まぁ、何とかなるっしょ!

模型製作とクルマのみならず、このところはキャンプにも目覚めてしまった、アウトドア寄りのインドア派人間が綴るブログ。

モデラーズ FK2 シビックタイプR 完

2018-06-24 22:13:14 | モデラーズレジンキット シビックタイプR(FK2)



FF量産車世界最速を実現した、ブッチギリのタイプR。





































































2015年3月、ニュルブルクリンク北コースにて7分50秒63という当時のFF量産車最速ラップタイムを記録。それにちなみ750台限定(商談申し込みはHPのみで、しかも抽選)で日本でも販売された、4代目となる(タイプRユーロを含めると5代目)FK2型シビックタイプR。


EP3やFN2同様英国で生産され、逆輸入という形で日本に導入されました。噂では平行輸入の個体も少ないながら存在するようです。


一見、無限エアロでも付けてるのかな?と思うほど厳つい全身のエアロパーツは強力なダウンフォースを生み出すもの。


搭載されるエンジンは、これまでのタイプR伝統のNAエンジンからついにターボエンジンになりました。2リッター直4ターボ「K20C」は、最大出力310ps最大トルク400Nmを発揮する高性能エンジンです。


NAほどのキレは無いものの、ターボとしては高回転まで伸びがあるエンジンのようで、さすが「エンジンのホンダ」といった所でしょうか。乗ってみたい。





キットは5月下旬にインターアライドから発売されたモデラーズレジンキットシリーズの新作。


レジンキットはS660に続き2作目です。


タイプRは現行FK8が発売しているので、このFK2はモデルとしては1つ前のものになってしまいますが、それでも1/24スケールでこうしてキット化してくれたことにまずは拍手を送りたいですね。


出るとは全く思っておらず、個人的にはFK8よりFK2の方が好みなので、ありがたや~でした。これからもホンダ車の発売に期待しています!


相変わらずボディーには気泡や歪みがほとんど無くて、素晴らしい造形だと思います。


大きな工作はせず、前後バンパーのセンサーのモールドを削り落とし、内装に自作のシートベルトとトノカバー(リアガラスのスモークが濃いので完成後ほぼ見えない)を追加しました。


内外装はマスキング箇所が多めなので、キチッと塗り分けるのは中々骨が折れました。


またこのシリーズ特有のウインドウ周りはある程度の慣れを要する部分で、やはり苦戦しました。


一部気になった箇所や途中で失敗してしまった部分もいくつかありましたが、最後は気力で完成させました。


実車は札幌モーターショーで見たきりなので、こうして完成したキットをマジマジと見るとやはりカッコイイの感想しかありません。




最後は歴代シビックR達と並べてみました。


こうなると未だキット化されていないFD2やFN2、現行FK8も欲しくなってきますね。




次回作はこのキットとほぼ同時期に買っていたフジミのデルソルを予定しています。

モデラーズ FK2 シビックタイプR その5

2018-06-23 21:39:38 | モデラーズレジンキット シビックタイプR(FK2)
ボディーの続きです。


その前に、前回窓枠塗装でマスキングが不十分だった箇所ですが、スミイレの際に一緒に修正しておきました。





さて今回は最後まで一気に行きます。


まず先にエッチングパーツを塗装しておきます。





ガイアマルチプライマーで下塗り後フラットブラックを吹きました。





ランプ類です。


ヘッドライトは実車画像を見ながら塗り分けました。


プロジェクター部分は着色済み(クリアーレジンが盛ってある?)エッチングパーツを貼り付けるようになっており、中々リアルです。





カバー淵は黒だと少々キツ過ぎるような気がしたので、今回はシルバーを塗っておきました。


クリアパーツはS660より透明度が高かったです。





接着はGクリアーで。カッコいいですね。


フォグ周りはエッチングパーツです。


グリルのメッシュもエッチングですが、曲面に合わせてある程度曲げておく必要があります。





続いてテールランプ。





カバーにガイアのクリアーレッドを塗装しました。


このクリアーパーツなんですが、厄介なことにラッカー溶剤が付くと表面が白く曇ります。エナメル溶剤では問題無いようです。


ラッカー溶剤を含ませた綿棒で塗装を剥がすいつものやり方では塗り分け出来ませんので、面倒ですがしっかりマスキングして塗り分けました。





ハイマウントストップランプやディフューザーのリアフォグとリフレクター、メッシュ部分はエッチングパーツで再現です。





迫力あってこれまたカッコイイ。





ミラーは、根元のフラットブラック以外EXブラックで塗装しました。


ドアミラーウインカーはデカールはおろかモールドすら無し。インストでも省略されてますね。


なので、フラットクリアーを吹いたミラーフィニッシュをカットして貼ってみましたよ。





ちょっとデカイかも?





ボディーとシャーシを合体させます。


この時にシートベルトも取り付けました。奥まっていて若干分かりにくいです。








接着しにくい所でしたが、タイプRならではの赤いシートベルトはとても印象的なので、頑張って再現しました。





シャーシをネジ止めでしっかり固定してブレーキを接着します。





金属シャフトを通してホイールを付けますが、おや?どうもツラが合わずフェンダーからはみ出す模様。





ピンバイスでホイール側の穴を深くしたり、干渉しそうな部分を削ってみたりして調整しましたが、





ここまでが限界でした。実車なら車検通らないですね、これ・・・。


フロントはともかく、リアに関しては、シャーシ側がレジンの収縮で歪んでしまったのか、ホイールの穴が元々浅いのか、金属シャフトが長過ぎるのか。


車高は特に問題無いだけに、ちょっと残念になってしまった箇所です。





そしてこのレジンキットシリーズの難所と言われる(?)のがウインドウの接着。


外ハメ式で、黒セラやスモークが最初から塗装済みなのは非常にありがたいのですが、接着しろが小さい上に、自分で曲げてある程度クセ付けしないと、素材の反発力で剥がれてきます。


しかもこの素材曲げにくく、あまりグリグリやってると折れ線が入ってしまう困り者。フロントガラスで少しやらかしました・・・。


S660はオープンカーなので気になりませんでしたが、シビックではそうは行きません。


取り敢えず細切りにした両面テープで貼っていきます。








窓枠はこれまたエッチングパーツなのですが、ボディーに合わせてうまいこと曲げてやらないと全然貼れません。


この塩梅がまた難しく、何回もやり直しました。





ふぅ、何とか貼り終えました。





あとはリアウイングやワイパーを接着して完成です。


やや苦戦しましたが、1か月掛からずに完成です。





















モデラーズ FK2 シビックタイプR その4

2018-06-18 02:31:56 | モデラーズレジンキット シビックタイプR(FK2)
今回からいよいよFK2のボディーの仕上げに入っていきます。





まずボディーの鏡面仕上げから。


前後オーバーフェンダーやバンパーなどエッジが多く、研ぎ出しは結構大変でした。


2000~3000番のペーパーやスポンジヤスリで全体が艶消しになる程度までヤスリがけ。





これをいつものタミヤコンパウンド3種(粗目・細目・仕上げ目)+ハセガワセラミックコンパウンドで磨いて行きます。





今回はクリアー層をしっかり厚めにした甲斐あって、角を出さずに済みました。








鏡面具合を確認。サイドはクリアーでややボテッとしてしまったでしょうか?





マスキングして窓枠等を塗装していきます。





あちこち一体成型になっているので、マスキングが非常に厄介でした・・・。時間的には丸1日程度は掛かったと思います。


念のためにテープの境目にはゾルを塗っておきました。





最初は前後バンパーとエアロパーツの塗り分けから。


ここはツヤのある黒なので、ガイアEXブラックを塗装しました。ドアミラーとドアノブも忘れずに。





ここまで来て今更ですけど、ボディー塗装の時、先に黒を塗装してからマスキングしてグランプリホワイトを塗装した方が、もしかしたら作業的に楽だったかも?(特にリアウイング)





続いて、窓枠、ルーフモール、リアドアノブ、タイヤハウスなど。


先ほどEXブラックを塗装した部分をマスキングしてから、タミヤラッカーのフラットブラックを塗装しました。





ここ最近、フラットブラックはタミヤラッカーを使う機会が非常に多いです。


ただ、乾燥時間短縮のためにガイアメタリックマスターで希釈しているせいか、塗膜が少し弱い気がします。やはり純正のタミヤラッカー用シンナーで希釈した方がいいのかもしれません。





さらにマスキングしてテールランプ内部をEXシルバーで塗装します。





別パーツになっているヘッドライト内部も一緒に塗装しておきました。





マスキングを剥がしてみると、








だいぶFK2っぽくなってきました。ただよく見ると、





あらら。マスキングが甘かった箇所がチラホラとありますね・・・。





今回はマスキングにかなり時間を取られ疲れてしまったので、次回まとめて修正します。







































モデラーズ FK2 シビックタイプR その3

2018-06-12 22:57:06 | モデラーズレジンキット シビックタイプR(FK2)
FK2のシャーシの残りを片付けます。





前回ちょろっと映ってましたが、下周りは黒サフを下地に、EXシルバー、スターブライトジュラルミン、セミグロスブラックで塗り分けました。





実車の塗り分けとは多少違いますけど、インストのフラットブラック1色よりはいいかと。


あとはクリアーオレンジとクリアーブルーで適当に汚しを加えて、





一応完成です。





このまま内装の製作に移ります。


内装でまず気になったのが、このシートの座面の高さ。





うーん、ちょっと高過ぎですね。造形自体は悪くないです。


シート下を削ってしまうと、シートとダッシュボードの高さのバランスが崩れてしまいそうなので、ここはシートは弄らず、フロアに少し厚みのあるフェルトを貼ってみることにします。





続いてリアのラゲッジスペース。





シャーシと内装一部が一体になっている関係で、床面が何だか低いです。


なので目立たないようトノカバーを自作してみました。





プラ材現物合せの簡単なものですが、フェルトを貼るともう少しそれっぽい雰囲気になります。


他にも若干怪しい部分がありましたが、しっかり塗り分けてやればそこそこいい感じになりそうです。





シートベルト関連はいつものように自作しました。





では塗装して行きます。


しっかりパーツ洗浄してからサフ吹き。





ダッシュボード、ドア内張り、ステアリングなど大部分はニュートラルグレーⅤ。シートはジャーマングレーです。











クリアーブラックで軽く陰影を付けました。


あとはデカール貼りと細かい塗り分けです。


インストはかなりザックリした指示であまりあてにならないため、実車画像を参考にしながらの作業でしたが、塗り分け箇所が多くてちょっとシンドイです。








ステアリングの赤い部分は付属のデカール+筆塗り。スイッチ周りはデカールが用意されてました。





シフトノブは実車だとアルミ製。冬間違いなく辛いですね。


無限のカーボンシフトノブ辺りに交換したいところ。


そう言えば、このFK2も現行FK8も6MTですが、タイプRは将来的にDCTが設定されるようになるんでしょうか?欧州ライバル勢はDCTがほとんどですからねぇ。





タイプR専用バケットシートは塗り分けが厄介でした。


パターンはデカールで再現ですが、シートバックとサイドは塗り分けが必要です。これが中々面倒で、1度塗り直しました。





普通は隠蔽力が低い色から先に塗装しますが、ここは隠蔽力の高いグレー(黒)を先に塗装しマスキングしてから赤を重ねて行くほうが、作業が楽に感じるかもしれません。(今回そうしました)





デカール貼りに失敗してしまった箇所は塗装で誤魔化しました。





こうして見るとわかりません。多分。



シルバーのガーニッシュは気合いで塗り分け。仕上げにフラットクリアーを吹きました。








苦戦しつつも、ようやく内装が出来ました。





マスキングテープで仮止めして、全体の雰囲気だけ。














ボディーと合わせてみました。








流石に2シーターのS660より大変でしたね。





さぁ、あとはボディーです。



モデラーズ FK2 シビックタイプR その2

2018-06-02 00:36:52 | モデラーズレジンキット シビックタイプR(FK2)
モデラーズレジンキットFK2シビックタイプRの2回目。





いよいよボディーの塗装に入ります。


ボディーカラーは言わずもがな、チャンピオンシップホワイトで。


日本だと白黒だけですが、本国仕様だと赤とかも設定があるようですね。





まずガイア白サフを塗装。


ガイアのサフEVOシリーズはプライマー入りなので、レジンキットに使用できます。





ボテっと厚ぼったくならないよう極力薄めを意識し、2~3回ほど重ねました。


続いて、





クレオスのグランプリホワイトを塗装しました。


白下地に白なので、変化がイマイチ分かりにくいですが。





クリアーを重ねて行きます。


相変わらずホコリが厄介でした。白いボディーのため余計に目立ちます。











フジミプレリュードでは研ぎ出しで下地を出しまくってしまったので、今回はいつもより多めかつ厚めにクリアーを吹いておきました。


が、まぁそれでも恐らくどこか下地を出すことでしょう。フェンダーとかシャークフィンアンテナとか。





こうして見ると、ドアの枚数こそ違えど、ボディーのフォルムはFN2からの流れを感じますね。


寝かせ気味になっているリアガラス周りに、初代であるEK9の面影が何となく残っているでしょうか。


ボディーはこのまましっかり乾燥させます。





その間にシャーシの方を少々。





もう一度しっかりと洗浄してからサフ塗装に移ります。





ホイールのみピンクサフで、それ以外は黒サフ。


マフラー(今回はシャーシ裏の方もしっかり塗装します)にはいつものガイアスターブライトジュラルミンを塗装。


ブレーキは同じくガイアのブライトシルバーです。ついでだったのでABCペダルも一緒に塗装しました。





一度クリアーで保護してから、ブライトレッドでキャリパーを塗り分けました。





ローターはエッチングパーツがあるので、それを使用。


フロント側は接着面にエナメルフラットブラックを塗装しておいたので、ローターの穴がよりくっきり見えるかと思います。


ブレンボのロゴは、こんな細かいにも関わらず、ちゃんとデカールが用意されていました。ありがたや。





お次はホイール。


FK2のホイールはリムに赤いラインが入るのですが、これを頑張って塗装で再現してみます。


一応デカールは付属しますが、私の腕では綺麗に貼れる気がしなかったので、今回使用しません。S660でも綺麗に貼れませんでしたし。


やり方としては、以前のS660と一緒です。


まずブライトレッドを塗装。リムさえ赤くなればいいので、割と大雑把です。





それからガイアエナメルのブラックを塗装。真っ黒にします。





乾燥後、エナメル溶剤を付けた綿棒でゴシゴシしてブラックの塗装を剥がしていきます。





S660ほど面倒ではなかったですが、それでもホイール4本終えるのに1時間掛かりました(笑)


センターキャップにデカールを貼ってからEXクリアーで全体をコート。


ナットをエナメルのシルバーで塗り分ければ完成。





今までタイプRのホイールと言えば白のホイールという印象でしたが、このFK2以降は黒のホイールになりましたね。


これはこれでカッコイイと思います。白に比べればホイールの汚れも目立ちにくくなるでしょうし。





今日はここで燃え尽きてしまったので、ここまで。


次回シャーシの残りと内装を進めて行く予定です。