この日はデイサービスで朝からパジャマを脱いで(というよりは昨日から着ていたシャツを脱がせて)着替えてデイサービスからのお迎えを待ちます。
「その前に少しでも食べよう」食事を促すと先ほどまで要らないと言っていた気が変わって食べ始めますが途中でトイレに。
そのままガラリと戸が開き外に行った様子。
朝は何回となく新聞を取りに行きます。
ふと気づくとしばらく経っても戻って来ません。
慌てて玄関に行くと靴がありません。
「あ、出かけてしまった」
今まで家から一人で出かける事はありませんでした。
いつも一緒に出かけるスーパーの方に行って見ましたが姿はありません。
「どうしたら良いかなあ」と思いながら家に戻ると家の前で近所の方が待っていました。
夫を送って来てくれたとか。
夫はニコニコと手を振って家の中に入っていきました。
夫は何時もと違う方向のその方の家に上がりこんでガラガラとあちこち探していたとか。
「お名前は?」と聞くと「〇〇です」と名乗ったので分かってもらったようです。
その方は「私もそういう仕事をしていたのですぐ分かりました。それでも名前が分かったのでよかったです」とすぐに対応していただき夫は無事戻って来ました。
その間10分足らずだったと思います。
今まで一人で家にいても出歩く事はなく安心しきっていたのですがこれからは又対応を考えて置かなくてはなりません。
この日は出かける準備をしていたのでお出かけモードで靴を履いて出かけてしまったようです。
次の日門扉に外から鎖を巻いて私だけ出かけました。
少し心を痛めながら・・・
今回使ったのは下の物でしたが自転車のチェーンもいいかなと思って買って来て見ましたが暗証番号を忘れたり一々合わせるのも面倒かな・・・・
(マリーゴールドがまぶしく咲いています)
今日、母は 私の名前も言えなかった。
会話が成り立たなくても
同じことの繰り返しでも
思い出があやふやになっても
いつも私を支えてくれた
母であることに
変わりはありません。
こんどは私が母を支える番。
でもこのまま
二人三脚で歩いていけば
いつかどこかで躓いて
お互い倒れてしまうかもしれない・・・
今の私には
何ができるかなって
考えたとき。
周囲の人。
施設。
制度。
あらゆる人の手を借りようと
思いました。
冷たい?
いいえ、それが私の
精一杯の愛情です。
ご近所の方にすぐ助けてもらえて良かったですね。
ご近所に声をかけておくことが大事なんですね。
ご主人、足がしっかりされているとなると、また気苦労も多いですね。鍵やチェーンや、お知らせセンサーといったものとか、GPSとかも必要かもしれません。
うちは、自分の家がわからなくなったと同じ頃に、足も衰えて、だんだん歩けなくなりました。
だから、一人で出歩いても遠くまで行くことは無かったのですが、転んで道端に倒れていたことが2回。1回は植え込みに倒れていて、通りがかりの女性二人が110番通報しているところへ私が帰ってきて、2回目はつい先日のことで、頭を打って、脳内出血、以降、傾眠と歩行障害・認知機能の急激な悪化となってしまいました。あの時、私が夫を一人家に残して、買い物に出なければ・・・とやっぱり思ってしまうのです。
ご主人も、ちょっとの間でも一人にしておくのは危険になってきていると思います。
いつも見守っていただき有難うございます。
記事は気づきませんでしたが改めて見直し見つけました。
心にしみる言葉です。
本当に皆さんの力、知恵をお借りしていかなければと思っています。
この頃はまた一段と進んできているようです。
夫はデイサービスに行く事も嫌がる事は無くなり今は週3回行っています。
今の時代は認知症もまだまだ偏見もありますが多くの方々が理解してくれる病気になり本人も家族も公にしやすくなっています。
皆さんのお力をお借りしていきたいと思っています。
これからも宜しくお願いいたします。
本当に足が丈夫なうちはどこへ行くか心配ですしそれが無くなると今度は転倒を心配する。
心配は次々と襲ってくるのですね。
本人もその時その時やはり不安に思っているのでしょうね。
ただすぐに忘れてしまうのが救いでしょうか?でも忘れるのも不安・・・。尽きない不安です。
それにしても残酷な病です。
それに負けずに知恵を働かせ皆さんの力をお借りしようと思っています。
今GPSの機器を探しています。