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「南京大虐殺」で、右翼の方々へ   文科系

2013年12月25日 06時53分32秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
 以下は、昨日のエントリーに付けたコメントを、エントリーとして格上げさせていただきます。大事なことと思うし、より多くの方々に読んでいただきたいと思うから。

『 追加と補足 (文科系)2013-12-25 06:48:47

 なお、上記のへそ曲がりさんエントリー、日本の裁判で勝利した夏淑琴さんの「家族9人のうち7人が殺害され」の家族構成はこういうものでした。父母、祖父母、姉二人、末の妹と、生き残った二人が夏さんとすぐ下の妹。なお「母と2人の姉は輪かんされたうえの殺害だった」とへそ曲がりさんが語った姉二人は、15歳と12歳ということです。その現場写真が残っていたわけでした。上の姉は机の上、下の姉はベッドの端っこに、いずれも仰向けで、下半身をはがされはだかのまま死んでいたということです。以上のことは、草の根出版界、早乙女勝元著「南京からの手紙」から取りました。

 またエントリー中、後半の「状況証拠もきちんと上げておきましょう」以下は、以下の文献から該当部分の要約です。岩波新書「シリーズ日本近現代史 全10巻」、その6「満州事変から日中戦争へ」(著者は加藤陽子・東京大学大学院人文社会系研究科教授)です。

 なおここに来る右翼諸君にいつも申し上げていることがあります。文献は、歴史学者か、一次二次資料に直接当たった方かのものが望ましいです。それ以外の方には、デマ専門売文業者が多いものですから。
 歴史的事実の確定って、素人が考えるほど易しいものではありません。案外と、とても難しいことです。誰かの文章を簡単に信じるのは楽なことですが、これはアホです。歴史的罪は、特に国家の歴史的大罪は、暴きたい人と消したい人とに常に別れるからです。罪を消したり、逆に罪であるものを美化して見せたりするニュースも含めて文章は残るけど、事実は残せないからです。国家的罪の全貌などは特に個人には見えにくいし、文章と違ってすぐに消えてしまうという単純な理由も加わってきます。
 こういう美化文章の典型を一つ上げておきましょう。1937年12月18日の「東京朝日新聞」一面はすべて、こういう大見出の記事で占められていたもの。
 『万歳の嵐・けふ南京入城式の壮観』
 松井岩根将軍らしき人が馬に乗って入ってくる17日の現場写真(飛行機で運んだと書いてあります)からは、夏さんの体験のようなことは何も伝えらず、読み取れませんよね。「大本営発表」は文章で残っているわけですが。』

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