ZZR1400GTR's Tagebuch(日記)

主に独逸・墺太利・瑞西・南チロルの欧州事情を発信。

2CT と 1400GTR (続続)

2009-07-07 15:07:05 | ZZR1400

体験者談をまとめると、「タイヤ自体の軽さ」 がもたらす、利得と弊害を併せ持ったタイヤらしいです。耐久性は良いようです、少なくとも BT021 並みか、それ以上は持つらしいです、距離的には平均して1万キロ前後だと聞いています。サーキット走行が混じると極端に減ると思いますが...

超高速(時速220キロ以上)の直線でも、高速な(時速180キロ以上)曲線ででも、「嫌な感じ」 がしたら、急な減速やシフトダウンを避けて、そのネガな印象が消える状態に戻せば良いとの感想です。

リコール前のフランス生産分の2CTの既知の問題点は、ドイツのアウトバーンのように、サーキットではあり得ない 「時速200キロ超での巡航」 なんて真似をすると、既に安全上の問題はないのでしょうが、弱点が透けて見えます。 

ある境に、「ズルッ」 と行くのか、事前に何らかのシグナルを貰えるのかでは、シグナルを受信できるタイヤの方がありがたいと言えますし、公道での使用を前提に考えると、本来はそうであるべきです。

しかし、果たして、「BT021 の方が良かった」 と言えるのか、「2CT を知る事が出来て幸運だった」 と言えるのか、今はまだ結論が出ません。でも、「じゃー、楽しくないか」 と聞かれれば、「楽しくなった」 と言えるタイヤです、2CT は。


メンテの必要性

2009-07-07 14:07:04 | ZZR1400

これは昔に書いた記事

http://blog.goo.ne.jp/zzr1400_2006/e/59d537472424d586178ec3481183b480

に使った写真です。このリヤサスはすばらしい物でした。今も使っています。

サスにもメンテが必要です。この様な、本来はスポーツ系のサスが得意な会社(O社も同様)の製品は、純正品に比べて 「高性能、しかし耐久性に劣る」が普通です。何かを削ったから何かが良くなる、じゃ、何に気をつけなければならないかは、「メンテ」 でしょう。でも、サスのメンテって、フロントを整備できる人だって、リヤサスはお手上げ状態が普通で、製造元かメンテ専門の業者に任せるしかありません。少なくとも、2年に一度のオーバーホールが理想です。

現実はサスを交換したときに大枚をはたいていて、メンテ前後の取り外しと取り付けの手間や、サス無しの状態での待ちの期間、決して安くない料金を考えると、大抵の人のリヤサスが初期の性能を発揮出来ないでいるかもです。

仕事で使っているモニターは定期的なキャリブレーションが必須です。「何故か?」モニターは変化(劣化)するからです。見慣れたモニターの変化に気が付かずに仕事して、色のマッチングミスで再現されたものが不本意な物になる事があります。リヤサスも同じで、段々と劣化していきます。でも、結構、そのヘタリに気が付かないことも多いのだと思います。「慣れてしまう」 のでしょう、変化が緩やかだから。

私の1000GTRのリヤサス、年数にして2年弱、距離数も3万キロ近くになっているので、今月中にメンテに出す予定です。大体2週間かかるそうです、ウィルバース本社にメンテに出して戻って来るまで。