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映画「ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK」を観た。
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すごく良かったナ!ザ・ビートルズ好きにはたまらな映画でした。「も〜、一緒に暮らしたくなるような素敵な作品!」。1962〜66の彼らの5年間のライブ映像を中心に構成されている。
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だいたいこの手の映画は、ファンのみなさんからは「凄い!」と絶大な支持を受けながらも、そうではないみなさんからは「別に〜」と冷ややかに扱われがちなのだが・・・この作品もそうです。この手の映画はそういうものなのです。
この映画で、知らなかった真実が初めて明されるわけでもなく、びっくりするようことも起こらない、それでもファンには楽しい映画、だからこれで良い。
アメリカの巨大なスタジアムのライブではファンの女の子たちがキャーキャーと絶叫し失神する、そんな中でビートルズの4人は汗をかきながら懸命に歌う。マスコミからのインタビューでも本当は不安なのにわざとおどけて見せたり、レコーディングの完成に喜んだり、自分たちの今の人気の将来を悩んだりする若者たちがそこにいる。どれも今までどこかで見たような映像だが、映画としての構成や演出は面白かった。
改めてビートルズはライブに強いバンドだったと感心した。リンゴのドラムが頼もしかった。
そんなライブに明け暮れる日々と、現在のポールとリンゴのインタビュー、そして有名人たちの思い出話を交え、映画は淡々とつづられている。
そして何より「音」が良かった。たぶん原音を相当に加工して音質やバランスを良くしている、映画館の大音響で観るとスタジアムの観客たちのワーワーキャーキャーを含めコンサート会場にいるような素晴らしい臨場感だ。この作品は映画館で観るのがオススメです。
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私が出かけたのは立川のシネコン、380席ほどのホール、日曜の午後なのに4割ぐらいの入りだった、興行的には苦戦なのかな〜?。もっと応援しなければ、「だからまた見に来よう!」と妻と決めている。客席を見渡すとまるで「シニア・デイ」のような感じだった、もちろん若い人もいたけどね。皆さん楽しそうでした。
私の息子たちもビートルズは大好き。小さい頃からビートルズを聞きながら育っているから。でも同じ頃ガムランも聞きながら育っているはずなのに、残念ながらガムランはあまり好きにはならなかった、家での私の練習があまりにも下手すぎて嫌になったのだろう、かわいそうなことをしたと反省している。