日本マスコミのシリア報道については、もうウンザリを通り越して呆れるばかり。そもそも内乱が起こっている国で、反政府側に立った報道ばかりを何故こうも延々と流し続けてきたのか。国連も認めた政府を悪と描き、この政府を支援するイラン、ロシアも悪と描く。一国の要請に基づいて支援するのが合法でなければ、安保条約など成り立たないはずなのだ。そんなニュース専門で反政府側の旗幟鮮明な得体の知れぬ在外団体の存在。「シリア人権監視団(ロンドン)」? そもそも、他国でこんな団体が存在したら、人はどう思うかと考えてみたらよい。「日本人権監視団」??
日本で内乱が起これば自衛隊が徹底鎮圧するように、一国に内乱が起これば、そりゃ何でもありになる理屈だ。その結果だけを一方側から見て「かくも残虐!」とやれば、天使も悪魔に描けるだろう。
そんなニュースが今日もこんな見出しであった。
『シリア政府軍 空爆激化 2日間で市民75人犠牲』
ニュースの出所は例によってカイロ特派員。彼の頼りは例によって、「日本人権監視団」ならぬ「シリア人権監視団によると・・・」とあった。内乱のある国では、せめて両当事者と国連情報だけを流すべきではないか。
「シリア人権監視団」をウィキペディアで読んでみると、こんな下りもあった。
『フランス通信社はシリア人権監視団に対して無視できない情報源と評価する一方、同社主要特派員には「この団体が信頼できない組織だということははっきりわかっているが、この世界は競争が激しいから、われわれはそれでも彼らの数字を流し続ける。」と話す者もいるという[4]。例えば、2012年5月25日、シリア西部ホムス近郊のホウラで108人が死亡した事件(ホウラ虐殺)について、この団体は最初、政府軍の砲撃により90人死亡と伝えていた[5]。ところが、国際連合とアラブ連盟の委託を受けた監視員らが5月29日に確認したところ、犠牲者のほとんどは鉈・鎌・剣などの刃物によって殺害されていたことがわかり、国連は同日、虐殺のあった地区が反政府軍に掌握されていたことを明らかにした[4]。』
シリア・アサド政権の「悪事」「化学兵器使用」は何回もあったとしてあまりにも有名だが、国連がこれを実証できたものは、つい最近の1回だけで、それも完全な実証とは言えないと読んだ覚えがある。
日本の外信記事は、偏っている。新聞社がじり貧で特派員が少ないかして、これに頼るテレビも含めて、困難な問題の核心を突く外信部調査報道などは、「特報」を除いては皆無に近いのではないか。日本マスコミがこんなでは、日本人の政治判断がますます島国根性になっていく。国際金融が動かしているグローバル時代は、外国のことが正確に分からないと、国内政治でさえ正しい判断は何も出来ないと思うがどうだろうか。
日本で内乱が起これば自衛隊が徹底鎮圧するように、一国に内乱が起これば、そりゃ何でもありになる理屈だ。その結果だけを一方側から見て「かくも残虐!」とやれば、天使も悪魔に描けるだろう。
そんなニュースが今日もこんな見出しであった。
『シリア政府軍 空爆激化 2日間で市民75人犠牲』
ニュースの出所は例によってカイロ特派員。彼の頼りは例によって、「日本人権監視団」ならぬ「シリア人権監視団によると・・・」とあった。内乱のある国では、せめて両当事者と国連情報だけを流すべきではないか。
「シリア人権監視団」をウィキペディアで読んでみると、こんな下りもあった。
『フランス通信社はシリア人権監視団に対して無視できない情報源と評価する一方、同社主要特派員には「この団体が信頼できない組織だということははっきりわかっているが、この世界は競争が激しいから、われわれはそれでも彼らの数字を流し続ける。」と話す者もいるという[4]。例えば、2012年5月25日、シリア西部ホムス近郊のホウラで108人が死亡した事件(ホウラ虐殺)について、この団体は最初、政府軍の砲撃により90人死亡と伝えていた[5]。ところが、国際連合とアラブ連盟の委託を受けた監視員らが5月29日に確認したところ、犠牲者のほとんどは鉈・鎌・剣などの刃物によって殺害されていたことがわかり、国連は同日、虐殺のあった地区が反政府軍に掌握されていたことを明らかにした[4]。』
シリア・アサド政権の「悪事」「化学兵器使用」は何回もあったとしてあまりにも有名だが、国連がこれを実証できたものは、つい最近の1回だけで、それも完全な実証とは言えないと読んだ覚えがある。
日本の外信記事は、偏っている。新聞社がじり貧で特派員が少ないかして、これに頼るテレビも含めて、困難な問題の核心を突く外信部調査報道などは、「特報」を除いては皆無に近いのではないか。日本マスコミがこんなでは、日本人の政治判断がますます島国根性になっていく。国際金融が動かしているグローバル時代は、外国のことが正確に分からないと、国内政治でさえ正しい判断は何も出来ないと思うがどうだろうか。
嫌なら、見なければいい。
マスゴミにとっての反対票は、見てもらえない事。
クラスター爆弾は広い範囲に超高速の鉄の雨を降らせるものですから、精密誘導爆弾とは真逆の兵器
それを市街地に撃ったのですから、明らかに一般市民を狙ったものです
さらには不発弾が一定数発生し、戦後も被害を生む兵器として知られています
ロシア空軍のSu-34攻撃機による、クラスター爆弾での無差別爆撃の動画がYouTubeに上がっています
ttps://www.youtube.com/watch?v=SxK14zUeYZ0
いつもの事ですが、ロシアは動画にバッチリ撮られていても、ロシア製の不発弾が発見されても「クラスター爆弾は使っていない」と主張していますけどね
ただロシアもアサドも、そして米国も国際法を犯しても「国連からは」罰せられることはありません
国連が無力なのがもう何十年も証明され続けていますし、近い将来、国連が米ロ中などの大国やイスラエル・サウジ・トルコ・イラン・北朝鮮などの行動を止められる目途もありません
シリアへのロシアの介入という事態も、「軍事力がモノを言う・軍事力がモノを決める」という現実を思い知らされます
あと、これも言うまでもないことですがロシアのウクライナ東部への軍事介入は、これはもう紛れもない「侵略」であり、まるで帝国主義時代の領土拡大政策です
ウクライナ政府はロシアに要請などしていないのに、ロシアが勝手にウクライナ東部に軍隊を派遣し、勝手に反政府組織に武器を提供しています
シリアにおけるアメリカのやっていることと同じような事をロシアはウクライナで行っています
ただし、アメリカはシリアの領土を奪ったりはしていませんが、ロシアはウクライナの領土を奪って自分のものとしている分、かなり質が悪いです
文科系さんは、なぜかロシアのこの帝国主義時代同様の領土拡大・侵略行為にはあまり関心が無いんですよね・・・
第二次世界大戦後の国境を、武力で変更して自国の領土にするという、まさに戦後国際秩序への挑戦であり、西側メディアがロシアに批判的なのも、このウクライナ東部への侵略が大きな要因のひとつとなっています
『シリアにおけるアメリカのやっていることと同じような事をロシアはウクライナで行っています』
ただし、ロシアの国連無視蛮行は、蛮行の確信犯を重ねてきたアメリカとは規模が違います。アフガン戦争、イラク戦争の他、チリ、アルジェ、エルサルバドル、ニカラグア、シリアなどでの内乱工作。さらには、現在「ならず者国家」と呼んでいる国は、必ず潰すだろうとも予測されている。
こうして貴方のこう言う以下の表現は、アメリカこそが地上にもたらしたものなのだ。特に冷戦以降は付け上がっている。
『国連が無力なのがもう何十年も証明され続けていますし、近い将来、国連が米ロ中などの大国やイスラエル・サウジ・トルコ・イラン・北朝鮮などの行動を止められる目途もありません
シリアへのロシアの介入という事態も、「軍事力がモノを言う・軍事力がモノを決める」という現実を思い知らされます』
いつも言うように、アメリカが国連に従う制裁だけに協力すれば、世界から間もなく戦争が無くなるでしょう。そして、米国国民と世界民主的人士が必ずやそうさせるものと、僕は確信しています。こういう方向の国連無視という敵対者はほぼアメリカだけ。五十年もかかりませんよ。アメリカがこうだから、ロシアも黒海沿いの要害、出先出撃基地を無法にも確保という挙に出られたのだとさえ言いたい。
こうして、貴方の論理はいつも、僕と反対になるということです。「現状が(永久に)続く」と述べているに等しいだけの論理と、現状を悪くしている主要な相手を世界的民主主義的に押し込めることによってこそ、世界平和を目差して創られた国連中心に初めて出来るのだという論理と。
こういう「平和的動向」をまず冷戦時代においては、核の均衡だけから見ては誤りになると思います。国際連盟を創ったのはアメリカのウィルソンです。国際連合の方は、英米ソ。これらの国々に、そういう伝統、勢力が残って居ないわけがありません。
オバマが広島に来たのも、そういう勢力の歴史的業績と愚考してきました。
EUができたのも、そういう流れのなかのこと。イギリスの離脱は、あの国特有のグローバル金融儲け主義が新たな動機になってきたのだろうと愚考しています。
歴史には常に揺り戻し、高低の波や紆余曲折がありますが、僕は民主主義の定着、発展というものを確信しているということ。人の命は、大局的に見てもっともっと重視され、平等になっていきます。これを損なうものがもっともっと憎まれるようになっていくことでしょう。
現在の所そういう前進は、アメリカをどうするか次第と考えています。
日本で反乱軍が生まれたら自衛隊が徹底弾圧するでしょ。そして、自衛隊の手に負えなかったら、アメリカに頼むのは合法でしょ。むしろ、反乱軍が滅びればよいのだ。アメリカやサウジがオンブにだっこで育ててきた反乱軍が市民を人質にしているのだから、元々は自発的反乱軍なんかじゃないのね。
という論もありうるのに、日本のマスコミは完全な反乱組織者アメリカサイドの情報ばかりだ。だから僕は余計に意地になるね。
名無し君、「日本人権監視団」などという団体が出来て、中国に所在地を置き、「籠池の長期拘留はおかしい」「山城議長のそれもおかしい」などとマスコミ報道をどんどん流したら、貴方はどう出る? シリアの日本マスコミ報道はそういうニュースだけを流しているのだよ!
なるほど
国連に認められた政府なら、一般市民を対象とした無差別爆撃も許されると
戦時国際法を守る必要も無いと
いやはや驚きました
これが「平和憲法を守れ」という人の言葉とはおおよそ信じられません
しかしそれだと国連という組織を非常に重視している文科系さんの主張とも矛盾するのですけどね
国際法を重視しない国や国民が、国連を重視するハズがありません
戦時国際法さえ守らなくていいという人たちこそ、「ならず者」と言えるでしょう
ドラえもんの言葉です
「○○が正しい」などという「自分が正しい」という姿勢こそ、戦争を生むのですよ
他人の言論を曲解して反論する。この曲解は、文を読み違えたからなのか、物事の理屈への理解が浅いからなのかどうか? それとも、他人の論への読み込みが足らず、足らない読み込みが見えもしないということ?
sicaさんの拙文理解。
『国連に認められた政府なら、一般市民を対象とした無差別爆撃も許されると、戦時国際法を守る必要も無いと』
僕がこんなことを言いましたか? 「一般市民を対象とした無差別爆撃もゆるされると」。関連箇所では、僕はこう表現している。
『日本で反乱軍が生まれたら自衛隊が徹底弾圧するでしょ。そして、自衛隊の手に負えなかったら、アメリカに頼むのは合法でしょ。むしろ、反乱軍が滅びればよいのだ。アメリカやサウジがオンブにだっこで育ててきた反乱軍が市民を人質にしているのだから、元々は自発的反乱軍なんかじゃないのね』
つまり、反乱軍が市民を人間の盾にしていると述べた上で、(市民ではなく)反乱軍が滅びればよいのだとのべたのですよね。
なお、反乱軍が出来れば必ず市民を縦にする。イスラム国もそうやったでしょ。イスラム国最後の拠点を滅ぼす時でも楯にされた市民を殺すことになるのは誰でも反対でしょう。で、イスラム国はそのままにしておきましたか? 市民を殺さずに済みましたか?
さて、すべて、政府に対抗するよう一大勢力反乱軍をオンブにだっこで育てた連中が悪いのでしょう。さらに、イスラム国もそういう連中が作ったも同然ですよね。イラク戦争とシリア内乱が。
全て米英が手を引けばよいのです。そしたら、サウジだけでは何も出来なかったはずだ。
もう一つ、あなたの「正しさ」の議論はまた、ここがおかしい。
僕の議論についても、「いつものようにこう曲解しています」。馬鹿馬鹿しくて言わなかったことを今日初めて言いますね。
僕は正不正でものを言っていますが、貴方の議論は非難中心ですよね。僕の正不正が絶対的尺度を持っているとどこに書いてあるのです。そういうわけの分からない曲解をいつも貴方は僕に押しつけてきた。
そもそもある事柄の善悪の尺度などその都度いくつもあって、それらを合わせた相対的総合判断を闘い合わせるというのは、人の論議の常識に属することだ。
対する貴方の国際政治論はいつも非難をする。この非難がいつも絶対的尺度を持っているように曲解できるのですか? 非難するとは一応悪いと言い、こう改めろというのですから正義はあるのでしょうね。すると絶対的正義があることになるのですか?
こうして、あなたがこの手合いのことでやっていること。他人には絶対的善悪をおしつけて、自分は善悪も述べていないような顔をしている??こんな議論はただ馬鹿馬鹿しいだけだ。