれているため、産業廃棄物として埋め立てるしかありません。2030年代半ば以降、寿命を迎えるパネルが大量に出ると予想されており、環境省は、2040年ごろには年間80万トンもの使用済み太陽光パネルが排出されると試算しています。

もし使用済みの太陽光パネルが大量に放置され続けたら。有害物質が水に溶け出し、私たちの体に入ってくるかもしれません。有害物質のカドミウムは、日本4大公害の1つ、イタイイタイ病の原因になったもので、寝たきりになり、寝返りを打ったり笑ったりするだけで骨折。引き裂かれるような激しい痛みに襲われ死に至る。そんな恐ろしい公害が再発するかもしれません…。

しかもさらに酷いのは、“太陽光パネルの8割は中国産”という事実。1枚約10万円、一般的な家庭にはおよそ10枚設置で100万円…。新築で1軒屋を建てようとすると、業者から「補助金があるので無料でお付けしますよ!」と明るく誘いがあるようですが、設置するためのお金には、もちろん私たちの血税が使われています。

つまり日本で太陽光パネルの設置が増えると私たちが収めた税金で太陽光パネルが大量購入され、どんどん中国にカネが流れる仕組みになっているのです…。果たして、SDGsの名のもとに進められている政策は、「人類の明るい未来」をもたらすのでしょうか?



一方、水素を使って新たなクリーンエネルギーをつくればいいじゃないか、との動きもあります。水素を燃やしてもCO2が出てこないので、一見クリーンに見えますが、本当は少しも環境に優しくないという不都合な真実が隠されています。ここも専門家のご意見を伺いました。


まず、この画像を見ていただくと・・・。


ガソリン車と水素自動車が道路を走っています。ガソリン車の後ろに注目すると、排気ガスが出ています。一方で、水素自動車の背景に注目すると、コードで繋がれた先の工場で、ガソリン車の何倍もの排気ガスが出ています。これはいったいどういう意味なのでしょうか?

テレビや新聞などで度々取り上げられる水素は、「水から簡単に作り出すことができる」、「使うときに二酸化炭素が一切出ない」などの理由から注目されており、ENEOS、三井物産、トヨタをはじめとし、数多くの企業が水素事業に力を入れています。

ですが、ここで2つの重大な事実があります。
① 水素は自然界にはほとんど存在しない。
② 水素を作るためには大量の電気が必要となる。
実は「水素社会」には、上の風刺画が表しているように、一見クリーンに見えるけど、本当は少しも環境に優しくない…という不都合な真実が隠されていたのです。

この事実は公にされていませんし、もちろんほとんどの人が知りません。なぜか?水素社会というクリーンな響きに隠されている上に、それについてテレビで議論することはタブー。専門家ですら話したがらない内容だからです。では、その不都合な真実とはいったい何なのでしょうか?

上の絵が表していたのは、一見クリーンに見える水素自動車も、実はその背景(工程)を見ると、むしろガソリン車よりも二酸化炭素を排出しているということです。

それは自動車だけに限らず、世の中で言われている他の脱炭素運動も同じ…少しその裏を覗いてみると、決してそんな都合のいい話は存在しないのです。

では、いったいなぜこのような真実が広く知らされないのでしょうか?なぜ誰も声を上げないのでしょうか? 実はそれは、数ある利権の中でも、特にタブーである「原発」が絡んでいるからなのです。

そもそも水素は自然界にほとんど存在しないので、水を分解して作らなければいけない。水は地球上にたくさんありますが、大量の水素を作ろうとすると、大量の電力が必要に。その電力はどこから持ってくるのでしょうか? 天然ガスなどの化石燃料から作れば環境汚染に繋がる。太陽光などの自然再生エネルギーでは天候に左右され、とても量が足りない。化石燃料もダメ、自然再生エネルギーもダメ。

ここで出てくるのが、原発です。

原発による発電だとCO2が出ないため、原発で作った電気から作られる水素は環境にいいもの!と、テレビなどでは解説されています。

しかし、原発でよく問題となるのが、発電し終えた後に出る大量の放射性廃棄物。人体にも影響を与える、この地球最大の汚染物質はどう処理するのでしょうか?実は、地下深くに貯めておくしか方法はないので、根本的には、環境問題は全く解決していないというわけなのです。

確かに原発の発電だけに着目するとCO2は出ていません。しかし、ウランを鉱石として発掘、濃縮し、最終的に処分場まで持っていき、何万年もかけて処分するという総体のプロセスを考えると、決してCO2が出ていないわけではないのです。水素社会と言うと聞こえはクリーンなので、原発を使うための言い訳として水素を使うということ。

つまり、水素社会=原発復活という詐欺商法みたいなことが行われているのです。みなさんも騙されないように注意してください。水素=クリーンというイメージの裏には、原発という世界最大の環境問題を抱える要素が隠されているのです。





  お問い合わせ先 akaminekaz@gmail.com【コピペしてください】
  FBは https://www.facebook.com/akaminekaz


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする