Windows10 バージョン2004から使用できるようになったWSL2
ソシムから出ている「Windowsコマンド環境のすべて」という本を買いました。
仕事でWindowsを使用していると、自宅で遊びで作ったコマンドが会社では使えなかったり、逆に自宅で会社で使ってるツールが使えなかったりすることが多々あります。
もちろん、コンピュータを使用するのには、情報漏洩やウイルス感染のリスクがあるので、社内のルールに従って使用する必要があるわけだけど、マイクロソフトが公式でWindowsでLinuxコマンドが使えたり、gccが使用できたりする方法を提供してくれているのだから、素晴らしい時代になりましたね。
とてもロマンがありますよね。そして、導入はとても簡単です。
以下にその手順を示します。
①Windows10のバージョンを最新にします。現在は、20H2です。
②「Windowsの機能」から「Linux用Windowsサブシステム」と「仮想マシンプラットフォーム」を有効にする
→仮想化プラットフォームを選択すると再起動要求があります。
③ストアからUbuntuをインストールする
→初期アカウントとパスワードを設定する
④Ubuntuを起動する
→インストール時は、起動した状態なので、そのまま続けてもよいし、一度終了して再起動してもよい。
⑤コマンドでWSLをバージョンアップする
→wsl --set-version Ubuntu 2
⑥Ubuntuでgccをインストールする
sudo apt install build-essential
gccにはC、C++、Objective-C、Objective-C++、Fortran、Ada、Go、Dのコンパイラとライブラリが含まれます。素晴らしい。
通信回線の速度とパソコンの能力にもよりますが、結構時間かかります。
途中でエラーになった場合には、⑦のupdateを行ってから再度インストールする必要があります。最新のコンパイラは最新のライブラリでできているから常に上書きインストールになります。
⑦パッケージを最新に更新する
sudo apt update
さーてと。最低限度の開発環境ができました。
あとは、お気に入りのテキストエディタなど揃える必要があります。
私は、以下のフリーソフトを取り合えず入れました。いずれも会社で公認になっているフリーソフトです。
サクラエディタ
teraterm
WindowsTermial
これから、Visual Studio CodeとかPythonとか・・いろいろ試そうと思います。