落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

群馬古墳巡り その5

2023-05-28 10:32:46 | 旅行記・関東

5月19日 金曜日 PM

Ⅴ.ランチ

 

Ⅵ.八幡観音塚古墳 13:00~

①観音塚古墳 群馬県高崎市八幡町

全長約97メートルの前方後円墳。ここも桜の木が見事。

墓守のようなカラスもいた。

では、早速お邪魔します。石室は、天気が悪く(小雨がパラつく)全長16mあるため、かなり暗い。

自然石の巨石を使用しているので「群馬の石舞台」と称されているそうだが、スマホのライトとキーホルダーのミニライトでは暗くて今一巨石感が分からない。

玄室は私が初めて一人暮らしをした1Rの部屋より広いし、天井が高い。

登ってみる。

やたら丸石が転がっているのだが、葺石かなあ? だったらうれしいなあ。

 

②観音塚考古資料館  群馬県高崎市八幡町

観音塚古墳の出土品を展示している資料館

東京大空襲の日、古墳だと分かっていたけど近隣の人々が防空壕を掘ってたら、石室開口部を掘り当てて副葬品が発見されたそうだ。ただ、発見時の記録はないので、どのように並べられていたかは不明だそうだ。戦時中だもんなあ。

 

 

この後高崎駅に戻り解散。アテンドしてくれた友人に感謝。こんなにいっぱい石室に入れた。大満足。

横浜市の、住宅化の波に飲み込まれた古墳を観てきた後なので、余計に群馬の古墳の保存状態や資料館の充実に感動。よく予算、採れてるなあ。偉いなあ。

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群馬古墳巡り その4

2023-05-27 14:36:56 | 旅行記・関東

5月19日 金曜日 AM

9:00に高崎駅前のホテルを出発。

Ⅳ.総社古墳群

今日は、総社古墳群を攻める。前橋市総社町を中心とした、利根川西岸の南北約4Kmにわたって残る古墳6基のエリアで、5世紀後半から7世紀後半にかけてこの地域を治めた豪族の墓。うち4基を見に行く。

①総社二子山古墳  9:30

と、愛宕山古墳の近くの駐車場に行くように看板に言われる。総社二子山古墳は周辺に結構住宅が建っているので、全長90mを超える大型の前方後円墳らしいが、全体像はよく分からない。春になると桜がきれいな小高い公園といった雰囲気。

この古墳は後から作られた石室が前方部にもあるそうだ。古墳時代後半は効率化を図る時代になったらしい。

後円部頂上の石碑も古墳とは関係ない文が刻まれているような気が・・・。

ほら、民家と距離が近い。

 

②愛宕山古墳 

愛宕山古墳は墳丘全長56mの方墳で、7世紀前半の築造で、これまでの前方後円墳が姿を消して方墳という四角い形状になったらしい。効率化だ。

この石は噴石かなあ? 整備された近年の物っぽいなあ。どーなんだろう。

おっ入れるぞ。

家形石棺(凝灰岩製刳抜式)が鎮座している。

ひゃー、うれしい。

↑ 壁面は結構雑な石組みだなあ。上の黄色っぽい石が天井の石。黒い点々は、便所コオロギ(カマドウマ)だそうだ。

↓ ネットで見つけた発掘作業時の画像。

今は緑の山だ。日本ってなんて植物に恵まれてる場所なんだろうとシミジミ思う。

 

③前橋市総社歴史資料館

ちょっと移動。ええっ!立派!と思ったら、総社市の市民センターだった。その向かいの可愛い建物が前橋市総社歴史資料館でした。

展示内容はここに詳しい。

↓ 宝塔山古墳の石室模型があったり

↓ 宝塔山古墳の石棺のレプリカがあったり

↓ 総社二子山古墳の頭椎太刀(かぶつちたち)の復元したものやら

があるけど、この資料館の押しは「山王廃寺跡」 みたいだ。確かに古墳時代も終盤で、これだけの立派な寺院が建立されてたんだもんなあ。

 

④蛇穴山(じゃけつざんこふん)古墳

蛇穴山古墳は資料館の窓からも見える、全長40mの方墳。あと、ここ

では、お邪魔します。

羨道なしで、いきなり石室だ。

7世紀後半の築造なので、石の加工技術は高い。「玄室の奥壁付近には牛伏砂岩製の切石が据えられており、棺台と推測される」そうだ。

 

宝塔山古墳

資料館駐車場側、秋元山江月院光厳寺に隣接している宝塔山古墳。一辺102メートルの方墳らしいが、お寺の小山にしか見えない。

階段を登って周りこむと・・・

歴代の僧侶のお墓かな?

もう少し先に行くと、宝塔山古墳の石室入り口があった。

右側のカーブした巨石はなんだろう? 石室の扉だったのかな?

で、羨道が長い! 石組はきれいに加工された切石を巧みに積み上げる「截石切組積」という手法だそうだ。

前室には石形石棺。もう、角とかスッキリとしてる。

この窓みたいのは何なんだろう? 愛宕山古墳の石棺にはあったけど、他の石形石棺にはないぞ。謎だ。

古墳時代の衰退を感じられる総社古墳群だった。

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群馬古墳巡り その3

2023-05-26 22:08:06 | 旅行記・関東

5月18日 木曜日 PM その2

Ⅲ.山上碑&古墳

群馬県はやたら“上野三碑”を押している。

↓ 例えば、高崎駅にもレプリカがあった。

↓ 群馬県立歴史博物館にもレプリカがあった。

↓ 「上野三碑めぐりバス」も無料で運行しているらしい。ユネスコ「世界の記憶」にも登録されているそうだ。

でもなあ、世界的に見たら7~8世紀の碑って、新し過ぎないか。それより、やっぱ古墳の方が凄くないか。それも群馬県各地保存状態が良いんだよ。

まあ、せっかくだし、山上碑の横には古墳もあるそうなので、連れて行ってもらった。

 

16:30 ①山上碑&古墳

結構住宅は建っているけど、30年位前には山村だったのではと思われる坂道を登る。で、駐車場は山中だけどちゃんと平地を確保してる。

これを登るのだ。「上野三碑巡り」をする人は足腰が丈夫なうちに。

この古墳の左側の建屋に(写真撮ってないや)、山上碑が納められている(?)。

↓ これはネットで拾った画像です。

↑ 横から見た所。ガラス越しだからなあ・・・。

で、山上古墳。碑は放光寺の僧である長利が、亡き母の黒売刀自を供養するとともに、母と自分の系譜を記して顕彰した内容で、古墳は黒売刀自の父の墓として造られ、後に黒売刀自を追葬(帰葬)したものと考えられているそうだ。681年に作られた碑の数十年前に作られたらしい。

ここも入れる。羨道はかなり狭いので結構屈んで進んだが、玄室は立ち上れた。玄室は長さ2.70m、幅1.80m、高さ1.66mなので、今回入った玄室の中で一番狭い。

で、一番奥には馬頭観音。

階段の下にはこの説明文があった。江戸時代には坂東三十三所の四番札所だったらしい。歴史って面白い。

だから、建屋の横にこんなお堂が並んでいたのかな?

ここの玄室の特徴は、石と石の間。隙間がない!

インカ帝国の石組みたいだ。

古墳それぞれ、個性があるもんだ。

 

この日は高崎駅前に戻って、ビジネスホテルで1泊。

 

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群馬古墳巡り その2

2023-05-26 16:53:33 | 旅行記・関東

5月18日 木曜日 PM その1

Ⅱ.白石古墳群

14:00 ①藤岡歴史館 群馬県高崎市綿貫町1752

まずは、白石古墳群の出土品を展示している藤岡歴史館に自動車を止めて見学。

広い駐車場だ。うらやましい。

【群馬HANI-1(はにわん)グランプリ 】で、1位に輝いたらしい。藤岡歴史館(埋蔵文化財収蔵庫)のHPはここ

そして徒歩で、移動。

 

②白石稲荷山古墳

白石稲荷山古墳は全長155mの大型前方後円墳なんだが、隣接してゴルフの練習場があり、大きさが実感できない。Wikipediaの説明だと、周辺を古墳公園にする計画もあるそうだ。1,600年程前の古墳だから、公園ができるまで長い目で見よう。

↑ 後円頂上に登ると、やっと碑と説明看板がある。太い桜の木が多く植わっている。桜の木があれば、古墳としての存在が周囲の人々にアピールできるからかな。

↑ 前方の眺め。今、地図を確かめるとあの山々は埼玉の秩父らしい。

↑ 何の説明ないので、よく分からないが、多分ここら辺が、十二天塚北古墳十二天塚古墳だと思う。

 

③七輿山古墳

七輿の門という、妙に立派な駐車場&トイレ&公園に自動車を停める。

七輿山古墳も全長145メートルの前方後円墳。ここは掘り(周溝)までしっかり保存されている。ここも桜の花の名所らしい。

登れるはずなので、右側から回ってみる。

謎の石垣が所々にある。

う~ん、どこから登ればいいのかな? 適当に登っちまおうか。良く見ると葺石の跡らしき石があるんだが。

あった! 左から回れば、すぐだった・・・。

で、多分一段目には・・・。

首のない仏像が並んでる・・・。廃仏毀釈運動で打ち捨てられた仏像を誰かが運んで並べたのかなあ? 

そして、後円部分頂上には!

スペインのフレスコ画修正を思い出させる。

桜の時期には市民の憩いの場なんだろうなあ。

 

④宗永寺舟形石棺

すぐそばの宗永寺に展示(?)されている石棺。宗永寺裏東塚古墳から出土したもので、5世紀後半ごろに造られたと推定されるそうだ。

 

⑤平井地区1号古墳&皇子塚古墳

宗永寺からダラダラとカーブした新しい道を徒歩で登ると、あった。

この手前の広場は、将来の古墳公園のための敷地なのだろうか? 写真、左が平井地区1号古墳で、右が皇子塚古墳。両方とも円墳。

平井地区1号古墳

埋められてるからただの小山だけど、発掘当時は円筒埴輪がきれいに並んでいたらしい。藤岡歴史館にあった太刀の柄頭はここで出土したもの。

皇子塚古墳

 

⑥伊勢塚古墳

七輿山古墳のちょっと、北にある伊勢塚古墳。結構東側には民家が隣接している。

ここは、思いっきり石室が開放されている。

で、中に入るとびっくり! 羨道は均一な丸石なんだが、 石室の壁面が「模様積み」と言われる、おしゃれな壁!

天井はもちろん巨石。

「模様積み」は藤岡市域から埼玉県児玉郡周辺に見られるらしいが、とにかくお洒落! 直径30mもない古墳なのに。素晴らしい!

 

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群馬古墳巡り その1

2023-05-25 23:23:40 | 旅行記・関東

コロナ前の計画が、3年後の今、ようやく実現!

友人が巡り方の計画も立ててくれて、自動車も出してくれたので、効率よく巡る事ができた。自動車って凄いなあ。前回、公共交通機関のみ使用だったので、1日1ヶ所しか巡れなかったもんなあ。2日間で石室7ヶ所入ったもんね。

5月18日 木曜日 AM

09:30高崎駅集合。

Ⅰ.綿貫観音山古墳&群馬県立歴史博物館

10:00 ①綿貫観音山古墳 群馬県高崎市綿貫町1752

墳丘全長が97メートルの前方後円墳で、6世紀後半に造られたと推定。昭和42(1967)年から43(1968)年にかけて群馬県教育委員会によって発掘調査がおこなわれた。その結果、2段築成で、後円部に対して前方部が若干大きいこと(後円部径61メートル、前方部幅63.2メートル)、葺石がないこと、周堀は平面が盾形で外堀は後円部のところで途切れていることなどが明らかになった。発掘当時、奥から2つ目の天井石と壁石が崩落しており、調査は難航したが、結果盗掘を免れて、出土品はほぼ国宝。

出典元は、ここここここ

ラッキーだったのは遠足の小学生のお陰で、石室の扉が開いていたのだ!

今回入った石室の壁、全て積み方が違っていて、ここはほぼ正方形(正立方体?)の石が積み上げられていた。天井の石はもちろん、巨石。

もちろん、登る。オリヒロの工場が見える。おおっ、群馬!

もちろん、掘りの周りを一周する。

帰る時、石室の扉は閉じられていた・・・。

そして、この古墳から南にある出土品を展示している、群馬県立歴史博物館へ向かう。

 

10:40 ②群馬県立歴史博物館 群馬県高崎市綿貫町992-1

県立公園“群馬の森”内にある。敷地内には美術館もあり広大な公園なのだが、元は陸軍の火薬工場だったらしい。

早速、国宝展示室“綿貫観音山古墳の世界”へ。

埴輪のレプリカ作って、綿貫観音山古墳に再現して欲しいなあ。

↑【金銅歩揺付雲珠・辻金具・飾金具】馬が歩くと揺れる装飾が付いています。金銅心葉形杏葉の近くから出土しました。新羅や高句麗り で類例があります。そうだ。

↑ 耳飾り

↑ これは、藤岡市白石大御堂古墳の縄文時代前期の発掘品。

浅間山と榛名山の噴火にさらされながら、古代の人々は生きていたんだねえ・・・。

 

ランチは隣接する近代美術館内レストラン“ころむす”にて。

左の黒いのは、古代米。味は玄米だった。

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「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOLUME 3」

2023-05-06 22:06:21 | 映画

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が7部門もアカデミー賞を受賞するなら、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOLUME 3」は作品賞含め8部門受賞だ。

ただのアクション映画じゃなくて、「ありのままを受け入れろ」「またやり直せばいい」「動物も人間(知的生命体)も命は同じ」「恋愛は池と同じ。(石を)渡って前に進め」など、熱いメッセージがいっぱいだ。

ラストもガーディアンズのメンバーはそれぞれ自分の道を見つけて進んで行く。ガモーラもさっぱりしてて良い!なんて素晴らしいラストなんだ。変に感傷的じゃなくて、きちんと明日に向かってるぞ。エンドロールの一番最後に“伝説のスター・ロードは帰ってくる”と出ていたが、いや、もう帰ってこないでくれ。このラストで、ジェームズ・ガンとクリス・プラットの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズは完結だあ!

ノリのいい地球のロックをバックに、サクサクと物語は進む。戦闘シーンのカメラワークもカッコいい! 

ドラックスとマンティスとグルードの、とぼけた会話も楽しい。会話の時間、長いと感じるギリギリのタイミングで笑わせる。

今作はロケットの過去がメインで、ロケット自体は昏睡状態で過去の回想シーンが多い。なので、ブラッドリー・クーパーの声があまり聞けない。若い頃の声、ブラッドリー・クーパーと違うじゃんと思ってたら、やっぱり、クラグリンを演じてた監督の弟のショーン・ガンの声だった。ショーン・ガンはロケットのモーションキャプチャーも演じている。弟、頑張ってるんだなあ。カワウソのライラの声は「ホーク・アイ」の奥さん役の人だ。多分、他にもいろんな人が声ででてるんだろうなあ。さすが、「家族」がテーマの映画の監督だ。

もちろん、シルベスター(最近の表記はシルヴェスターらしい)・スタローンの存在感もうれしい。

助け出された子供達、ジョン・カーペンター監督の「光る眼」の子供達みたいで、ちょっと笑えた。

マンティスがやたらピーターの妹と強調してたり、コスモという念力を操るロシアの犬が大活躍したり、ケビン・ベーコンが宇宙人に誘拐されたり??????というシーンもあったが、これは「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」というDisney+で配信された作品を観てないと分からないらしい。Disney+なあ、コロナ禍もあったけど、映画館であれだけ予告編を流した作品も配信に切り替えたりさあ。絶対、観ないぞ!

でも、このメンツにもう会えないかと思うと寂しいし・・・。IMAXで、もう1回観ようかなあ・・・。

ちなみに「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3」楽曲リストは以下。

1. クリープ(アコースティック・バージョン)/レディオヘッド

2. クレイジー・オン・ユー/ハート

3. シンス・ユー・ビーン・ゴーン/レインボー

4. イン・ザ・ミーンタイム/スペースホッグ

5. リーズンズ/アース・ウィンド&ファイアー

6. ドゥ・ユー・リアライズ??/ザ・フレーミング・リップス

7. ウィー・ケア・ア・ロット/フェイス・ノー・モア

8. 小犬のカーニバル~小犬のワルツより~/エハミック

9. 虹を追いつづけて/アリス・クーパー

10. サンフランシスコ/ザ・モーグリス

11. プア・ガール/X

12. ディス・イズ・ザ・デイ/ザ・ザ

13. ノー・スリープ・ティル・ブルックリン/ビースティ・ボーイズ

14. ドッグ・デイズ・アー・オーバー/フローレンス・アンド・ザ・マシーン

15. バッドランド/ブルース・スプリングスティーン

16. アイ・ウィル・デアー/ザ・リプレイスメンツ

17. カム・アンド・ゲット・ユア・ラヴ/レッドボーン

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