赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

②仁義なき中国のハニートラップ:日曜限定版

2023-03-05 00:00:00 | 政治見解



②仁義なき中国のハニートラップ:日曜限定版 
――ロンドン副市長:「まさか自分が騙されるとは…」――
:230305情報


日曜日は読者が少なくなるので、これを利用して、中国のハニー・トラップの罠に落ちた人のことを書いています。読者が少ないときの特典で、多くなったら掲載をやめるかもしれません。情報元は台湾独立運動家の方です。

それでは日曜日限定、中国のハニー・トラップの罠に落ちた人の第二弾です。


■イアン・クレメントの場合

北京五輪開会式の裏でも中国美女の罠が使われました。それに関しては、1冊の本が出版されています。

この本は、オーストラリアの学者とドイツの学者の共著で、アメリカで出版された、『Hidden Hand』、日本語で「隠れた手」という本です。

何が書かれているかと言うと、中国のいろいろな国に対する影響力の行使の仕方といろいろな事例を描かれているわけです。その中に、非常に注目されている事例としては、この人の事例なのです。イアン・クレメント【※1】です。

【※1】アン・クレメント:元ロンドン副市長 ( 2008 ~2016)。在任中のロンドン市長は元イギリス首相のボリス・ジョンソン氏であった。

イアン・クレメントとは誰かと言うと、実は彼、2008年から2016年まで、ロンドンの副市長だったのです。その当時のロンドン市長は、元イギリスの首相であるボリス・ジョンソンさんです。ジョンソンのもとで、彼が副市長をやっていたのです。

2008年と言えば、北京オリンピックの年なのです。その4年後の2012年は、ロンドンオリンピックです。この2012年の事もあって、彼はロンドンを代表して、北京オリンピックの開幕式に参加したわけです。

その開幕式の夜に宴会があったのです。その宴会の場で突然、非常に美しい、英語も非常に流ちょうな知的なある女性が話しかけてきたのです。その話がとても弾んで、非常に楽しくて、ついその話が長くなりイアン・クレメント氏の泊まっているホテルまで彼女は同行したわけです。

その話がさらに長くなって、夜が明けるまで話をされたそうなのですけれども、なぜこの事が分かったかと言うと、たまたま2009年に、このイアン・クレメント氏がオフィシャルの、市の所有のクレジットカードを使って自分のプライベートの飲食をしたという疑惑が持たれて、ロンドン警察に調査されたのです。

そのロンドン警察の調査のうちに、ちょうど2008年の事も調査されたそうなのです。おそらくロンドン警察は、すでに何らかの情報をつかんでいたのです。

なぜかというと、彼がその美しい知的な女性と一夜を過ごして、おそらく身の上の相談に乗ってあげたと思います。だけれども、彼は「いや、その夜、俺はもう寝込んじゃって何も知らなかった。目が覚めたら、ちょうどその美しい女性が服を着て出ようとしていたところだった」と言うのです。

しかし後に発覚したのは、彼の持っている携帯、当時はまだスマホではなかったのです。その(ブラックベリー)という携帯の中の「誰と会った」とか、通信記録が全部抜き取られてしまっていたのです。それでロンドンの警察当局は分かったわけです。

ですから、「俺は何もやってない。記憶にございません」ということで、これは日本の政治家もよく使う非常に便利な言葉なのですけれども、しかしロンドン警察はそんなに甘くはなかったのです。

世の中の奥さまと同じように、世の中はそんなに甘くないのです。ですから、「記憶にございません」とか、「悩み相談に乗ってあげただけ」とか、説明してもおそらく流れはどんどん厳しくなってくるのではないかということです。

このご時世ですから、奥さまがますます強くなっていますから、もう少し通るような口実を考えなければいけないのです。



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