緊急時避難準備区域にある、広野町のジェイ・ビレッジを見てきました。
第一原発から半径20km圏は警戒区域。半径20km ~ 30km圏は、計画的避難区域と緊急時避難準備区域。今回、屋内退避指示解除となった様です。
一般人は、ジェイ・ビレッジの入り口まで行く事が出来ると聞いて、行ってきたのです。人口が5500人の約10%しか、町に戻ってい無いとの事。役場の方に、原発賛成?反対?ときたら、なんとも言えないとの事。ジェイ・Bがあるからかな?でも、町民が戻れない状況は、ゼッタイ賛成では無い筈。反対といって欲しかった。
高速は広野ICまでで、ここから警戒区域でSTOP。ジェイ・Bの入り口には、ガードマンがいっぱい!
110億円の施設を、超望遠で。汚染防御服等の、低放射能庫なども在りました。警備の方は、他県から半年以上も泊り込みの勤務で、お金か?被爆か?社会貢献か?ご苦労さまです。
自衛隊が、原発災害に出動しています。近い内に、警戒区域での除染活動に本格作業に入るとか?FUKUSIMAの飯舘村は除染には20年と一人当たり5000万円相当の時間・費用が掛かるとか?
一部、若い住民は、「年配の人はそれでもいいかもしれないけど、僕らはこれから結婚して子供もつくるんです。すべての除染が完了しないまま18年も住むなんて怖すぎる。それよりも、ひとりにつき5000万円もらって、ほかの土地でやり直したいというのが本音です」と・・・・・。
常磐線もここまで。タクシーの運転手さん曰く「誰も来ないし、来る人は車で!」だそうです。多くの民家には、ロープを張った家を見かけます。車が本当に少ない!この先は、廃墟となっていて、何時まで続くのか・・・。
さて、こちらはジェイ・Bから3分所の、東京電力「広野火力発電所」。380万キロワットの大型火力施設。敷地内にて、看板の写真撮影。当然許可を貰ってパチリしました。 5号機は最新型の石炭火力で60万キロワットの出力があります。海に突き出した埋め立て地に建っていて最も海に近いのに、何と最初に復旧しました。この石炭火力は、石炭を微粉末にしてクリーン化を実現しています。石炭はコストが安く資源が豊富で調達もし易く、世界中に埋蔵している。現在6号機が増設工事中で、広野火力発電所の総出力470万キロワット!!!長期期間にわたる被害やお金がそんなに掛からない。 福島県に並んだ二つの発電所、「福島第一原子力」と「広野火力」を並べてよく考えて欲しいと思います。
最後に、《西ドイツ放送》 死の地域に生きるを見て下さい。2011/10/18 1/2
ジーっと見ていると、取材されている原発担当者の答弁?がとっても奇妙で、あの輝かしい日本の印象は微塵もありません。逃げこしの共産圏の、事故隠しのように感じてしまう。ドイツと原発労働者の被爆量違いには、驚きです。命とお金の交換???何か変。
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