健康断食のススメ

食べる楽しみ 食べない愉しみ

断食と原発再稼動

2012-06-12 18:06:43 | 断食
人間は、何も食べない状態(水は飲む)で60日間生存可能だといわれています。




60日間断食して、体重が40%減少すると死に至ります。




常識的にはそうなんですが、何百日とか、何年とか何も食べずにいる、そういう記録があることも事実です。




インドとかで。




日本でも、1日に青汁2杯だけで元気に何も暮らす人がいるそうです。




私はその話を聞いて、栄養学の勉強を止めました。




普通の栄養学では、実際には対応できないなと感じたからです。







ではなぜ、ほとんど、もしくは何にも食べないのに生きていくことができるのか?




その答えは簡単です。




体内に原子炉があり、放射性物質をエネルギーにしているからです。




特に、小食や断食に体が慣れ、対応できるようになると、体内の原子炉が活性化するようです。




エネルギー源は、食べ物に自然に含まれるカリウム40という放射性物質がとなります。




人間はしたたかですね。




放射性物質もエネルギー源にしてしまうのですから。




人間が、食べ物を摂取して受ける被曝量は、年間で0.76ミリシーベルトです。




これを被曝ととるか、エネルギー源ととるか。










もちろん、これは、自然の放射性物質の話です。




人工的に作られた放射性物質とは区別する必要はあると思います。




体内の原子炉は稼動しても健康に害はないのですが、原子力発電所の再稼動は害しかないように思います。









私は断食も好きですが、食べることも好きなので、青汁だけで過ごそうとか、何百日も断食しようなどとは、これっぽっちも思いません。




1年に一度だけ、食べないことを愉しむのが、私にはちょうどいい。




断食を行って体内の原子炉を再稼動(活性化)することは、健康にとって秘かに大切なことなのでは、ダイエットにも有効なのではないかと思っています。




断食があなたの健康のお役に立ちますように。




佐下橋聡 拝


断食と基礎代謝

2012-06-09 05:41:18 | 断食
長期の断食の場合、5日目まで順調に落ちていた体重も、だんだんと減少率は低くなり、10日を過ぎるとその減少率は、1日に体重の0.5%になります。




体重50kgの人で、1日250g体重が減少する計算になります。




250gの体重を単純に(脂肪7割、筋肉3割)カロリーに換算すると1875キロカロリーになります。




これは、断食10日以降は、断食開始前の半分のカロリー消費量で体が機能している計算になります。




基礎代謝が低下している?




基礎代謝は、断食前の3分の2に低下します。




当然、活動量も減ります。




これは微量ですが、断食当初は、代謝され体外に排出されていたミネラルも、ホルモンの働きにより、必要量は体内に留まる(腎臓で再吸収)ようになります。)










断食が終わり、補食(回復食)がスタートしました。




基礎代謝はどうなるかというと、まだこの時点では上昇しません。




10日ほどの断食では、基礎代謝が上昇するのは補食開始から3~4日目です。




それから基礎代謝は徐々に上昇していき、補食終了時点で基礎代謝は断食前より上昇します。




つまり、太りにくい体質になるのです。




よく、断食するとリバウンドするといわれますが、おそらく補食に問題があるがあるのでしょう。




“そんなん断食とちゃう!”わけです。(笑)







ちなみに、断食後に体重計や体組成計で基礎代謝を量ったら、“基礎代謝が低下している!”と思った方は、基礎代謝÷体重=体重1kgあたりの基礎代謝で計算してみてください。




体重計や体組成計で量る基礎代謝は、そんなにあてになるものではないので、あくまで参考程度に。



断食でなぜ基礎代謝が上昇するのか?



それは、断食で体の中が整備され、本来の働きを取り戻すからです。



人間を車に例えれば、断食は信頼のおける車検工場といった感じでしょうか。



あまり、上手な例えではありません。(笑)







断食があなたの健康のお役に立ちますように。




佐下橋聡 拝


断食とグリーンヘルサー

2012-06-09 05:41:18 | 断食
断食にグリーンヘルサーはつき物です。




と、いいますのは、断食中には断食反応というものがありまして、それを予防改善するためにグリーンヘルサーは有効だからです。




これを開発したのが、そう、断食療法のパイオニア馬淵通夫医師です。




断食中に、物理療法(温熱や磁力を利用した健康機器)や鍼灸マッサージなどを行うのが、馬淵流断食の特徴です。




このような施術が、断食の体調を整え、断食との相乗効果を生み出します。




そのさまざまな施術の中でも、最も卓功があるのが、このグリーンヘルサー です。




グリーンヘルサーは、突起の着いたローラー部分が70度まで加熱し、それを皮膚の上でコロコロと転がすことによりツボを刺激しながら、温熱効果も得られるスグレモノです。




お灸というのは、熱によりツボに刺激を与えて、皮膚上にあるツボとツボを結ぶいわゆる経路の気の流れを活性化して、内臓(体全体)の調子を整えていく東洋医学の優れた療法です。




ただ、素人にツボがわからないので、お灸の名人にゆだねるしかないのですが、このグリーンヘルサーは、突起のついたローラーを皮膚にあててコロコロするので、ツボがわからなくてもツボを刺激することができます。




もうすこし現代風に解説いたしますと。




体にある程度の熱を加えますと、HSP(ヒートショックプロテイン)というのが働きます。




熱が加わった部分が、次の熱の攻撃に備えようとタンパク質を修復強化する、それが、HSPの働きです。




病気や怪我というのは、ほとんどの場合タンパク質の損傷ですから、HSPを活性化するグリーンヘルサーの活用範囲は非常に広いといえます。







3年前になります。




私がジョギング始めたのが。




最初は、500m走るだけでヒーヒーでした。




それでも、少しづつ、少しづつ慎重に距離を伸ばしていき、何とか2キロくらいは走れるようになったのですが、それにつれて膝にだんだんと痛みが走るようになりました。




で、ついには、歩くことも困難なほどの痛みに襲われ、もう、ジョギングどころではありません。




そこで、登場したのがグリーンヘルサーです。




熱っ!




最初は熱いのです。




コロコロ膝の上を転がしていると、そのうち熱さが気持ちよさに変わります。




1日5分程度。それをしばらく続けると、徐々に膝の痛みはなくなっていきました。




2週間後、ジョギング再開。




まだ少し膝に痛みはありましたが、膝痛の原因は筋力不足ですから、だましだまし走って筋力をつけたほうがいいと思ったからです。




その後は、膝の痛みは完全に消え、今では、小田原の田んぼのあぜ道を週に3回くらいのペースで走っています。







グリーンヘルサーは、断食反応の予防や対応、慢性病の予防、肩・膝・腰の痛み、その他もろもろに有効な非常に優れた温熱治療器です。




馬淵通夫医師がご存命の頃は、非常にたくさんの人がグリーンヘルサーを愛用していたのですが、“グリーンヘルサー”とネットで検索して一番上にくる私どもショップでも年に十数台売れる程度です。




馬淵医師は生前“断食をもっとたくさんの人に知ってほしい。”と言っていたそうです。




私も、断食のことを多くの人に知ってもらいたい、グリーンヘルサーの素晴らしさも知ってもらいたい。




誠に微力ながら、そう思うわけです。







断食とグリーンヘルサーが、あなたの健康のお役に立ちますように。




佐下橋聡 拝


トランス脂肪酸と断食

2012-06-06 23:14:54 | 断食



まあ、よく飲む。



いつまで飲んでんの?ってくらい。(笑い)



お陰で順調にブクブクとなってきました。



もちろん、よく飲むのは母乳です。





赤ちゃんが母乳を飲まない?



そういう話を耳にすることがありますが、なぜ母乳を飲まないか?



それは、母乳がまずいからだそうです。



赤ちゃんは、母乳がまずいと乳首をかんだり、飲まなかったりします。



なぜ、まずいのか?



それは、お母さんの食生活に問題があります。



お母さんが砂糖や飽和脂肪酸を摂り過ぎると、母乳が酸っぱくなって赤ちゃんが母乳を飲まなくなるのです。



美味しい母乳を作るには、まず糖質をとることが大切。



母乳の主成分は糖質ですから。



糖質とは、砂糖のことではありませんよ。



炭水化物、そう、ご飯のことです。



母乳を与えてるからって、お母さんは牛乳など飲んではいけないのです。





さて、昨日のyahooニュースに、“科学無視の「トランス脂肪酸批判」に思わぬ弊害”なる記事がありました。



なるほど。



ここに書かれていた弊害とは、企業がトランス脂肪酸を食品から減らそうとすると、かえって飽和脂肪酸が食品に増えてしまい危険である、ということが問題だと、この文章を書いたジャーナリストさんは言っているみたいです。



話がややこしいのは、このジャーナリストさんは、企業の側に立って記事を書いていることです。



一般市民が、トランス脂肪酸が危険だと叫んでも、かえって不飽和脂肪酸が増えるだけですよ、書いているのですね。



ジャーナリストは企業の見方か!と、半分関西人の私は、思わず、突っ込みを入れてしまいます。





ここに出てくる飽和脂肪酸とは、低温で固まりやすい油のことです。



お肉の脂やバターやチーズ、牛乳の油ですね。



飽和脂肪酸は母乳をまずくするだけではないんですね。



ガン。



動脈硬化。



老化。



体重増加の原因になるので、できれば、普段の食事では、できるだけ避けるべき食品といえるでしょう。



トランス脂肪酸とは?



人工的に作った飽和脂肪酸のことです。



植物油は不飽和脂肪酸が多く含まれていますが、これに、水素を添加すると人工の飽和脂肪酸が出来上がります。



それが、マーガリンやショートニングです。



また、トランス脂肪酸は、化学的に抽出した植物油にも多く含まれていて、市販のいわゆる健康油にも含まれています。



トランス脂肪酸は、欧米では、特にヨーロッパでは悪名高く、もう10年以上前からトランス脂肪酸を含む油は販売禁止になっています。



なぜかといえば、トランス脂肪酸は心臓病やガンの原因になるといわれているからです。



向こうの人は、心臓病に敏感です。



アメリカでは、2年前から大々的に規制が始まりました。



それまでは、ニューヨークだけで規制されていたのが、2年前から全米で規制が始まりました。



トランス脂肪酸は、人体に入ると、細胞にべったりとこびりつき、さまざま有害物質を吸着したり、細胞内外の物質や情報の行き来を阻害するため、ガンや心臓病の原因となります。



このトランス脂肪酸を体外に排泄する方法は、断食です。



断食中は酸性の物質が体外に大切されるので、当然、トランス脂肪酸も“酸”ですから、体外へと排泄されます。



断食のデトックス効果というのは、細胞レベルで行われるのが、大きな特徴です。





断食があなたの健康のお役に立ちますように。



佐下橋聡 拝


馬淵式断食にはカルシウムを

2012-06-06 06:47:09 | 断食
西式、甲田式、山田式、石原式など、断食にはいろいろ“式”があるのすが、私が皆さんにお話しているのは、馬淵式の断食です。




なぜ私が、馬渕式をオススメしているかというと、これはもう必然といいいますか、私がはじめに出合った断食が馬渕式だということと、それが、非常に私に向いていたということです。




やはり、これは偶然ではなく必然なのだと感じる次第です。







馬淵医師は、戦後シベリアでの抑留後、日本に帰還し東京の幡ヶ谷で診療所をはじめます。




そこでは、通常の西洋医学はもとより、食事法や断食の指導も行っていました。




もともと、満州で医師として勤務していたとき、なかなか病気が治らない患者が、砂糖を大量に摂取していたことに気づき、食事の大切さや断食について興味を持ったようです。




その後、馬淵医師は、1970年代の初めに、伊豆に断食の療養所を建設し、本格的な断食療法をはじめます。




まもなく、その様子がNHKで放映されると、全国から問合せが殺到し、医者から見離され患者が全国から押し寄せ、病院で治らなかった病気が断食だけで完治する痛快さから、馬淵医師は、多くの人の信頼の中で、断食に対する自信を深めていきました。




説明が長くなりましたが、馬淵医師は、その功績と実力のわりには、現在ではあまりその名は知られていません。(当時は有名だった。馬淵医師が主催する健康の会“みどり会”は、全盛期で3万人という規模。)




どちらかといえば、お弟子さんの幕内秀夫さん(著書に“粗食のすすめ”)の方が有名ですね。







馬渕式断食のひとつの特徴として、補食(回復食)にカルシウムを摂ります。

これは、馬淵医師が、病院ではなかなか治らないとされる慢性病やさまざまな患者にカルシウム錠を与えたところ、めざましい効果があったことから、カルシウムの不足がさまざまな病気の根本であることに気づき、カルシウムが代謝、減少する断食のあとにカルシウムを摂るようになったのです。




これが、パンピー錠というカルシウム剤で、当時原料は牛の骨を使用していました。(現在はホタテ貝。)




これを、断食後の補食に飲みます。




断食明け初日は、朝晩に10錠ずつ。




補食2日目以降は、朝昼晩に10錠ずつ飲みます。




当時、断食を行う人は主に病気の人だったので、特に、このカルシウムが大切だったわけですが、断食中にカルシウムが代謝、減少するのは、健康な人とて同じことです。




病気の予防や健康という観点からも、健康断食を行うときは、ぜひカルシウムを活用してほしいと思います。




カルシウムの大切さについては、これは、もう、何度も何度も言わなくてはいけません。それほど重要なことです。




日本は火山の国なので、国土全体が火山灰に覆われているため、土や水にカルシウムが少ないので不足します。




日本人の一番の死亡原因であるガンも、カルシウムの不足が原因で起こりやすくなる病気の一つです。カルシウムは体内で情報伝達に働きますので、不足するとカルシウムが渋滞を起こしてしまいガン細胞に対する免疫反応が遅れてしまいます。




また、カルシウムが不足すると、人間の体は骨からカルシウムを血液や細胞に移動させ補うのですが、骨から流出したカルシウムは血管の内壁に沈着する性質を持っており、これが動脈硬化の原因になります。




肩の血管にカルシウムが沈着したり、血石などもこれのカルシウムの不足が原因です。




カルシウムは日本人の健康にとってなくてはならないものですから、断食後に限らず、普段からカルシウムには意識を向けることが大切ですね。




あっそうそう、お肉、牛乳、ヨーグルト、(動物性タンパク質・リン)砂糖、アルコールには、カルシウムを体外に排泄する働きがあることも必ず書いておかねばなりません。







断食があなたの健康のお役に立ちますように。




佐下橋聡 拝