ZZR1400GTR's Tagebuch(日記)

主に独逸・墺太利・瑞西・南チロルの欧州事情を発信。

うまい!

2011-09-28 18:42:33 | ZZR1400
旧型のV-max 、その前輪にかぶせてあったメット、しっかりロックされていました。見た瞬間 「うまい!」 と関心したのですが、「自分ではしない」 とも思いました。そんな自分には、何らかの 「境」 、「限度」 、があります。大げさに言えば、「その境地には達しない」 の予感と確信で 「残念がる」 な気持ちです。ちょっと複雑な想いなのですが、イタリア的なものって、「官能的」 とでも言えば良いのか、直情的で、「真っ直ぐさ」 を感じる事があるのですが、自分のある種のキャパがそれを 「受け止め切れないもどかしさ」 があります。

平均的なドイツ人がイタリアに行けば、平均的日本人がドイツで主に言葉の問題で 「ドキマギする」 するのと一緒な目に遭います。でも、ドイツ人はイタリアが好きで、特にバイカーにとっては、「イタリア的なもの、アルペン、ドイツ語が通じる」 で、「イタリアの中のドイツ」 と言われる 「チロル地方」 が一番人気なのは、昔も今も未来も変わらない "単なる事実" です。

イタリアらしさ

2011-09-28 18:07:27 | ZZR1400
イタリアの道端で見かけたアプリリアです。転倒でもしたのか、カウルの前部分が広範囲に割れていて、それを 「セロテープ」 でぐるぐる巻きにしてありました。走っている時には周りの人は気が付かないレベルでしょう。運転している本人には見えない角度です。

欧州には、「遠目でOK、近場でNG」 がよくあります。「パッと見、きれいなら、整っていれば、細かいことを気にしない」 とでも言える感じです。平均的日本人が襖や障子を作る職人さんの正確無比な妙技に関心する位の落差が、日本人とヨーロッパ人の間にはありそうです。

多分、この 「ぐるぐる巻き」 で 「なんとも思わない」 のレベルに達するなら、「イタリアン度が満水」 と言えるのかもですが、なかなか困難です、普通は ... でも、見ていて不快になるようなことは無いので、「こう生きられれば人生には苦などなく、楽だけが横たわっている」 のかもです。