きょう、2月4日は立春です。
「こんなに寒いのに春かよ」と思いますが(意表を突いて、外は雪景色)、「春の気たつ」、春の気配がする…ということらしいです。確かに、じんわりと日が長くなっていますし、場所によっては梅が咲き始めるしで、春の気配が感じられる時期でもあります(私のふるさとでは雪も寒さも本番ですが)。
また、きょうが立春ということは、きのう2月3日は節分でした。
ここ数年、節分が近づくと、関東地方でもコンビニやスーパーは、「恵方巻」だ、「今年の恵方は西南西」だ、と商売っ気むき出しですが、私は全然興味がありません。
節分と言えば、豆まきです。
保育所の頃、紙で作った鬼の面をかぶって、落花生をばらまいた記憶がくっきりと残っています。
今にして思えば、なんで鬼が他の鬼に向かって豆を捲いて追い払おうとするのか、かなり変ですが…。
あ、右の写真は、葛飾北斎描くところの「節分の豆まき」の絵です。
北斎の絵にしては、題材はともかくも、あまり面白くない絵ではありますが、そこはまぁ、手もとにこれしかなかったもので…。
北斎漫画―初摺 価格:¥ 12,600(税込) 発売日:2005-09 |
そんなわけで、私は、昨日の帰宅時、スーパーで「福豆」を買ってきました。
煎った大豆、ホント、美味しい ビールに合う、合う
福豆で思い出すのが、6年前(ぎゅああ)、THE TOUR OF MISIA 2004 MARS and ROSESで大阪遠征したときのことです。
大阪ドーム 2days('94/1/31-2/1)を満喫したあと、年休を使って京都見物を楽しみました。
この時期の京都は、完全にシーズンオフ。おかげで、広隆寺、天龍寺、三十三間堂、京都国立博物館、清水寺と、どこも閑散とする中で、思う存分見物することができました。
そんなある意味寂しい京都の名所旧跡の中で、唯一、混雑していたのが八坂神社でした。
なんでも、芸妓さんたちが節分の豆まきをするとかで、立派なカメラを持ったオヂサマたちのなんと多かったことか…。
こちらは、帰りの新幹線を予約していたこともあって、 残念ながら豆まきの見物はパスしましたが、それでも、すっぴん&普段着(もちろん、日本髪&着物)の舞妓さんたちのお姿を拝見できて、かなり満足しました。
まだ肌寒い中、八坂神社周辺は、春めいた雰囲気に包まれていました。旧暦では、節分は年も押し詰まった時期の行事だったわけで、現在とは違う感覚だったのでしょうねぇ。
豆まきして鬼(邪)を追い出して、そして、年が明けて新春がやって来る…。
八坂神社の境内では「空くじなしの抽選券付き」福豆が「授与」されておりまして、運試しをかねて、福豆(現在は300円らしい)を買ってみました。そして、当たったのは「酒粕」
酒粕を貰ったところで、ちょっと扱いに困ってしまいます(結局、翌日、職場の先輩にプレゼントしました)。
一方の福豆は、帰りの新幹線の中、ビールの友として大変美味しくいただきました。
ホントに、福豆はビールに合う 今夜も昨日の残り物の福豆でビールを飲みます