厳しい寒さはあっても、決して雪国ではない岩手県。
しかし昨日からの雪は、北陸の豪雪を思わせる降りであった。
今朝方カーテンの隙間から恐る恐る覗く庭先の景色は、仰天の雪国そのもの。
積雪は少ない箇所で45センチ、踏み跡のない箇所なら60センチを超えている。
当地域に住み着いて50年、積雪の中からクルマを掘り起こす作業は初めての経験。
重く湿った雪を相手に爺婆がヘロヘロになっての除雪作業。
雪ベラで2掻きしては冬晴れの空を仰ぎ、近頃の体力の衰えを嘆きながら腰をさすり息を整えるオラ。
終いには大きく雪を跳ね上げる力も出せず、ワカサギそりを持ち出して舗道際に排雪。
正午現在、雪焼けで鼻の頭を赤くしたのに、表の車道への出入り口までは未だ達してはいない。