ポピーと薄荷とブルーエルフィンのブログ

ゆんやおブログ。ポピーと日本薄荷、そしてブルーエルフィンを中心にサボテンとかハイビスカスとかの栽培日記です。

白花月見草が咲いた

2023-05-31 12:31:17 | 待宵草
そもそも、月見草というのが白い花で、待宵草(マツヨイグサ)というのが黄色い花のはずでしたが、いつの間にかごちゃごちゃになって、なんでもかんでも月見草と呼ばれるようになった。
そこで月見草のファンは月見草のことを「白花月見草」あるいは「白花夜咲月見草」と呼ぶようになった。
この花は種を蒔いて2年目に花を咲かせる多年草
好日性種子なので深く蒔くと発芽しない。


白花月見草


こちらは待宵草(まつよいぐさ)

橘の葉が食われて丸坊主

2023-05-14 07:12:22 | 植物・その他
橘という木。
正式な和名はヤマトタチバナという。
柑橘類の栽培の盛んな日本であるが、実は日本で唯一、自生していた柑橘類は橘だけで後の物はすべて外国から来たもの。橘は2000年くらい前から実を食べていたらしい。
橙(だいだい)などのおいしい柑橘類が日本に入ってきたので橘栽培は廃れてしまい、しかも炭焼きの材料として自生の木が乱獲されてしまい絶滅寸前になってしまった。
木炭の最高級品は姥目樫(うばめがし)が材料の備長炭だが、橘は樫よりも硬いので橘の木炭は献上品クラスの超高級品だったわけなのですよ。
近年、奈良で復活プロジェクトが始動し、徐々にではあるが栽培も開始されたと聞いた。
実はこの橘は500円玉に描かれている。
500とデザインされた上下に竹、左右に橘が描かれているのだ。
苦労して苗を入手して3年目、若木は関東の寒さに弱いとの説明だったので冬は軒下で育てた。
閑話休題

私の大切な橘の若木が丸坊主になってしまった。
犯人はアゲハチョウの幼虫。
鳥の糞に擬態している若齢の幼虫。
大きくなると緑色になるがまだチビ
かわいそうだが捕殺した。

(イモムシ画像あり、閲覧注意)






7匹もいた。

埼玉の青ナスを求めてときがわ町へ

2023-05-13 21:43:36 | ナス
埼玉県のご当地野菜に「青ナス」がある。比企郡の山村でひっそりと明治の頃から栽培されていたという。

 「埼玉青大丸なす」というのが、ちゃんとした品種名。
10年位前から、ときがわ町の町おこしで栽培奨励されている。
栽培はいたって簡単。ほぼ放置で収穫できる。


JA埼玉中央 木のむら物産館 都幾川直売所








チェリーセージ ホットリップス

2023-05-09 10:38:00 | 植物・その他
なじみの園芸品店でおまけでもらった苗
花も葉も落ちボロボロの見切り品を「よかったらどれでもどうぞ」と言われ選んだのがこれ。
花が咲いてみたらチェリーセージ・ホットリップスだった。
常緑低木(多年草)
この花がなぜ「チェリーセージ」というのかというと、葉や花からサクランボの香りがするから。
丈夫なのでほぼ放置で育つ。
園芸初心者にお勧め。





ペチュニアさくらさくらはすごい4

2023-05-08 21:02:41 | 植物・その他
2018年にハルディン(Jardin)さんから試供品としてもらった宿根ペチュニア「さくらさくら」
冬は発泡スチロールの保温箱に植え替えて簡易ビニール温室で冬越しさせている。
5回冬を越してまた咲き始めた。
ピンチ(枝先を切り詰めて脇芽を増やすこと)を思いっきりしたのでもさもさになった。



ブルーエルフィン(ブルーウイング)の新芽

2023-05-08 05:39:49 | ブルーエルフィン
 ブルーエルフィン(青い妖精)、ブルーウイング(青い翼)と言うのは園芸業者で付けた流通名で、ちゃんとした名前は、クレロデンドルム・ウガンデンセ(Clerodendrum ugandense)と言う。

 英語名は、ブルーバタフライ(blue butterfly 青い蝶)と言う。
このブログの表題にもなっているのだが、記事にはあまり登場しない(反省)
栽培は容易なのだが、真冬が苦手なので冬が来る前にバッサリと剪定してビニール仮温室で冬越しさせゴールデンウィーク辺りに植え替えする。
 古い枯れた幹を切り落とし、古根を処分する。
この植物は成育旺盛で根詰まりしやすい。
たい肥をたっぷり漉き込んでやる。
管理はハイビスカスとだいたい同じ。



枯れた去年の幹を切り落とし、古根を取り除く。

洋ランのバンダが咲いたよ

2023-05-06 21:18:26 | 植物・その他
「パンダ」じゃないよ、「バンダ」だよ、ば・ん・だ。
贈答品では出回らないからけっこう知らない人も多いラン。
洋ランというけど東南アジア原産だからアジアランかな?

 樹にぶら下がっている着生ランで、空中に吊るして育てる。けっこう異形。
普通のランのように鉢植えすると腐って枯れてしまう、上から吊るしてぶらぶら育てる。







バンダの不思議として、「現地の根」と「日本の根」があること、
現地から輸入したばかりのバンダは黒いプラスチックの四角いバスケットにもしゃもしゃ根がまとめられている。輸入したては、根っ子はもしゃもしゃっとした根だけど、日本で育てていくうちに、もしゃ根は脱落していき棒のような根になる。
バスケットはもう無用の物。

トゲミゲシが満開

2023-05-05 16:38:58 | ポピー

トゲミゲシは外来種の雑草。

南ヨーロッパから北アフリカ辺りが原産地。

原産地でも雑草扱いらしい。

関西に多いと聞いたけど2016年に神戸の港の近くで一度だけ見かけただけで、見たこともないしSNSで写真が上がっているのを見た記憶もない。 もう外来種としては絶滅しているのではないかとも思う。

2016年に神戸で空き地に咲いていたので熟した実をひとつ、もいで来た。

アレロパシーがひどいので苗床にパラ蒔きすると全滅する。

我が家では庭のあちこちにこぼれ種で出現する。 アレロパシーと言うのは根から同種への成長を抑止する物質を放出することで野生種のケシ科ではよくあること。 それ以外は栽培は容易で放置で花が咲く。

花は小さい。500円玉くらい。

 

秋蒔きで、春~初夏咲きの1年草。


富良野のラベンダーを枯らさないちょっとしたコツ

2023-05-02 21:53:27 | 植物・その他

富良野のラベンダーが関東のホームセンターでも売っているようになった。

まだ誰もラベンダーを育てていなかった40年前に北海道から苗を無理言って譲ってもらいバイクで背中のリュックに載せてはるばるフェリーで持ち帰り、大切に育てた私から一言。

「富良野のラベンダーはまともにやっても枯らすよ。」

最近ではグロッソという関東地方でも育つ品種改良されたラベンダーが出ているのでそちらをお勧めする。

で、どうしても富良野のラベンダーじゃなきゃ嫌だ、自分はあえて難物に挑戦したいという変人ガーデナーのための講座。

まず、北海道富良野のラベンダーというのは「精油」を搾り取るために栽培されている農業用の品種の事ね、アングスティフォリア系ラベンダーという、でもアングスティフォリア系ラベンダーなどと呼ぶ人はいない、通称は「イングリッシュラベンダー」

低温にはめっぽう強いが、高温多湿、つまり蒸れるととたんに枯れてしまう。

花が終わって梅雨まで放置していると真っ黒になってそのままの姿で枯れてしまう。それがこの富良野ラベンダーの性質。

コンクリの照り返しや、雨の泥跳ねが葉に付くのも嫌う。

どうせならハンキングで吊るしても良い。

 

富良野ラベンダーは農業品種なので品種登録されている。

ラベンダー農林1号「ようてい」

ラベンダー農林2号「はなもいわ」

ラベンダー農林3号「こいむらさき(濃紫早咲)」

ラベンダー農林4号「おかむらさき」

現在も農業現行品種として栽培されているのは「こいむらさき」と「おかむらさき」

さて、ラベンダーというのはマーガレットと同じように2年目から木質化する、草だと思っていたのが木になるのだ。

木と言っても寿命は短く4年くらい、大切に育てて10年位。

4年過ぎると幹が老化して折れやすくなる。

用土

高山植物や山野草、サボテン・多肉植物に準ずる。

とにかく水はけの良い用土が好ましい。

ただし、水はたっぷり与える。

置き場所

風通しの良い日向、梅雨時は軒下

剪定

梅雨入り前に、バッサリと強剪定する

植え替え

根詰まりしたら植え替えする、根詰まりしてなければ植え替えする必要は無い。

もっさもさの「おかむらさき」

これは今年買った「おかむらさき」

 

「こいむらさき」

こいつは早咲き種なのでもう花が咲いている。