冬のカシガリ山
信州にある山小屋から、目の前にカシガリ山がよく見える。
雪の残った白い山肌に沿って細く映る木々の影がとてもきれいです。光線の角度によっては山肌の微妙な起伏がよく分かります、葉の茂ってる季節には絶対に見られない光景です。陽射しがまぶしいようなポカパカした日にこんな景色をボ〜ッと眺めていると、すこしずつ春が来るような気がします。・・・♫春よ来い・・・山はまだまだ冬だけど。
遠くから地表のように見えるのは熊笹の群生です、この辺りの山一帯は熊笹に覆われています。この熊笹のおかげで地表の土は雨にも流されません。雪が降った後、太陽の陽射しで枝の雪はとけ、低い熊笹の上に積もった雪だけ残ると白い山肌のように見えるのです。
山の起伏がよく分かります、この季節だけの眺めです。