健康断食のススメ

食べる楽しみ 食べない愉しみ

断食後の理想の食事

2012-06-24 08:40:54 | 断食
川島志郎さんが、アフリカに食の研究旅行に最後に行ったのが91歳のときです。




川島四郎さんが、どうしてマラリアに断食が有効だと知っていたのかはわかりませんが、現地でマラリアに感染した川島志郎さんは、断食でマラリアを治しました。




もちろん、食のスペシャリストですから、人間が3週間食べなくても健康上の問題がないことは知っていて当然だった。




現地の医師は、川島四郎さんの内臓は、どう調べても60歳の人のものだと驚いていていたようです。




91歳でアフリカに研究旅行に行き、マラリアを断食で治してしまうそのパワーの秘密は、川島四郎さんの食生活にあります。(川島四郎さんは、帰国後しばらくして過労により亡くなられています。)




川島四郎さんは、朝起きるとコーヒーを2杯飲みます。




砂糖と粉のミルクを入れて。




朝ごはんらしい朝ごはんは食べません。




通勤電車の中では、ポケットから昆布を取り出し、それをクチャクチャと食べます。




昆布は、チューウインガムほどの大きさにカットしてあるので、はたから見ればガムをかんでいるようにしか見えないのですね。




大学に着くと(日本最高齢の大学教授として講義もしていた。)、机の中には、川島定食というものが入っていて、お腹がすいたときは、川島定食の箱に入っている、煮干、アーモンド、揚げソラマメ、昆布、などをちょっとつまみます。




昼ご飯らしい昼ご飯もたべません。




あと、玉子の殻をすりつぶして、カルシウムの補給をしていたそうです。




さて、夕飯ですが。




夕飯だけは食べます。




ご飯と麦を半々にして炊き、おかずはイワシの煮付け(缶詰を半分)と小松菜、または、ほうれん草をたっぷり(400g)。




小松菜やほうれん草は、サッと湯がいて醤油とマヨネーズをちょっとつけて。(小松菜はこうやって食べるのが一番旨いと思う。)




食事時間は夜9時で、食べたらすぐ横になったそうです。(動物は、食べたら寝るのが自然。)







世の中、健康に良い食事は多くありますが、理屈ではなく実際が大切だと思います。




理屈より実際、理論より統計、重視でいきたいと思います。




91歳、亡くなるまでお元気だった川島四郎さんの食事法は、その説得力が違います。



私は、この川島四郎さんの夕食、ご飯・イワシの煮付け・青い野菜が断食後の食事のひとつの理想だと思っています。



川島四郎さんとサトウサンペイさんの対談形式で書いてある共著“食べ物さんありがとう”は、私のまさしくバイブルですね。





断食があなたの健康のお役に立ちますように。



佐下橋聡 拝