氷上解禁の日は釣友のクルマのお世話になった。
03:20、食料を買い込んで雪のないR455を岩洞湖へと向かう。
例年なら驚く程混雑するはずの外山峠、今日は殆ど車に逢うこともなく静かなもの。
暖冬による解禁遅れが釣り人の釣行意欲をそいだのか、時間帯が早過ぎるのか。
しかし04:10の小石川駐車場は既に満車、漆黒の氷上にももうたくさんの灯り。
途中の駐車スペースも、うっかりしているとたちまち埋まってしまいそう。
余裕の早発ちのはずが、完全に出遅れのオラたちなのであった。
混雑の国道側から、オラたちは対岸に渡ってみることにした。
対岸堰堤カミと1Wは人気薄、2Wは既に満車、3Wに空を見つけここで降りることに。
氷上には新雪10センチ、穿孔と探査を繰り返しながら4W方向へと移動。
水深15mに途切れないまずまずの魚影を見つけてテント設営。
珍しくまだ真っ暗なうちにテントを設営したのに、家を出る前にしっかり準備してきたはずの仕掛けを取り出す段階でダメにしてしまう不手際。
不器用な指先と視力低下を憂いながら、低照度の中で仕掛けを作り直すオラ。
さらには執拗に絡みつくD社SS鈎との格闘、様々の苦難を乗り越えてやっとの餌付け。
5本鈎仕掛けが湖底に降りたのは06:00であった。
魚探には強い反応が出ていても、穂先を揺らす魚信が得られないまま10分。
ポツンとあたって、今季初物は意外に大ぶり。
その後もなかなかアタリを見せない2月のワカサギ。
ツ抜けしたのはもう灯りが不要になる07:00頃。
しかしその頃、5Wに入っている釣友からは1束を超えている連絡。
またしてもやってしまったか解禁日の呪縛。
アブラビレ系に走られ仕掛けをダメにしたり、手前マツリ解きに時間を費やしたり、相変わらず運の悪さは続いた。
それでも一瞬のプチラッシュもあり、何とか束に手が届くところまで迫った。
10時を過ぎて13時頃までは、魚探が壊れたかとも思える真っ白画面。
我慢の時間帯が過ぎると、少しずつ魚影が戻り始め、ポツポツと釣果を増やした。
予定の15:00、相方は1.5束超、オラは1.3束で竿仕舞いとした。
これでもオラにとっては、近年の解禁日の中での好成績。
積雪の状況にもよるが、次回は週明けに奥地方向の予定。
(以下ワカサギ釣行へ)