津和野で泊まった宿では、毎朝のように足湯を訪れるサギがいるらしく、私もたった一泊ではあるものの、ぜひお目にかかりたいと思っていました。宿の人に「あいちゃん」という名前をつけられているそのサギは、エサをもらいに足湯がある中庭に山から飛来するとか。
で、私って本当にラッキーでした。
朝ごはんを食べている最中に、あいちゃんが現れたとの声が聞こえたので、慌ててカメラを持って中庭に行くと、本当に足湯に浸かっているサギがいるではあーりませんか。心なしか、その表情もなんだか気持ちよさそう。。。うぅーん、こんなサギがいるなんて。
宿の人によると、サギは本来警戒心が強いので、滅多に人間になつかないそうです。あいちゃんがたまに「お友達」を連れて来ることがあるけれど、結局壁の上に止まってしまい、それ以上は近づかないとか。ここまでヒトに近づくのは、あいちゃんだけ、なんですね。
「エサは何をあげているんですか」と聞くと「お客様にお出しした魚のアラとか」と言っていました。でも、よーく見ると、エサは前の晩に食べたお刺身そのままだったので「なかなか、イイモノ食べてますなー」と思った次第。
温泉につかって、美味しいもの食べて。
サギも人間と同じように温泉宿を楽しんでいるのね。かわいー。