nasneを購入してから、いろいろ試してみましたが、やはり録画したビデオを家の大型液晶TVで見たいと思います。でも、TVのHDMI端子に録画した映像を流し込むのにいくつかの方法があるので、ちょっと調べてみます。他にも色いろあるとは思いますが、google(Chromecast),microsoft(Miracast)、apple(AirPlay)に限定して調べてみました。異なる3つの規格を比較するのは簡単なようで、それぞれの歴史と文化があるので単純には比較できないのですが、調べるのにはちょっとしたコツがあります。そもそも、スマートフォンを購入する目的ってなんでしょう。それは人によってイロイロだとはおもうけど。まずは、「とは何か」をwikipediaで調べてみる・・
AirPlayとは何か(wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/AirPlay
Apple製品で音楽や動画、画像を、家庭内のネットワークを経由して他の機器でストリーミング再生する機能で、Appleがライセンスを持ってることは明らかです。いわゆるハイレゾ音源の伝送には対応していない(ハイレゾ音源の再生は可能だがダウンサンプリングされて伝送される)。また、再生には送信側と受信側双方の機種でAirPlayに対応しなければならないのだそうです。
Miracastとは何か(wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Miracast
Wi-Fi Allianceによって策定された、1対1の無線通信によるディスプレイ伝送技術で、固有名詞ではなくて、規格の名称です。しかも、Wi-Fi Directが前提だったんですね。また、Windowsでは8.1以降、googleのandroid4.2以降、nexus7(2013)とnexus10でMiracastに対応している点は注目です。
Chromecastとは何か(wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Chromecast
AirPlayやMiracastとは異なり、googleが製造したデバイスの製品名なんですよね。でもできることがわかりやすいし、価格も手頃だから売れるよねえ。以前は、見たい番組ごとにアブリの対応状況が異なっていたので見れる番組とうまく見れない番組があったようですが、OSレベルでのミラーリングがサポートされて、なんでも見れるようになりつつあります。Miracastとの互換性があるのかどうかはよくわかりません。
appleとmicrosoftとgoogleの純正品の解説を見る。まあ、いいことばっかり書いてあるはずですが、言いたいことはわかります。appleはさすがに強気の定価です。
apple:Apple TV(定価は税別第三世代8,200 第四世代18,400円(税別)
appleが一歩も二歩も先を行ってる感じはしますが、私はapple製品を持ってないので、全く言及できません。というか、高くて買えないです・・・ということにしておきます。
microsoft:Wireless Display Adapter(定価は税別6,980円)
https://www.microsoft.com/hardware/ja-jp/p/wireless-display-adapter
製品の説明に「Wi-Fi不要」と書いてあるのは、Wi-Fi directで直接PCと接続されるので、インターネットに接続するためのWi-Fiアクセスポイントは不要と理解しました。機能かシンプルで、PCの画面がそのままTVに写される感じです。あくまでも、Wireless Display Adapterなので、PCを持ち歩いて、プロジェクターや大型液晶TVなど、いろんなディスプレイデバイスに接続するときに使用するもので、Surface用だと有線なら「Mini DisplalyPort・HD AV変換アダプタ」、または、「HDMI・Mini Display Port変換ケーブル」で可能で、このケーブルの無線版というイメージです。
Surfaceユーザとしては、モニターケーブルは持っていても良いし、無線のアダプタももうちょっと安い互換製品が出てきたら買いたいです。ちなみに、ケーブルはamazonで検索すると数100円で見つかります。mac book用として売られているものがSurfaceでも使用できるのか、互換性があるのかは、ちょっとわかりません。
google:Chromecast(定価は税別4200円)
https://www.google.co.jp/chrome/devices/chromecast/
Android 搭載のスマートフォン、タブレット、 iPhone®、iPad®、または Mac®、Windows® のノートパソコンでミラーリングに対応しているようです。ノートパソコンからキャストするには、Chrome ブラウザに Google Cast 拡張機能を追加するのだそうで、「Chrome ブラウザの機能拡張アイテム」なんですね。アブリから起動する場合は、アプリによって挙動が異なる可能性があります。ミラーリングの場合、若干の遅延があるそうなので、Surfaceユーザの場合、microsoftのWireless Display Adapterを買ったほうが良いのか、ちょっと悩ましいところです。
amazon:Fire TV Stick(税込4,980円) 参考
Fire TV Stickは、他のHDMIコネクタに接続するTV用のアダプタと比べると、amazonの独自サービスを利用する人向けなので「参考」としましたが、Miracastに対応したミラーリング機能があるので、PCやスマホの画面をテレビに映すことはできるようです。でも、Wi-Fiが必要だし、初期設定時にamazonのアカウントが必要だし、そもそもamazonから購入することが前提になっています。逆に言えば、amazonをよく利用している人が、自宅で使用する分には、microsoftのWireless Display Adapterを買うよりこちらのほうが便利かもしれません。
これらの製品を実際に購入するには、販売店での実売価格を確認するしかありません、なので、売れ筋、人気、満足度に注意しながら「ディスプレイアダプタはいくらか」を「価格.com」で調べてみます。
AirPlay対応 ワイヤレスディスプレイアダプタ
http://kakaku.com/pc/wda/itemlist.aspx?pdf_Spec002=1
Miracast対応のワイヤレスディスプレイアダプタ 製品一覧
http://kakaku.com/pc/wda/itemlist.aspx?pdf_Spec003=1
Chromecast 価格比較
http://kakaku.com/item/K0000658728/
ホームネットワークの観点からすると、なんとなく、google(Chromecast),microsoft(Miracast)、apple(AirPlay)が自社の製品を使って、互いに補完しているようも思えます。著作権やプライバシーの問題もあるので、見れれば何でも良いわけではないし、絶妙のバランスですね。
それぞれ、特徴があるので、単純には比較できませんが、会社での利用などを考慮するとMiracastが本命のような気もしますが。HDMI端子が複数あるTVなら、ステックPCも取り付けたいし・・などと考えてると楽しくなりますね。
最後に60インチ超の液晶テレビの価格を見てみます。しかし、安くなったね~最安15万円台でAQUOSの60インチ液晶テレビが買えるみたいです。でも、ソニーBRAVIAの65インチだと最安でも40万円になる。さすがに、60インチ超の液晶テレビだと、ネットワーク機能は充実してるとは思うけど、、どうなっていくのでしょうかね。
http://kakaku.com/kaden/lcd-tv/itemlist.aspx?pdf_Spec301=60-
価格.comの液晶テレビの検索条件を見ると、ネットワークの項目に、LAN端子、DLNA,DTCP-IP、Wi-Fi Direct対応、無線LAN、Android TVといった項目があります。この中で、DLNA,DTCP-IPはnasneでお馴染みだし、「Android TV」というのは、テレビ向けのAndroid OSのことで、2015年からソニーの主力テレビ製品に搭載されているのだとか。Android TVで検索してみたら、今のところソニーのBRAVIAしかヒットしませんが、今後は他メーカーが追従する可能性があります。
そもそもHDMIとはなにか(wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/HDMI
そもそも、HDMIの規格策定にsonyが深く関わっていて、私達の身近な製品としては2006年発売のPlayStation3からHDMI対応なので・・だから・・なんですね。大型テレビなら、設置場所が固定されるので、有線LANでもいいですよね。スマホがテレビのリモコン代わりになるのは面白いとは思うけど、勝手にチャンネル変えられたら困るかも・・あの液晶TVのシャープが買収されたらどうなっちゃうのか・・そんなことを考えていたら眠たくなってきました。