※ この記事は「ポピー未経験者です。ポピーを栽培してみたいのですが・・・」という雲さんの質問への回答としてまとめたものです。
質問1
『オニゲシ以外は移植ができない』と記載されていらしゃいますが、オニゲシは移植が可能なんですか??
回答
ポピーの多くはゴボウのような直根に極々微細な毛根が生えている。
ゴボウ根は水分や養分を吸収できない、水分養分は微細な毛根から吸収しているのだが、この微細な毛根はちょっとした振動でちぎれてしまい、移植の際にちぎれて水分を吸収できずに枯れてしまう。これが移植できない理由。
栽培ポットで育てて根が回ってしまっている物は移植可能。
また本葉数枚の幼苗も周囲の土ごと掬い取れば移植できる。
ポピーの場合、秋蒔きした苗は12月ごろが植え替えの適期。
オリエンタルポピー(オニゲシ)はダリアのようなイモみたいな根っ子なので移植はできる。
株が大きくなってイモが増えたら株分けもできる。
質問2
ポピーが発育阻害をすると知りました。他の植物に悪影響がでないようにするためにも鉢栽培の方がよろしいでしょうか。というか鉢栽培でうまく育つのでしょうか。
回答
発育阻害はアレロパシーのことです。
これは同属や同種の植物を近くに寄せないために発育阻害物質を出すことです。
また食害を防ぐために虫の嫌がる物質を出す場合もアレロパシーと言います。
同じ場所や用土で同じ植物を経年栽培すると育ちが悪くなり、これを連作障害と言いますが、これもアレロパシーが一因です。
植木鉢で育てるのなら1鉢1株が良いでしょう。
庭の花壇で育てるのならアレロパシーは気にしなくて大丈夫です。
植木鉢なら毎年用土を全部取り換えた方が良いでしょう。
ポピーは植木鉢でも育てられます、鉢が小さければこじんまりと育ち、大きい鉢なら大株になります。
質問3
育て方マニュアルには肥料をやらない方が良い、とあるのですが。。。
回答
ポピーは割と肥料を欲しがる方ですよ。
荒れ地や山岳地帯が原産地なのでそう思われているのでしょうか?
水はけの良い用土に「たい肥」をたっぷりと混ぜ有機質の養分の多い用土を作ります。
たい肥は、腐葉土、バーク堆肥、発酵牛糞堆肥、などです。
私はこれに発酵鶏糞を少々、緩効性肥料を規定量、苦土石灰を少々加えます。
花の最盛期には液体肥料をガンガン与えています。
液体肥料を与えるとつぼみが次々とあがってきて、種もしっかりできるからです。
苦土石灰が多すぎるとアルカリ障害で葉が真っ黄色になります。
質問4
アメージンググレイを栽培したいのですが、初心者には難しいでしょうか?
回答
アメージンググレイは育てたことありませんが新作のシャーレ―ポピーのようですね。
品種改良の新作はおおむね発芽率が悪く、繊細で弱いです。
エンジェルクワイヤが新作で出たときに育てました。
たぶん、エンジェルクワイヤ系の改良種でしょう。
エンジェルクワイヤは、悲しくなるくらい地味な花でしたよ。
アメージンググレイも地味な花色ですね。
イングリッシュガーデン向きにシックな花色に改良したのでしょうが、華やかな花色が魅力だと思っているポピー好きにはちょっと「これじゃない」感があるますよ。
でも、これが気に入ったのでしたら初心貫徹じゃないでしょうか。
発芽率は50パーセントくらい、育て方は普通のシャーレ―ポピーでした。
画像はイギリスのThompson & Morgan(トンプソン&モーガン)社のサイトからPOPPY Amazing Grey
質問1
『オニゲシ以外は移植ができない』と記載されていらしゃいますが、オニゲシは移植が可能なんですか??
回答
ポピーの多くはゴボウのような直根に極々微細な毛根が生えている。
ゴボウ根は水分や養分を吸収できない、水分養分は微細な毛根から吸収しているのだが、この微細な毛根はちょっとした振動でちぎれてしまい、移植の際にちぎれて水分を吸収できずに枯れてしまう。これが移植できない理由。
栽培ポットで育てて根が回ってしまっている物は移植可能。
また本葉数枚の幼苗も周囲の土ごと掬い取れば移植できる。
ポピーの場合、秋蒔きした苗は12月ごろが植え替えの適期。
オリエンタルポピー(オニゲシ)はダリアのようなイモみたいな根っ子なので移植はできる。
株が大きくなってイモが増えたら株分けもできる。
質問2
ポピーが発育阻害をすると知りました。他の植物に悪影響がでないようにするためにも鉢栽培の方がよろしいでしょうか。というか鉢栽培でうまく育つのでしょうか。
回答
発育阻害はアレロパシーのことです。
これは同属や同種の植物を近くに寄せないために発育阻害物質を出すことです。
また食害を防ぐために虫の嫌がる物質を出す場合もアレロパシーと言います。
同じ場所や用土で同じ植物を経年栽培すると育ちが悪くなり、これを連作障害と言いますが、これもアレロパシーが一因です。
植木鉢で育てるのなら1鉢1株が良いでしょう。
庭の花壇で育てるのならアレロパシーは気にしなくて大丈夫です。
植木鉢なら毎年用土を全部取り換えた方が良いでしょう。
ポピーは植木鉢でも育てられます、鉢が小さければこじんまりと育ち、大きい鉢なら大株になります。
質問3
育て方マニュアルには肥料をやらない方が良い、とあるのですが。。。
回答
ポピーは割と肥料を欲しがる方ですよ。
荒れ地や山岳地帯が原産地なのでそう思われているのでしょうか?
水はけの良い用土に「たい肥」をたっぷりと混ぜ有機質の養分の多い用土を作ります。
たい肥は、腐葉土、バーク堆肥、発酵牛糞堆肥、などです。
私はこれに発酵鶏糞を少々、緩効性肥料を規定量、苦土石灰を少々加えます。
花の最盛期には液体肥料をガンガン与えています。
液体肥料を与えるとつぼみが次々とあがってきて、種もしっかりできるからです。
苦土石灰が多すぎるとアルカリ障害で葉が真っ黄色になります。
質問4
アメージンググレイを栽培したいのですが、初心者には難しいでしょうか?
回答
アメージンググレイは育てたことありませんが新作のシャーレ―ポピーのようですね。
品種改良の新作はおおむね発芽率が悪く、繊細で弱いです。
エンジェルクワイヤが新作で出たときに育てました。
たぶん、エンジェルクワイヤ系の改良種でしょう。
エンジェルクワイヤは、悲しくなるくらい地味な花でしたよ。
アメージンググレイも地味な花色ですね。
イングリッシュガーデン向きにシックな花色に改良したのでしょうが、華やかな花色が魅力だと思っているポピー好きにはちょっと「これじゃない」感があるますよ。
でも、これが気に入ったのでしたら初心貫徹じゃないでしょうか。
発芽率は50パーセントくらい、育て方は普通のシャーレ―ポピーでした。
画像はイギリスのThompson & Morgan(トンプソン&モーガン)社のサイトからPOPPY Amazing Grey