玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

ワヤンの朝(51) 浜松公演 2019.11,30

2019-11-30 | ワヤンの朝

今日は梅田一座、浜松鴨江アートセンター公演の本番です。

当日の会場での受付もOKです。
ぜひお出かけください!
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バリ島の影絵人形芝居「ワヤン」
演目は 〜マハーバーラタ「ビマの鬼退治」〜
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人形の影がスクリーンにうつりワクワク、ドキドキのお話がはじまります。
今回は、子供も楽しめる演目、笑いあり、涙ありの「ビマの鬼退治」をおおくりします。
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日本語を織り交ぜながら上演されるので、
子供から大人までどなたでもお楽しみいただけます。
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◆出演:ワヤントゥンジュク梅田一座
◆2019.11.30(土)
◆15:00開場 15:30開演〜16:30頃終演予定
◆鴨江アートセンター
◆料金:一般1,000円.学生500円.高校生以下無料
◆全席自由
◆お申し込み:梅田一座予約センター
予約フォームはこちらから

スペイン旅59「美しい世界」アルハンブラ宮殿ナイトツアー

2019-11-27 | スペイン旅

「アルハンブラ宮殿」のライトアップがとても綺麗でした。
夜景の方が柱の繊細さがとてもよくわかります。
この細い柱がこの宮殿全体の軽やかさを印象付けます。

グラナダに着いたその夜、アルハンブラ宮殿の「ナイトツアー」に参加した。
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ツアーと言っても、特にガイドさんが案内してくれるわけでもなく、
宮殿の入口付近の決められた場所に定時に集合し受付を済ませると、
順番に入場してあとは自由行動。
団体行動の苦手な私たちにはとてもありがたい、ゆる〜いツアーでした。
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「アルハンブラ宮殿」は私が学生の頃から「憧れ続けていた建築」。
だからこの夜は夢が叶ってとても嬉しかった。
本当に美しい建築でした!
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イスラムの人たちの「美」の感性は本当に凄い!と感心します。
そしてその「美」に敬意をはらい大切に伝えたスペインの人たちにも感心します。
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宗教や考え方が違うという理由で、文化的遺産を「破壊」してしまっては何も残りません。
530年前にこの地がイスラムから再びスペインへと奪還された当時、
数年間に及ぶグラナダの激しい攻防戦の後、
最後はこの宮殿の崩壊を避け穏やかにスペインにあけ渡したイスラムの人たち、
そしてこの宮殿の文化的価値に敬意をはらい後世に残したスペインの人たちに感謝です。
この「美しい世界」を残してくれてありがとう!


ライトアップが素敵な「ライオンの中庭」、とても良い感じ。
美しい舞台を見るようでした。
細い柱のシルエットが美しいですね。


「ムカルナス」と呼ばれる鍾乳石のような繊細な天井装飾に驚きます。
とにかく凄いんです!
あまりの凄さに首が痛くなりました。
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「ナイトツアー」からの帰りは、宮殿の丘から坂道をのんびりと下り市内へと戻りました。
歩きながら「この坂道ってテレビの旅番組で見たね」「そうそうギター屋さんに寄るやつでしょ?」「そしたら偶然にギターの達人が現れる」「そうそう偶然、偶然にね。ハハ」
・・・明日の昼間、また来るのが楽しみです。


スペイン旅58「眺めの良い部屋その2」グラナダ

2019-11-23 | スペイン旅

グラナダのホテル「イングラテラ」401号室からの眺め。(4階は401の一部屋だけ、ハハ)
屋根、煙突、アンテナ、裏街のこののどかな景色がとても気に入った。
中央のテレビアンテナの横、遠くに見えるのが「アルハンブラ宮殿」の「ベラの塔」
だからこの部屋は一応「アルハンブラ・ビュー」と呼ばれるのである。ハハ(ウソはない)


コルドバからグラナダまでは高速鉄道AVEと高速バスを乗り継いで約2時間、とても早い。
途中、アンダルシアの荒涼とした風景とときどき現れるオリーブ畑をぼんやりと眺めて過ごす。
高速バスはグラナダ駅前に到着。
駅前からタクシーで市内のホテルへ。5.7ユーロ(700円)と近い。
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グラナダのホテルはネットで予約をしていたが、案内された部屋にはバスタブがなかった。
予約の内容と違う!
でも、バスタブ無し事件は外国のホテルではよくある事なので気にはならなかったが、
私たちは、実はこの部屋の「窓からの眺め」が気に入らなかった。
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案内された部屋はこのホテルの表通り側の部屋なのだが、眺めが面白くもなんともない。
こんな部屋には泊まりたくない。だからゴネてみた。
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交渉理由としては、「約束のバスタブがないじゃないか!どうしてくれるの?」
ときりだした。(こちらはネット予約のやり取りを記録したプリントアウトを持っていた)
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ホテルの係の言う事にゃ、「バスタブ付きの部屋はあることはあるんじゃがの、
エレベーターのあるこの階からさらに階段で上がる事になるんじゃよ、たいへんじゃろ?
そんでんヨカ?・・ばってんその部屋はアルハンブラ・ビューじゃけん、とてもヨカよ!」
みたいなことをグラナダ訛りの英語で説明してくれた。
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そして案内されたその部屋を見て、私たちはとても気に入った。
部屋は広く明るく、バスタブもきちんと付いているし、何よりもアルハンブラ・ビューなのだ。
薄暗い表通りが見える部屋より裏街の屋根と明るい空が見えている方がよほど気持ちが良い!
そして静かだ。
「この部屋がヨカ!」と小金井訛りの英語で即決した。
そして私たちはとても快適に過ごしたのでした。メデタシメデタシ。



はじめに案内された部屋からの眺め。
なんだか面白くもなんともない。
この通りは、夜は酔っ払いがうるさいシ。
・・・文句ばかりでゴメンナサイ。


「蓼科湖」27年ぶり

2019-11-20 | 山の国から

「蓼科湖」 10.28 後方に八ヶ岳連峰が見える

この日は「秋晴れ」・・あまりにも良い天気。
「こんなにいい天気だから、どこか散策に出よう!」と妻と意見は一致、散策場所を探す。
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山小屋のある車山の周辺は、高原の観光地なので散策コースはたくさんあるのだが、
車山周辺のコースを私たちはすでに散策済みだし、犬が同行できるコースは少ない。

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そこでいろいろ検討した。
本格的なトレッキングコースは、どれもワンチャン同伴はNG、
「トレッキングではなく、ゆる〜くゆる〜く、ただ歩けるところはないのかな?」と。
すると「蓼科湖の一周はどうかな?・・これならいかにもゆるそうだし?」と突然思いついた。
蓼科湖にはもう27年ほど行っていない。(直近の道路は通過しているが)
茅野市観光課に電話をした。
(こういうことは直接聞くのが一番早い)
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観光客「蓼科湖の一周の散策路はありますか?」
観光課「あります、あります、この夏新しい遊歩道も整備されました」
客「一周するのにどのくらいですか?」
課「2キロほどです、今は紅葉が綺麗でお楽しみいただけます」
客「犬もいいですか?」
課「いいです、いいです、近くには犬もOKな飲食店もあります」
客「駐車場はありますか?」
課「あります、あります、すぐにわかります」
客「有料ですか無料ですか?」
課「無料です、無料です」
客「ありがとうございました」
 「ところであなたは二郎さんですか?」
課「とびます、とびます」(これはウソ)
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そんなことで
蓼科湖を一周した、ものすご〜〜くゆっくり歩いて2時間ほど、
2時間ほどでちょうどお腹が空いたのだが、周辺は「なんだかな〜?」的なお店ばかりなので、
結局、直行で山小屋に帰って買い置きのラーメンを食べた。


後方に八ヶ岳連峰の「蓼科山」、この日の蓼科湖はとて美しかった。
「なぜだろう?今までこんなに美しかった印象はないのに?」
と妻と話していると・・気がついた。
「スワン型のボートがいないから!」
この日は平日だったので観光客も少なく、
おかげでボートが湖上に出ていなかったのである。
「そうか!だから綺麗なんだ!」と納得した。

何もない湖上はとても静かで美しかった。
(これ、とても大事なことです)






「消し板」を知ってますか?

2019-11-13 | わたくしごと

今、ワヤンの本を作っています。
ワヤン上演の様子を斜め上から見たアングルで描いてみました。
当初はイラストレーターに依頼するための資料を作っていたのですが、
より正確に・・だんだん細かく書き込んでいるうちに・・気がついたらできていた(?)
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絵を描くのに今は使わない懐かしい道具たちを出してきた、30年ぶりの再会である。
(自分でも「よくま〜とってあったもんだ」と感心した)
(さすがにスミ入れ道具「ロットリング一式」は残念ながらもう使えなかった)

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「上の写真」
消しゴムの左下にある薄い薄い金属の板、これが「消し板」です。
いろいろな形のくりぬきがあり、消したいところに合わせ上から消しゴムを使う、
消したい部分だけが消え、他の部分は消し板にマスクされて消えない仕組み。
昔々、人類がまだ鉛筆で製図や絵を描いていた頃に活躍した道具です。
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大きさの違う丸い穴が並んだプラ板は「テンプレート」と呼ばれ、
現代のようにPCで簡単に「円」が描けなかった時代に大活躍していて、
コンパスでは描けないような小さな円に便利でした。
正円、楕円、四角、三角、はたまた便器や家具までものすごい種類がありました。
繰り返し使う特殊なカーブなどは自分でプラ板を削って作ったものです、凄いね!
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ハサミとシャーペンの間にある小さな物差しは「三角スケール」。
「サンスケ」と呼ばれ親しまれていました。
6パターンの縮尺が選べます。
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右端のブラシは机上の消しゴムのカスを集めるのに使います。
そもそも「消しゴム」を知っていますか?(私も最近は使いません)
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このスケッチの描いてある半透明の紙は「トレペ」、トレーシングペーパーです。
昔はこの紙を重ねながら製図や絵を描きました。
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今回のPCを使わない作業はなかなか楽しかったけど、
でも目が見えなくなったし、手先が震えるので細かなことはもう難しい。ハハ
「ハズキルーペが欲しい!」




浜松・鴨江アートセンター公演(11.30)のお知らせ

2019-11-05 | ワヤンのお知らせ


11.30(土)鴨江公演
予約フォームはこちらから

梅田一座「鴨江アートセンター公演」のお知らせです。
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バリ島の影絵人形芝居「ワヤン」
〜マハーバーラタ「ビマの鬼退治」〜
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人形の影がスクリーンにうつりワクワク、ドキドキのお話がはじまります。
今回は、子供も楽しめる演目、笑いあり、涙ありの「ビマの鬼退治」をおおくりします。
・・・・・・・・・・・
日本語を織り交ぜながら上演されるので、
子供から大人までどなたでもお楽しみいただけます。
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◆出演:ワヤントゥンジュク梅田一座
◆2019.11.30(土)
◆15:00開場 15:30開演〜16:30頃終演予定
◆鴨江アートセンター
◆料金:一般1,000円.学生500円.高校生以下無料
◆定員60名:全席自由・要予約
◆お申し込み:梅田一座予約センター
「予約フォーム」https://forms.gle/1QZoFwwD5BhLDwRC8
「お問い合わせメール」wayangtju@gmail.com(メールでのご予約もお受けします)
「ホームページ」 http://wayangtunjuk.web.fc2.com/
「検索 → 梅田一座」 → 「ワヤン・トゥンジュク梅田一座のホームページ」
→ 「公演情報」 → 「鴨江アートセンター公演」 → 「予約フォーム」


雲海の断面

2019-11-02 | 山の国から

「雲海」 10.28
茅野も蓼科も今はこの雲海の下、左は八ヶ岳連峰の南端。

山小屋に来た翌朝、のんびりと8時ごろに目が覚めた。
寝室の障子越しの光は明るかったので、
「・・ん?・・今日は晴れだな。よし!」と勇んで起き出して外を見て驚いた。
とても大きく厚みのある「雲海」が直近まで広がっていた。
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雲海の上部はちょうど私の目線と同じ高さの水平面なので海抜1,450mである。
山小屋から朝の雲海は時々見るが、こんなに自分とぴったりな高さの雲海も珍しい。
大抵はもっと下方に見えている。
・・少し考えるとこれは当たり前のことで、下方に見えるから雲海であって、
自分がもし雲海の中にいれば、それはただの「雲の中」である。ハハ
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今回の雲海が不思議だったのは、雲海が私の直近で堰き止められたように止まっていて、
その「厚い断面」を見ることができたことである。
雲の断面を見ることはそうはない、これは珍しい光景だ!
まるで割れた海を眺めるモーゼになったような気分だった。(ホントか?)
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その後、この雲海がどうなったのか・・?
私はまた眠くなり、布団の中に戻ってしまったので知らない。スミマセン
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でも、この日は「秋晴れ」の素晴らしい晴天になりました。(これはホント)


「雲海の断面」 10.28
滝が落ちているようにも見えました、とても不思議な光景。