ZZR1400GTR's Tagebuch(日記)

主に独逸・墺太利・瑞西・南チロルの欧州事情を発信。

2CT と 1400GTR (続)

2009-07-05 15:41:16 | ZZR1400

押した仕事が幾つもありますが、気になって仕方がなかったので、昨晩(0時頃から3時頃まで)アウトバーンを 2CT 付きの 1400GTR で流しました。

カワサキショップのオヤジさんは、「ドイツで100本の指に入る現役のレーサー」、「危ないから公道はバイクで走らない」、御仁です。その人の一押しタイヤが、リコール後の 2CT (スペイン製) なのですが、「カーブをより高速に回れる」 が彼の視点です。

昨夜は、 「あれっ」、「あれれ」 と言う瞬間に何度も遭いました。曲がりなれた高速カーブ(時速200キロ超)で、後輪が不安定になるのを感じたからです。「滑る」 のではなく、タイヤが腰砕けたようにグニャッとなる感じです。高グリップタイヤ、高トラクション、高速カーブ、途中でトラクションが抜けたら、そのまま滑ってしまおうが、グリップ復元でハイサイドが起ころうが、いずれにしても事故に繋がります。

メーカ指定のタイヤで同じ区間をもっと高速に走り続けましたが、このような 「嫌な感じ」 になった事は1度もありませんでした。何故でしょう?突出した何かを得る代わりに、他の何かを犠牲にしたということなのでしょうか?

いずれにしても、1400GTRのアウトバーンでの使い方に制限が加わりました。ZZR1400 的に走れなくなった、と言うことです。でも、確かに低速カーブは面白くなりました。

 


2CT と 1400GTR

2009-07-05 06:18:01 | ZZR1400

この写真は以下の記事の物を縮小したものです。

http://blog.goo.ne.jp/zzr1400_2006/e/9c289bdf5d7b1ff6e6edcfe90895b570

今日のお昼にちょっとアウトバーンに出て 2CT を試してみました。時速220km位から直線で後輪に右(みぎ)左(ひだり)への小刻みな振動が感じられて、BT021 の時よりも少し硬く(4ノッチ程)しました。その後はOKでした。

新品ですので、まだ時速250kmオーバーや急加速などは試していませんが、いつもならアクセルを戻すコーナーへそのまま突っ込んで行けたりして、接地感が抜群に良いタイヤだと思います。直線番長にはもったいない。そのまま近くの峠に行って、ほぼタイヤの端まで使ってしまいました。BT021では左右5ミリは未接地部分が残っていました。

このタイヤは、私には超高速での剛性感がイマイチな感じですが、その分、コーナーでがんばってくれます。何事も経験、しかし、「次の機会に、もう一度 2CT にしますか?」と問われたら、「ノー」だと思います。

理由は、「1400GTR は ZZR1400 じゃないから」 です。メーカーのタイヤのチョイスは理に適っています。それも専用タイヤと銘打っていて、中身も市販のものと少し変えてタイヤメーカーにわざわざ製造してもらっています。

2CT は、すごいタイヤです。でも、トップにパニア付けたバイクをフルバンクさせてカーブに突っ込んで行く、「意味」「意義」「理由」 が私には見えません。今夜、もう一度試してみますが、峠に荷物満載で行って、同じ宿屋を基点にして、各ケースを外した1400GTR で峠を次々と越えていく様な使い方には最適かもです。