まぁ、何とかなるっしょ!

模型製作とクルマのみならず、このところはキャンプにも目覚めてしまった、アウトドア寄りのインドア派人間が綴るブログ。

アオシマ PP1 ビート 2台目 完

2020-11-19 22:55:58 | アオシマ ビート(PP1) 2台目

時代を越えて愛され続ける、軽自動車の革命児。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

軽自動車初の2シーターミッドシップオープンスポーツモデルであるホンダビートは、1991年5月に発売されました。

 

 

実用性とは無縁で、純粋に走る楽しみだけを追求した遊び道具のようなクルマ。独創的で、ある意味ホンダの真骨頂と言えます。ホンダ創業者の本田宗一郎氏が最後に見届けたクルマでもあります。

 

 

エクステリアデザインにはあのピニンファリーナが関わっていると言われています。ミッドシップスポーツらしくサイドに大きなインテークを備えつつもどこか愛らしさがあり、老若男女問わず親しみやすい素晴らしいデザインだと思います。

 

 

軽自動車という制約の中で、走りのために並々ならぬこだわりが詰め込まれたこのクルマ。

 

 

搭載されるエンジンは直列3気筒SOHCの「E07A」。レスポンスや扱いやすさからターボではなくNAを選択し、ホンダらしく高回転まで吹け上がる元気の良いエンジンです。

 

 

4輪独立サス、軽自動車初となる4輪ディスクブレーキ、多連スロットル、前後異形サイズのタイヤなどかなり贅沢な設計で、ミッションは5MTのみでした。

 

 

内装は、遊び心溢れるゼブラ柄のシートや、バイクを思わせる独立3連メーターがユニークです。

 

 

92年5月には限定仕様車であるバージョンCが500台限定で発売されました。

 

 

ボディーカラーは専用のキャプティバブルー・パールで、ホワイト塗装が施されたホイールが特徴的です。

 

 

来年めでたく発売30周年を迎えるビート。S2000のように何か新しい純正用品が発表されたりするのでしょうか? 

 

 

 

 

 

キットはアオシマから10月に再販されたもの。以前バージョンFで製作したので、今回はバージョンC仕様にしてみました。

 

 

キットの出来そのものは悪いものではないため、ディテールアップ中心に進めていきました。ざっと挙げると以下の通り。

 

●ヘッドライト内部の削り込みとウインカー再現

●サイドのインテークの開口

●アンテナ、ウォッシャーノズルの自作

●ドア内貼りにグリップ等の追加

●シートベルト関係とガイドの自作・追加

●前後異形サイズのホイールの再現

●サスペンションをモデューロ仕様に塗り分け

 

なお、ゼブラ柄シートの塗り分けは・・・。

 

 

ルーフは3種類製作。気分に応じてフルオープン、クローズ、無限ハードトップ装着のいずれかを選択できるようにしました。一粒で3度おいしいですね。

 

 

後半は以前製作したビートや、来年夏ごろに生産終了がささやかれている”現代版ビート”ことS660と並べてみました。

 

 

軽ミッドシップオープンの元祖とその血を引き継ぐもの。それぞれに良さがあります。

 

 

欧州を中心に電動化や自動運転といった波が押し寄せ、大きな転換期を迎えようとしている現在の自動車業界。

 

 

そんな中でも、このビートのようにクルマを走らせる喜びや自ら操る楽しさを味わうことが出来るクルマを決して絶やさないで欲しいですね。

 

 

別に速さだけがスポーツカーではありません。遅くたっていいんです。自分の意志でクルマを動かすってとても楽しいことなのです。

 

 

たとえ時代が変わってもビートの魅力はいつまでも色褪せることなく、きっとこれからも多くのファンに愛され続けていくことでしょう。

 

 


アオシマ PP1 ビート 2台目 その4

2020-11-17 22:26:02 | アオシマ ビート(PP1) 2台目

ビートのボディーの仕上げに移ります。

 

 

まずは研ぎ出しから。2000~3000番のスポンジヤスリやペーパー、ラプロスで水研ぎしました。

 

 

 

 

ここからコンパウンドで磨きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キット付属の無限ハードトップはこんな感じ。今回はツヤのあるブラックで仕上げてます。

 

 

 

 

ボディー同色とはまた異なる雰囲気ですね。

 

 

忘れないうちにソフトトップも塗装します。

 

 

 

 

ミッドナイトブルーを全体に吹き、クリアーブラックでグラデーションを入れました。黒一色で仕上げるよりはそれっぽいかも?

 

 

これでフルオープン、クローズ、ハードトップの3種類を楽しめます。

 

 

 

 

 

ボディーをマスキングして細部を塗り分け。

 

 

 

 

●マッドガードやドアのゴムモール等・・・・・・ニュートラルグレーV+フラットクリアー→EXブラック

●ヘッドライト内部・・・・・・EXシルバー

 

 

 

 

Aピラーは実車同様ツヤありブラックで塗り分けました。

 

 

ここは実車だとステッカーになっていて、経年劣化でひび割れてくるみたいです。しかも剥がすのがかなり大変という・・・。再塗装したりボディー同色に変更するオーナーも少なくないようですね。

 

 

サイドのウインカーはUVクリアーレジンとキットに付属するメッキシールで再現しました。気泡がバルブっぽく見える?

 

 

 

 

ヘッドライト。キットのままより立体感が出ました。

 

 

 

 

テールランプ。マスキングして表側から塗り分けました。

 

 

 

 

裏側にメッキシールを貼ってからボディーに取り付けました。

 

 

 

 

自作したアンテナを取り付け。ウォッシャーノズルも付けましたよ。

 

 

ちょっとピントがボケましたが、フロントガラス、ミラー、ワイパーを取り付け。

 

 

 

 

次回いよいよ完成です。


アオシマ PP1 ビート 2台目 その3

2020-11-13 11:03:10 | アオシマ ビート(PP1) 2台目

 

 

一気に寒くなりましたね。塗装が辛い季節になってきました。

 

 

でも寒さに負けずにビートの内装製作です。

 

 

今回大きな修正点は無く、ディテールアップが中心となります。

 

 

まず、シート裏側上半分ぐらいをパテで埋めて、

 

 

 

 

バスタブにシートベルトを通す穴を開け、

 

 

 

 

0.5㎜真鍮線でシートベルトガイドを自作し、現物合わせでシートに取り付けました。

 

 

 

 

メーター裏の穴をプラ材とパテで埋めました。ここ、意外と目立ちます。

 

 

 

 

あと画像にはありませんが、ドア内貼りのグリップとノブ(っぽい何か)も適当にプラ材で自作しました。

 

 

 

 

 

では塗装です。

 

 

ガイア黒サフを下地に、

 

 

 

 

 

●濃いグレー・・・ガイアブルーグレー

●ドア内貼り、ダッシュボード等明るいグレー・・・クレオスエアクラフトグレー

●フロア・・・ガイアニュートラルグレーⅡ

 

 

 

 

●ステアリング、メーター・・・ニュートラルグレーⅤ

 

 

ステアリング以外は仕上げにEXフラットクリアーを吹きました。

 

 

 

 

 

さて、問題のシートです。

 

 

ビートのシートと言えば、ゼブラ柄のポップなデザインが印象的ですよね。

 

 

キットには有難いことにデカールが付属していますが、これが中々厄介・・・。

 

 

結局2セットもダメにしてしまい、デカールでの再現は諦めました。デカール貼りがうまくなりたい。(切実)

 

 

さてどうしたものか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デカールがダメならマスキングすればいいじゃない。

 

 

かつて地獄のようなタイガー迷彩スプリッター迷彩を乗り越えてきました。(遠い目)

 

 

たかがシート2脚のゼブラパターンぐらいで弱音なんか吐きません!

 

 

 

 

 

 

ということで気合で塗り分けます。ちなみにマスキング作業はシート1脚で1時間ぐらい掛かりました。(ニッコリ)

 

 

 

 

実車に比べるとパターンが大きめですが、そこは広い心で見て頂ければ・・・。こういうのは雰囲気が大事なのです。多分。

 

 

 

 

 

内装完成です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幌を収納するスペースにはフェルトを貼っておきました。シートベルトはいつものディテールアップセットから。

 

 

フロアマットはキットのデカールを使用しました。まぁシートとの差が気にはなりますが・・・。

 

 

 

 

 

「ゼブラ」から、真っ先に「ゼブラーマン」を思い浮かべてしまう私は、もうおっさんの仲間入りでしょうか?

 

 

映画主題歌だった「日曜日よりの使者」はホンダのCMでもお馴染みの名曲ですよね。

 

 

特にこのクルマの印象が個人的に強いです。Do you have a HONDA?

 

 

まさかこんな所に意外な繋がり(?)があったとは。

 

 

 

 

次回、ボディーの仕上げに移ります。


アオシマ PP1 ビート 2台目 その2

2020-10-30 22:04:02 | アオシマ ビート(PP1) 2台目

すっかり朝晩寒くなりました。秋も深まりましたね。

 

 

そんな秋の夜長にはプラモ製作です。

 

 

アオシマビート2台目、今回はシャーシを製作します。

 

 

 

 

 

中々リアルな造形してます、このキット。

 

 

まずは以前製作した際にスルーしてしまったホイール。

 

 

実車はフロント13インチ、リア14インチの前後異形サイズになっていますので、

 

 

 

 

それっぽく見えるよう、ホイール外周に0.5㎜プラ板を貼りました。

 

 

バージョンCは白く塗装されたホイールが特徴的です。そこでクレオスのグランプリホワイトを吹きました。

 

 

 

 

続いてサスペンション。

 

 

 

 

今回はビート発売20周年記念の際に数量限定で販売されたモデューロサス風にしてみました。

 

 

来年30周年なので、また何か新しいアクセサリーが出るといいですね。

 

 

シャーシ裏はマスキングしてざっくり塗り分けました。

 

 

 

 

ついでに裏側全体に汚しを入れてみました。少しはリアルに見えますかね?

 

 

 

 

 

 

 

 

軽自動車初となる4輪ディスクブレーキに4輪独立サス。バブルに生まれたクルマらしい贅沢な設計で、かなり本格的ですね。

 

 

車高はこんな感じ。

 

 

 

 

ほとんど弄っていません。

 

 

 

 

次回は内装です。

 

 

が、どうやら妖怪部品隠しに遭遇してしまったようなので、部品請求してからの製作になります・・・。


アオシマ PP1 ビート 2台目 その1

2020-10-17 23:40:15 | アオシマ ビート(PP1) 2台目

ZoomOn FN2で落ち込んだ心を癒すため、今月再販されたばかりのアオシマビートを製作していきますよ。

 

 

 

 

 

前回製作したのは2016年のこと。社外ホイール(レイズTE37)やレカロシートを装着したライトチューン仕様でした。

 

 

 

 

前職で札幌から旭川に転勤が決まる前に完成したため、札幌での最後の完成品となった思い出深い1台です。

 

 

 

 

 

実車は、「平成ABCトリオ」と呼ばれる国産2シーター軽スポーツモデルの先陣を切って、91年5月にデビューしました。来年めでたく発売30年を迎えます。

 

 

軽自動車でありながらミッドシップレイアウト採用した、ホンダらしさ全開の本格的なフルオープンモデルになっています。

 

 

ライバル車がターボエンジンを搭載していたのに対して、ビートは高回転型の直列3気筒SOHCのNAエンジンを搭載していました。

 

 

ABCトリオの中でビートが一番生産・販売台数が多かったというだけあって、今でも走っている個体を結構見かけますね。未だに多くのオーナーさんに愛されている、ホンダの名車の1つです。

 

 

 

 

 

今回はシンプルにノーマル仕様で製作を進めて行こうと思います。

 

 

いつものようにボディーから。

 

 

 

 

まずはサイドのインテークを開口しました。このキット定番工作ですね。

 

 

続いてヘッドライト。

 

 

 

 

裏側をパテで裏打ちしてからリューターで中を彫り込んで立体感を出してみました。

 

 

 

 

サイドの丸ウインカー部分をピンバイスでくり抜きました。この後ひと手間加えます。

 

 

 

 

アンテナを0.3㎜の真鍮線とガイア瞬間カラーパテで自作しました。

 

 

ラジコンっぽいこのアンテナ、個人的に好きです。ウォッシャーノズルもこの後同様に自作します。

 

 

この他に、リアスポイラーを真鍮線接続にしています。

 

 

 

 

 

では塗装に移ります。

 

 

前回はバージョンFのアズテックグリーンパール風で製作したので、今回はバージョンCのキャプティバブルーパール風にします。

 

 

 

 

まずは下地として自家調合の青サフを塗装しました。

 

 

何だか以前製作したS660996GT3っぽい色になりました。このままクリアコートして仕上げても良さげかも?

 

 

タミヤラッカーのパールブルーを吹きました。

 

 

 

 

スバルブルーっぽいですね(笑)実物はもっと濃い目です。

 

 

ちなみに、Aピラー破損防止のために補強のランナーは残しておきました。

 

 

デカールを貼ってからクリアコートしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

色に深みが出ました。

 

 

やっぱりいいですねぇ、ビートは。小さくて愛らしさがあるのに、ちゃんと「スポーツカー」しているのが最高です。

 

 

 

 

 

次回はシャーシです。