6月22日里山自然観察会の下見に部長と会員2人で登米市豊里の平筒沼(びょうどうぬま)に行って来ました。
初めて聞く名前で1度では覚えられませんでした。
仙台から車で2時間近く。
桜が植えられた沼の周囲の歩道は手入れが行き届き、仙台からはちょっと遠く、ハイキングにはちょっと物足りない感じもしますがのんびりするにはとても良い所です。
沼を続く高台に平筒沼自然学習館があり、ここには昔の民具などがおいてあり、大きなテレビが据え置かれ、200円で食事や会議などにも部屋が使え、見晴らしもよいのですが、行った時は日曜日のせいか、人もほとんどいなくて勿体無いほどです。
私がここで何より心引かれたのはたくさんの釜神(かまがみ)様でした。
釜神様は古民家では何度か見ましたが、ここでは民家を壊すときに柱ごと切りとって持ってきたとか。20個くらいの大きな様々な表情の釜神様がありました。釜神様は家を新築するときに大工さんや左官屋さんによって作られ、火伏せ、魔よけ、福徳の神として祀り、その家のご主人に似せて作られたものもあるそうです。
きらきら光るあわび貝や、瀬戸物の目、杯を伏せて糸尻の部分を瞳に使ったもの、縄を鉢巻にしているもの、髭も歯もちゃんと付いていて、色々な工夫があります。
豊里町の釜神様は左官のあだ名が「ハダカカベ」という人が作ったものが数多く残されており高い評価を得ているようです。その表情が怖いもの、愛嬌のある物、こんなに表情豊かな釜神様に会ったのは初めて。どこかに私の顔に似たところがあるような・・・そんな親近感があります。
写真は撮っても構わないとお言っていただきましたがケースの中に入っているので光が入り込んでうまく取れなかったのは残念!
又是非行って見たい所です。
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