東電と保安院の実況記者会見を「ニコ生」で観ました。
約2時間ですが、一度始めから終わりまで聞いて、観てやってください。
〈東電の記者会見〉=15日11時
【問】 一号機建屋の地下に、高濃度の汚染水が西から東へ流れているということですが、
こうした水の動きについて東電はなぜ黙しているのですか?
【答】 西から東へですか、そのことについては、ちよっと確認させてください。
【問】 細野審議官は先ほど心配なのは三号機と言われましたが、これは何を意味しているのでしょうか。
【答】 1、2号機に比べれば、ということだと思います。
温度が少し上昇していますのでホウ酸注入などをしていますが、
念のためにしているということでありまして、現状はなかなか臨海には…
再臨海にはなりにくいものです。
〈保安院の記者会見〉=15日17時50分
【問】 細野審議官が言われる3号機の心配について。
【答】 消火系ラインで対処してましたが温度が上昇したので給水系に切り替え…。
あぁ、最悪の事態は何か、ということですか? それはえーっと
(くどくど言うも、再臨海ということ)
えー、しかしそうした「空焚き」状態になったときのことをいま想定するということは、
あまり意味があることとは思われませんので…
【問】 東電は先ほど(18時) 1号機の溶融について認めたということですが、
それについて保安院はどう評価されますか。
【答】 3月11日から15日までのデーターは、停電などあってないということで、
これまでは当方も推測が多かったのですが、今後の原因究明には欠かせないもですから、
それをなんとかと要望し、近く出されるものと思っています。 評価はそれを受けて…。
【問】 死亡者が出て、死因は心筋梗塞と東電は発表していますが、保安院としての見解を。
【答】 まだ報告を受けていません。健康管理、安全対策については、東電に委ねています。
※ 印象的だったのは、質問する記者の「すみませんが」「お教えいただきたいと」「ありがとうございました」
という礼儀正しさと、決して追求質問をしないことでした。