まぁ、何とかなるっしょ!

模型製作とクルマのみならず、このところはキャンプにも目覚めてしまった、アウトドア寄りのインドア派人間が綴るブログ。

タミヤ AP1 S2000タイプV(2台目)+ホビーデザイン AP2ディテールアップキット、ハードトップ 完

2018-08-27 22:05:22 | タミヤ S2000タイプV(AP1) 2台目



ホンダ渾身のリアルオープンスポーツ。










































































1999年に登場したS2000は、ホンダにとってS800以来の2シーターFRオープンスポーツカーとなりました。


ロングノーズ・ショートデッキのスポーツカーらしいスタイルのボディーは、オープンモデルながらクーペ並みの剛性を持ち、エンジンやミッションなどそのほとんどが専用設計品という非常に贅沢なクルマで、当時のホンダの気合の入りっぷりを感じます。


搭載される2リッター直列4気筒エンジン「F20C」はレブリミット9000rpm、最高出力250ps(のちの2.2リッター「F22C」はレブリミット8000rpm、最高出力242psに引き下げられるものの、低回転からのトルクが太くなった)を発揮する、超高回転高出力のエンジンでした。


2000年7月にVGSを搭載したタイプVが追加設定され、2003年10月のマイチェンでは、インチアップやボディーの大幅補強とともに内外装デザインが一部変更になりました。俗にAP1-130と呼ばれるモデルで、今なお中古市場で高い人気を維持しているようです。


2009年にS2000の生産が終了しホンダのラインナップから再びFR車が消滅して久しいですが、果たして復活する日は来るのでしょうか。


国内ではN-BOXばかりが売れ、今やすっかり軽自動車メーカーに成り下がったと揶揄されることが少なくない今のホンダ。ホンダと言えばやはりスポーツでしょう!


いつの日かこのS2000のようなホンダらしさ溢れる魅力的なFRスポーツカーがまた出てきてくれることを切に願っています。





さて、モデラーズS660フジミデルソルに続き、今年3台目のオープンカー製作となった今回のS2000。


S2000は個人的に大好きで、このブログで最初に製作した記念すべきクルマでもあります。


今回はタミヤのタイプVのキットに、ホビーデザイン製AP2ディテールアップキットとハードトップを組み込んでみました。


製作記にもあるように、今回はAP1-120のタイプVに130以降の前後バンパーとライトを移植し、無限パーツをちょこちょこ装着しているという妄想で製作しています。


ホビーデザイン製パーツは全体的に合いが悪く、調整が非常に大変でした。(特にハードトップ)


中々一筋縄では行かない曲者で、製作記にはありませんが、最後ボディーとシャーシを合体させる際にヘッドライトユニットとタイヤハウスが干渉してうまく取り付けられず、結局タイヤハウス側を一部カットして対処するなど、最後の最後まで手を焼きました。


これから製作してみようと考えている方は覚悟してください(ニッコリ)


ボディーカラーは、爽やかなインディイエローパールをイメージしてクレオスのキアライエローで塗装。目の覚めるような鮮やかな黄色がオープンカーのこのクルマに実にマッチしていると感じます。


無限製とおぼしきハードトップ(製品には無限のむの字すら無し)は定番の2トーンで塗り分け。純正ハードトップ以上にクーペ感ある秀逸なデザインです。


内装はインスト指示通りの赤黒コンビにしました。


その他足周りやシャーシ裏も実車画像を参考にしながら細かく塗り分けました。


こうして見ると、マイチェン後のフロントとリアのデザインはやはりカッコいいですね。無限ハードトップや無限MF10との相性もバッチリで惚れ惚れします。


ここまで来ると、いずれ無限のエアロボンネットやリアウイング、前後バンパーにマフラー、ロールバーなども装着し、フル無限仕様にしたくなるというもの。無限S2000のキット化まだー?


タイプS改造キットも出してほしいですね。





後半は以前製作したタイプVと並べてみました。


当時はクルマの知識がまだ少なく、カーモデルのノウハウもあまり無い時代に製作したものなので、今見ると失敗だらけのかなり恥ずかしい仕上がりですね・・・。おまけにスマホカメラで撮影した荒い画像ですし。


今回も甘い部分はありましたが、何とかリベンジを果たせたでしょうか。


同じような時期に発売されていた2シーターオープンカー繋がりということで、タミヤの986ボクスターとも並べてみました。





今回はお盆の連休を挟んだことにより、思いの外作業がサクサク進みました。1か月に2台完成するのはかなり久しぶりだと思います。


次回作はまだ決まっていません。


今回使用したキアライエローがいい色だったので、黄色が似合いそうなクルマを製作したいなぁとうっすら考えています。



タミヤ AP1 S2000タイプV(2台目)+ホビーデザイン AP2ディテールアップキット、ハードトップ その4

2018-08-26 22:17:30 | タミヤ S2000タイプV(AP1) 2台目
S2000のボディーを一気に仕上げて行きます。


まずは研ぎ出しして、





鏡面にします。











今回はソリッドカラーで磨き傷が意外と目立つので、割りと時間がかかってしまいました。





マスキングして窓枠を塗装。





ついでに面倒なウインドウも塗装してしまい、ボディーに取り付けました。





今回サイドのガラスはバッサリ切り落としました。


ハードトップを接着した後だと取り付けにくいのと、上部に若干隙間が出来てしまうようなので。








塗装前に削り落としたウインカーにはジャンクパーツを使用。


裏にミラーフィニッシュを貼って、120以降のクリアーレンズのウインカーを再現しました。


スミ入れはエナメルのミディアムブルー。インレットマークも貼りました。


ディテールアップキット付属のエッチングパーツは別の機会にでも使用しましょうかね。





灯火類は塗り分けが非常に面倒でした。











テールランプはまだマシですが、ヘッドライトはかなり厄介です。








実車画像を見ながらチマチマ塗り分けました。


クリアパーツのカバーはタミヤキットのものを使用しますが、ホビーデザインのバンパーとは合いが微妙に悪いです。塗装前にある程度は調整しておきましたが。





今回は作業中に所々塗膜がひび割れてしまい、その修正に苦労しました。乾燥時間が足りなかったのでしょうか?


後はミラーやアンテナなどの小物を取り付けて、次回いよいよ完成です。

タミヤ AP1 S2000タイプV(2台目)+ホビーデザイン AP2ディテールアップキット、ハードトップ その3

2018-08-19 23:36:55 | タミヤ S2000タイプV(AP1) 2台目
S2000の内装に取り掛かります。


AP1-130以降はセンターコンソールやドアトリム、ステアリングなどが変わっている(AP2ではメーター周りも)のですが、ディテールアップキットにはその辺をフォローしてくれるモノが一切無いので困りました。


あれこれ考えた結果、改造する腕は無いので今回は素直にインスト通りの赤黒コンビのタイプVで製作することにします。





もし実車だったらどんな感じになるのかちょっと考えてみました。


ホイールが無限なのはさておき、外装はパッと見AP1(AP2はマフラーエンドが楕円形)で130以降の標準モデル風ですが、内装は上記にあるように130以前のものなので、100か110か120のどれか。


D型のステアリングになっていることから標準モデルではなくタイプVなので、この時点で110か120ということになります。


今回無限ハードトップを装着しておりソフトトップによる判別はできない(120からリアスクリーンが熱線入りガラスになる)ので、サイドウインカーがオレンジであれば110、クリアーであれば120です。多分合ってますよね・・・?


いずれにせよAP1-110か120に130以降のバンパーとライトを移植したタイプVという仕様になるので、地味にお金掛かってますね。無限パーツもちょこちょこ入っていますし。





キットに話を戻しまして、まずサフを塗装。





それからシートにブライトレッド、フロアにハーマンレッド、ダッシュボードやドア内張り等のインストでフラットブラックの指示になっている箇所にはニュートラルグレーⅤを塗装しました。











うっすらとグラデーションを入れつつ、





一部箇所はエナメル筆塗りで対応。


ペダルにはディテールアップキットのエッチングパーツを貼りました。





ダッシュボード。





無限デカールも貼ってみました。少し大きかったですね。(小さいのが無かった)


最後にEXフラットクリアーを塗装。





フロアマットはいつもの赤く塗装したフェルトを貼った他、ディテールアップキット付属のシートベルトセットも取り付けました。





シートベルトはシールになっているのですが、切り端がほつれやすいのと、素材が固めで剥がれやすいのでやや貼りにくかったです。


ただこれ他のキットにも流用できそうですね。





全て接着して内装完成です。











今回使わないですが、試しにソフトトップカバーを付けてみました。





前回完成したシャーシに取り付けました。








今年はお盆の連休中ずっと天候が悪くあまり出掛けられなかったので、その分作業が捗りました。


後はボディーですね。今回は思ったより早く完成できそうです。

タミヤ AP1 S2000タイプV(2台目)+ホビーデザイン AP2ディテールアップキット、ハードトップ その2

2018-08-16 00:19:47 | タミヤ S2000タイプV(AP1) 2台目
前回ボディーカラーの塗装までで力尽きたので、その続きからです。


先にハードトップを塗り分けます。


マスキングして、





EXブラックを塗装しました。





この後EXクリアーをしっかり5回ほど重ねて、ボディーの方はひとまず乾燥待ち。











無限ハードトップは純正ハードトップよりもスポーティーでカッコイイですね!ただお値段は・・・。






シャーシを製作して行きます。


まずはサフ吹き。





裏側のマスキングは結構複雑で、骨が折れました。








細かい部分は筆塗りで対応しつつ、軽くウォッシングしました。








ホイールはキット付属の無限MF10。





スターブライトブラスを塗装しましたが、これ単品だと明る過ぎるので、クリアーブラックを重ねて調整しています。


センターキャップとナットを塗り分けてから最後にEXフラットクリアーを塗装しました。





足周り。相変わらずリアルに出来てます。





故に塗り分けにも自ずと気合が入ります。


サスはスプリングを赤く塗り分けてみました。





社外のスプリングが入っているイメージです。


ブレーキは、ローターにディテールアップキット付属のエッチングパーツ(スリット無しも付属しています)を使用。





パッドをゴールドで塗り分けて無限パッド風にしました。


ラジエーターは同じくディテールアップキット付属のエッチングパーツを貼り付け。





塗装よりも雰囲気が出ますね。





合体させて完成です。





フロント。





リア。





ホイールは少しゴールドが強過ぎました。黄色いボディーにはあまり合わないかも・・・?








実車画像を参考に、しっかり塗り分けてみたつもりです。


裏返さないと見えないですけど、だからこそ何だか手を抜きたくない部分なんですよねぇ。





996GT3以来のタミヤキットですが、やはり細かい部分がきちんと再現されていて素晴らしいですね。組んでいて楽しくなります。


次回は内装を製作していきます。

タミヤ AP1 S2000タイプV(2台目)+ホビーデザイン AP2ディテールアップキット、ハードトップ その1 

2018-08-11 19:33:13 | タミヤ S2000タイプV(AP1) 2台目
シャララーラ、シャラララーラ♪ホンダのCMっていいですよね。








非常に長ったらしいタイトルですが、今回からタミヤのS2000に着手します。


S2000は実は3台目の製作。このタイプVのキットは2台目になりますね。


これに今回はホビーデザイン製のAP2ディテールアップキットとハードトップを組み込みます。





ディテールアップキットにはレジン成型の前後バンパーとライトユニット(カバーはキットを使用)の他、シートベルトバックルやエッチングパーツ類などが付属します。


「AP2」となってはいますが、17インチホイールや内装の変更部分までは用意されていないので、完全なAP2にはなりません。まぁホイールはタミヤキット付属の無限MF10を履かせるので問題ありませんが。


なので今回はAP2と言うよりはAP1後期のイメージで製作していく予定です。





余談ですが、S2000は発売以降ちょこちょこ仕様変更を繰り返してます。


今回のディテールアップキット付属の前後バンパーとライトは2003年10月のマイナーチェンジ、つまりAP1-130からのデザイン。


S2000はエンジンの違いで大きくAP1とAP2に分かれますが、AP1と一口で言ってもAP1-100(2リッターエンジン最初期モデル)、110(タイプV追加)、120(リアスクリーンガラス化と限定モデルのジオーレ追加)、130(前後バンパーやライトのデザイン変更、17インチ化)、135、200(生産工場が変更)、AP2だとAP2-100(エンジンが2.2リッター化)、110(最終型、全車VSA装備、タイプSが追加されタイプV廃止)と、ざっとこんな風に分かれてたと思います。もうわけわかめです。





ハードトップはどこのメーカーのものか記載はありませんが、形からしておそらく無限と思われます。





説明書すらなく、中身はこれだけです。





取り付けには一部ボディーの加工が必要です。





あっさり付いたように見えますが、合いが悪くてかなり苦戦しました。








前後バンパーは左右の幅が足りず、外側に広げるようにして強引に瞬着で固定しました。




ハードトップはもっと酷く、本当にS2000用か?と思うほどピタッと嵌まりません。





こちらも瞬着で固定し、隙間をパテで埋めました。本当はフルオープンにもできるようにしたかったのですが…。


その他、ミラーとアンテナは真鍮線接続に変更。


研ぎ出しの邪魔になるボンネットのウォッシャーノズルとサイドのウインカーは削り落としました。


グレーサフを吹いて傷の状態などを確認してから表面処理。





合いは悪かったですが、目立つ気泡などはあまり無かったです。


白サフで下地塗装しました。





ボディーカラーは今回黄色にします。クレオスのキアライエローを使用しました。








発色が綺麗ですね。


ビートやS660にも似合うと思います。





今回はここまで。


ボディーの加工と調整で想像以上に疲れてしまいました…。


連休を利用してのんびり進めていくつもりです。