玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

10.24 浜松市楽器博物館公演「ありがとうございました」

2020-10-26 | ワヤン「ありがとうございました」

「16:00 カヨナン(宇宙樹)が動き始める」
11ヵ月ぶりのワヤン公演、10.24.16:00 定刻通り始まりました、マスクをつけての上演開始です。
上演が白熱してくるとダラン(人形遣い)はやはり呼吸が苦しそう.
・・この姿が当たり前にならないように、早く以前のマスクのない姿に戻れるようになるといいですね。

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浜松市楽器博物館 第200回レクチャーコンサート「バリの影絵人形芝居ワヤン・クリ」
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「浜松市楽器博物館公演」無事終了しました。
この大変な状況の中でも、沢山の方に来ていただきました。
ありがとうございました!
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会場は本来入れる人数の1/3までを定員にして密にならない配慮がされました。
結果は、皆さんかなりゆったりとした会場を自由に移動できて、
いろいろなポジションからワヤンを見ることができて良かったようです。
(数が限られたチケットは早くから完売でした、観れなかった方はゴメンナサイ)
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今回のワヤンはバテル。
大阪のガムラングループ・ギータ・クンチャナの皆さんと梅田一座とのコラボ公演。
もう何回も共演しているので息はピッタリ、とても賑やかで楽しいワヤンになりました。
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コラボ公演の前夜ミーティングで今回分かったこと。
関西では「一音の言葉が伸びる」そうです。
「歯、血、湯、目、戸」ではなく「歯ぁ、血ぃ、湯ぅ、目ぇ、戸ぉ」となる。
メールなど文字表記でも「め」ではなく「めぇ」とするそうです。(マジか?)
「あんたそんなめぇあこうしてほんまめぇまっか?」
公演前夜はこの話題で大いに盛り上がりました。ハハハ



とても美しく構成された会場でした。


上演前の人形の説明。「これがカヨナンです!」


子供達もたくさん来てくれました。アリガトウ


「ありがとうございました」無事終了しました。


「ハイ!ポーズ」
博物館のみなさん、お世話になりました、ありがとうございました。


ワヤンの朝(52) 浜松市楽器博物館公演 2020.10,24

2020-10-24 | ワヤンの朝

八ヶ岳連峰の夜明け

今日は浜松市楽器博物館公演の本番です。
浜松市楽器博物館 第200回レクチャーコンサート「バリの影絵人形芝居ワヤン・クリ」
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梅田一座 + ギータ・クンチャナ、今年初めてのワヤン公演です。
最後のワヤン公演は去年の11月:鴨江アートセンター公演、今回はそれから11ヶ月ぶりの公演です。
人形たちや楽器や道具がなんだかとても懐かしい。
本当に久しぶりなので、出演者たちもとても楽しみにしています。
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[ 演目 ]
◉ 「ビマの鬼たいじ」
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[ 出演 ]
◉ ダラン(人形遣い)/梅田一座
  梅田英春
◉ クテンコン(ダラン補佐)/梅田一座
  片倉保夫・長谷部匡
◉ バリガムラン演奏/ギータ・クンチャナ
  小林江美・岡崎宏省・山海一剛・須谷朗・高橋知子・松村涼子・水沼優子
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みんな張りきってます。
どうぞお楽しみに。
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チケットはすでに「Sold out 」だそうです。
ありがとうございました。


「ビマの鬼たいじ」より
鬼たちに捧げられたはずの供物を、どんどんと食べてしまうビマ。
このあと、怒った鬼たちとの壮絶な戦いとなりますが・・結局ビマが勝ちます!
だって「ビマの鬼たいじ」だから。ハハ
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この供物の影絵人形、とてもよくできています。
特にビールの泡の表現は素晴らしい!
梅田一座グンデル部ゴリ部長の作品です。


釜じいとヤカン

2020-10-20 | 山の国から

信州車山山麓の「釜じい」
左下のこのヤカンにご注目

28年ぶりに山小屋の大掃除をした。
たくさんのものを整理した。
たくさんの燃やすゴミが出た。
このゴミは敷地の管理事務所わきのゴミ置場に出しておけば処分してもらえるのだが、
何故かこの日は「わしが全て燃やすのじゃ!」と焼却作業に全力で没頭する者がいた。

二台の焼却ツールを巧みに使い分け、
ダンボールを手際よくちぎり、トングを操り、時々ヤカンで周囲に水をかける。
その目まぐるしく働く後ろ姿はまるで「千と千尋の釜じい」のように真剣であった。
ゴクロウサン

火を燃やす作業って没頭してしまいますね。ハハ
時間を忘れて・・楽しい。


「釜じい」にはヤカンとドンブリがよく似合う



草原の山「木がありません」

2020-10-17 | 山の国から

霧ヶ峰(標高1702m)から
カシガリ山(標高1616m)越しに八ヶ岳連峰を望む
写真手前が霧ヶ峰付近の草原(山全体が草原です、木がありません)
その奥がカシガリ山(木がびっしりと生えてます)不思議な光景です。

長野県に「ビーナスライン」というなかなか凄い名の観光道路がある。
車山、霧ヶ峰、八島ヶ原湿原、美ヶ原といった高原の観光地を結んでいる。
この道路沿いには木がない(とても少ない)、山全体が草原になっている。
だからどこまでも見渡せる、この見通しの良い雄大な景観が人気のルートでもある。

なぜ木がないのか?
地元の人に聞いたことがある
「昔ここいら一帯で山火事があったそうな」「標高による森林限界で木が生えない」と諸説あったが、
調べてみると「長い時間による人為的な結果」説がどうも正しいようだ。
この辺り一帯、湿原もあり、かつては諏訪の人たちのための放牧を行ったり、馬などの家畜の草刈り場として維持されてきたために、木が生えていないそうです。(この辺りの高原から諏訪に直接通じる古い山道も多い)
近年では観光資源としての景観やスキー場の維持のためらしい。

なるほどね〜、でも人間のやる事って凄いですね。
こんなに広大な山一帯から木をなくしてしまうのだから。
(・・庭の草取りだけでも大変なのに)


霧ヶ峰のススキの草原から間近にガボッチョ(標高1681m)頂きをみる。
ガボッチョは双耳峰(そうじほう:2つの頂がある山)。
ガボッチョの意味は不明、
はるか昔からガボッチョ(ガチョンではない)とカタカナ表記で呼ばれている。




「なんとなく覚えているよ」

2020-10-11 | 山の国から

「御泉水自然園の木道」
すっかり新しく綺麗になりました。
人が歩きやすく自然環境の保護にもなるし、子供たちと機関車ごっこもできて楽しい。

八ヶ岳連峰蓼科山の御泉水自然園を一年ぶりに訪れた。
ここにはいつ来ても本当に素晴らしい自然がある。

私たち夫婦は毎年ここを訪れますが、今年は下の息子が久しぶりに一緒に来てくれた。
彼とここを訪れるのは20年ぶりぐらいかな・・・まだ小学生だったころ?
この木道で小さな子供たちと機関車ごっこをした。

彼は「この木道はなんとなく覚えてるよ」と嬉しそうだった。
・・・でも今回は機関車ごっこはしなかった。ハハ


この辺は少し紅葉が始まっていました。
・・・もう秋ですね。
・・私ももう秋です。



蓼科山とビジンサマ

2020-10-09 | 山の国から

蓼科山(たてしなやま) 標高2,531m
八ヶ岳連峰の北端、この蓼科山で赤岳、横岳と連なる南北30km余りの八ヶ岳連峰は終わります。
とても穏やかな優しい表情の山です。

この撮影地点は御泉水自然園付近、標高1,830m ぐらい。
ここから蓼科山まで登山ルートがあり、山歩きに慣れた人でも山頂まで2時間半ほどかかるようです。
・・・大変なんです、だから私は登りません。

この蓼科山にはビジンサマ(「美人様」ではない)が住んでいるという伝承があります。
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「水木しげるの妖怪楽園」より
黒い雲につつまれた丸い玉のようなすがたをしており、すべるように空をとぶ。
ビジンサマにであうと、たたりころされるとしんじられている。


ビジンサマ (©水木プロダクション)

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ここでは「妖怪」として紹介されていますが「山の神様」のようです。
ビジンサマが山を通る日には人々は山仕事を休むという。
・・・でもその日が何故わかるのかが不思議です?
毎月「第三木曜日」とか決まっていたら面白い、
決まっていれば山仕事の人たちも予定が立ちますネ。


「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」

2020-10-07 | 山の国から

「八ヶ岳連峰」
頂上は雲があって少しだけ見えなかったけど、
でもまあ全体はよく見えていました。

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信州車山山麓の山小屋に来ました。
今年はこれで2回目。
たぶん次回10月末に3回目でくるとそれで今年はもう終わり、
水抜きをして冬支度をして今シーズンは終わります。

コロナ禍だから仕方がありませんが、
なんだかな〜つまらないな〜。


夜はテラスで焚き火をして過ごしました。
燃えながら刻々と変化する炎を見つめているのはとても楽しい。

今回は久しぶりに息子と一緒に過ごしました。
炎を見ながら息子と語り合っていると、
昔「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」というハムのCMを思い出しました。
でも私より身体がひとまわりも大きくなった、
とてもわんぱくだった息子を目の前にすると、
「もうわんぱくでなくていい、普通でいてほしい」と思いました。